概要・あらすじ
バスケットボール部で安藤美里の好きな相手の本田は、いつも差し入れを沢山もらうモテ男。そのハードルの高さから、美里は自分の恋は成就しないと思っていた。しかし、ある日空から天使のアンジーが降ってきて、美里の恋を叶えてくれると言う。(エピソード「えんじぇる・まじっく」)
登場人物・キャラクター
安藤 美里 (あんどう みさと)
エピソード「えんじぇる・まじっく」に登場する。調理部の女子生徒。本田が好きで、いつもこっそり差し入れをしている。愛読書から好きなジーンズの銘柄まで、本田のことは詳しく知っている。差し入れをする時も彼の好みやその時の雰囲気に合わせた差し入れをするように心がけている。
小沢 幸 (おざわ みゆき)
エピソード「一瞬の中のあいつ」に登場する。バスケットボール部のマネージャーを務める女子生徒。バスケットボール部の朝練で見た左手のシュートの練習を大友だと思い込み、憧れている。大友が岡野と付き合っているという噂を聞いて若干気落ちするも、のちにそれがウソだったと分かり安堵する。大友に憧れているが、同学年の青山のことも気になっている。
成田 朋予 (なりた ともよ)
エピソード「ステキにKISSして」に登場する。ちょっと引っ込み思案なところがあり、誰に対しても強く出ることができない女子生徒。渡井と席が近くなってすぐの頃は怖がっていたが、サボると思われていた球技大会に真剣に取り組む渡井の姿に惹かれていく。手芸が得意で、よく自分用の小物などを作って使っている。
夕海 (ゆうみ)
エピソード「少女の童話」に登場する。読書が好きな女子生徒。体が弱く日光に当たるとすぐに日焼けしてしまったり、貧血を起こすため、夏場は帽子が欠かせない。早川一頼を親友と公言し彼にもそう思われているが、本当は夕海は彼のことが好き。しかし、一頼の彼女である中台美湖との友情から、その想いを口に出せないでいる。
河井 佳代 (かわい かよ)
エピソード「あじさい色のシーン」に登場する。人に話しかけるのが苦手な女子生徒。いざ話しかけようとしても、ついためらってしまって言葉を口に出せない。話しかけるきっかけなんか簡単にできると太田直人に言われたことで、少し心に余裕を持ち、これがきっかけで少しずつクラスメイトとも話せるようになっていく。
太田 直人 (おおた なおと)
エピソード「あじさい色のシーン」に登場する。河井佳代のことをずっと見ていた男子生徒。彼女の本質に気づいていて、クラスメイトが佳代のうわさ話をしている時に、「ほんとに自分の思っていることすなおにいえないだけなんじゃないか」と意見した。
本田 (ほんだ)
エピソード「えんじぇる・まじっく」に登場する。安藤美里が好意を寄せているバスケットボール部の男子生徒。愛読書は「B・B(バスケットボール)マガジン」で、リーバイスの501ジーンズが好き。差し入れを沢山もらうほど女子から人気があり、差し入れの多さに困っている。
アンジー
エピソード「えんじぇる・まじっく」に登場する。安藤美里の前に現れた天使。3枚の羽を使って美里の恋を叶えようとしてくれる。美里の恋を叶えるために、「天野安寿」として学校に入り込み、羽を使って美里と本田の距離を近づけようと奔走する。天使であるため恋というものをよく理解していないが、美里の恋が叶うようにと願っている。
大友 (おおとも)
エピソード「一瞬の中のあいつ」に登場する。小沢幸が憧れているバスケットボール部の先輩の男子生徒。バスケットボールがとても上手で、優しい顔立ちとバスケットボールに真摯に打ち込む姿に、女子たちは憧れている。幸もその1人。
青山 (あおやま)
エピソード「一瞬の中のあいつ」に登場する。小沢幸とは腐れ縁のバスケットボール部員の男子生徒。幸に対して辛口なところがあるが、腐れ縁ゆえに幸のことを気にかけてもいる。実は幸が大友に憧れるきっかけになった、左手のシュートの練習をしていた本人。
岡野 (おかの)
エピソード「一瞬の中のあいつ」に登場する。大友の彼女と間違われた女子生徒。大友と同学年で、彼のことが好きだが、実際に付き合ってはいない。穏やかで優しい性格で、声を張り上げて試合中に応援することが苦手。大友のことも試合中に応援したいと思ってはいたが、なかなかそれができずにいたところを、小沢幸に引っ張られる形で応援できるようになった。
渡井 (わたらい)
エピソード「ステキにKISSして」に登場する。周囲にはガラが悪いと思われている男子生徒。実際は真剣に物事に取り組む姿を周囲に見せないため、誤解されている。中学2年生の時に付き合っていた女子とキスまでいったが、「ムードのない人!」と言われ破局を迎えている。感情任せに行動する一面がある。
相沢 (あいさわ)
エピソード「ステキにKISSして」に登場する。渡井の友達の、調子が良くノリの軽い男子生徒。席替えした際に、渡井とともに成田朋予の席の近くになり、すぐに朋予に声をかけた。朋予のことを純情そうで可愛いと思い、朋予と付き合うために仲介を渡井に頼んだ。
早川 一頼 (はやかわ かずより)
エピソード「少女の童話」に登場する。中台美湖と付き合っている男子生徒。夕海とは親友で、時に美湖より夕海を大事にすることがある。鈍感な部分があるため、それに対して夕海が複雑な思いを抱えていることに気づいていない。夕海は大事だが、それでも彼女は美湖だと考えている。
中台 美湖 (なかだい みこ)
エピソード「少女の童話」に登場する。早川一頼と付き合っている女子生徒。快活で水泳が得意。その姿はまるで人魚のようだと夕海に評されている。ちょっと地黒なことを気にしている。いつも一頼が夕海のことを気にかけているのを、もやもやした気持ちで見ている。
その他キーワード
天使の羽 (てんしのはね)
エピソード「えんじぇる・まじっく」に登場する。アンジーの持つ3枚の羽。それぞれが意味を持っていて、1枚目は「ささいな切っ掛け」、2枚目は「せいいっぱいの努力」、3枚目は「たったひとつの勇気」となっている。これらの羽を用いてアンジーは安藤美里の恋を手助けする。