おかめはちもく

おかめはちもく

当事者よりも、第三者の方が冷静に物事を見ることができるという意味の岡目八目。同じように、傍から見たらアホらしい夫婦の悩みや揉め事を、皮肉をこめて描いたエッセイ風漫画。

正式名称
おかめはちもく
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
白泉社文庫(白泉社)
巻数
全1巻
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概要・あらすじ

普通のサラリーマンを夫に持つ専業主婦安西まちこは、毎日同じことを繰り返す日常に、退屈で欲求不満な日々を送っている。未婚の友達にいい縁談話がくれば焦り、素敵な男を見れば「早まったかな…」と結婚を後悔。そんなまちこも、気が付けば普通の井戸端主婦への道をまっしぐらで、夫のことを言えたもんじゃない。そんなある日、義理の母との同居が決まり、まちこの日常は退屈とは程遠い、ハプニングだらけの騒々しいものになっていくのだった。

登場人物・キャラクター

安西 まちこ (あんざい まちこ)

20代後半の専業主婦。夫靖夫とは、1年の交際を経て現在結婚3年目。外で働くより家事が向いていると自覚しながらも、毎日続く同じような日常に退屈を感じている。唯一の楽しみは近所の奥さんたちとの井戸端会議。スキャンダルが大好きで好奇心も旺盛、たまにそそっかしくてドジな一面も見せる。いい男を見ればテンションが上がり、知り合いが自分より各上の男付き合えばショックを受ける。 外見も収入もいたって普通の夫に物足りなさを感じているが、なんだかんだで愛情は深く、夫婦生活は良好。

安西 靖夫 (あんざい やすお)

主人公安西まちこの夫。まちことは交際1年を経てゴールインし、現在結婚生活3年目。自分では認めていないが完全なる恐妻家で、いつもまちこの機嫌を伺っている。夫の威厳なんてものは持っていず、いたって普通な外見や収入を散々まちこに指摘され、まちこの機嫌が悪い時には八つ当たりをされる。 たまに口ごたえもするが、結局言い負かされてしまい、会社で同僚に愚痴るのが精いっぱい。まちこや会社の女性社員を見ながら、常に女という生き物の理解に苦しんでいる。基本的にお人よしで平和主義。

お義母さん

水戸に住む靖夫の母。長男夫婦と同居しているが、家の新築に伴いまちこたちのアパートでしばらく預かることになった。75歳とは思えないほど元気で悪知恵がよく働く。長男の嫁加代子の愚痴を散々まちこに言ったかと思えば、こんどはまちこにこき使われているという噂をアパート中に言いふらすなど、とんでもない性格。 普段からいい男に目がなく、孫のみどりがハンサムな男性に好意を寄せられていると知れば、まちこと協力して邪魔しようとした。

(はは)

主人公安西まちこの実母。娘のまちことは友達のような関係で、いつもくだらない世間話で盛り上がっている。まちこが身体を壊すと家事を手伝いにきてくれたり、夫婦の悩みを聞いてあげたりと普段から優しくて頼れる母親だが、靖夫の浮気相手扮してまちこに電話するなど、イタズラ好きでおちゃめな面もある。 昔がたきで頑固な夫とはよく言い合いになるが、基本は本人が権力を握っている。

(ちち)

主人公安西まちこの実父。頑固で昔がたきな性格なため、嫁入りしたまちこが頻繁に実家に帰ってくる度に説教をする。まちこにはいつも厳しいが、妻の前だと頭が上がらない恐妻家。

加代子 (かよこ)

主人公安西まちこの義姉で、靖夫の兄の嫁に当たる。同居している姑の腹黒さにはいつも迷惑を被っており、同じ嫁の立場であるまちこに愚痴を言っては発散させている。夫が29年間給料をごまかして渡していた事を知ってしまい、家出してまちこの家に来る。それを機に自立しようと思い、耳よりなヌードモデルや風俗でのバイトをほのめかし、まちこに必死で止められてしまう。 普段はほんわかして上品だが、たまに突拍子のない事を言ったりまちこの悪知恵に乗ったりする。

時枝 (ときえ)

主人公安西まちこの姪で、加代子の娘。お見合い結婚した夫の事を過大評価しており、まちこが結婚生活の愚痴を言うのと対照に、常にのろけている。太っているため、常に様々なダイエットに挑戦している。母加代子と祖母、まちこの4人で、よく女子会をしている。

みどり

主人公安西まちこの姪。北海道札幌に住む、靖夫の兄の娘。現在大学4年生だが、親にお見合い結婚をしつこく押された事で嫌気がさし、大学を休んで水戸の安西の実家で世話になっている。靖夫の会社にあいさつに行った際、部長の甥柳原に一目惚れされる。靖夫の計らいで柳原と引き合わされ交際をスタートしようとするが、まちこや時枝、祖母に邪魔されてしまう。 結局柳原の几帳面すぎる一面をみてしまい、交際を諦めた。

柳原 (やなぎはら)

みどりに一目惚れした人物。靖夫の部長の甥で、海外で貿易関係の仕事をしている。日本に帰国した時、叔父の会社で偶然みどりをみかけ一目惚れし、靖夫に取り持つようお願いしてくる。外見は完璧で人当りもいいが、異常に潔癖で几帳面すぎるためみどりにはフラれてしまった。

お義兄さん (おにいさん)

靖夫の兄。安西家の長男で水戸の実家に住む。29年間、給料をごまかしていたのが妻の加代子にバレてしまい、それ以降ずっと根に持たれることになった。

お隣の奥さん (おとなりのおくさん)

安西夫婦の隣に引っ越してきたばかりの若い新妻。旦那が連絡なしに遅く帰ってくるのに腹を立て、毎晩夫婦喧嘩を始める。安西家に聞こえてくるケンカの内容からは、かなり束縛の激しい女性に思われるが、実は夫が会社で働いている間に不倫相手を家に上げるなど自分はやりたい放題。この事はやがてまちこの義母に知られ、夫にバラされてしまった。

お隣の旦那 (おとなりのだんな)

安西夫婦の隣に引っ越してきたばかりの新夫。帰りが遅いことで妻にいつも怒鳴られ、ケンカの時に別れ話を持ち出されたら決まって号泣してしまう。いつも妻に浮気を疑われているが、実は妻の方が浮気しているとまちこの義母から聞いてしまう。

化粧品のセールスマン (けしょうひんのせーるすまん)

隣の奥さんの不倫相手。F化粧品のセールスマン。不倫相手の家に行った時にまちこの義母に捕まってしまい、長話をさせられる。不倫関係にある隣の奥さんとは従妹同志という事で通っていたが、まちこやまちこの義母にまんまと見抜かれてしまう。

奥さん (おくさん)

主人公安西まちこがもっとも仲のいい主婦友達。まちことはいつもくだらない井戸端会議で盛り上がるだけでなく、節約術を教えたり夕ご飯の差し入れをいたりと頼りにもなる存在。まちこの家に同居中の義母がアパート中にまちこの悪い噂を流している時などは、こっそりと知らせてあげるな、絆も深い。

木村の奥さん (きむらのおくさん)

主人公安西まちこと同じアパートに住む主婦。旦那がアパート中の女性に美人のランク付けをしているとまちこに伝え、その中でもまちこは下の方であると悪気もなく言うような無神経な性格。小さな娘がいる。

靖夫の同僚 (やすおのどうりょう)

靖夫が会社でまちこの愚痴を言うたびに、新聞で読んだ結婚生活の教訓や、男女の考え方の違いなどを面白ろ可笑しく語り、男たちからの熱い共感を得ている。自分も妻には頭が上がらない。

城野

靖夫の会社に入った新入女子社員。かわいくて気が利くので、男性社員からのウケがいい。しかし、その分他の女性社員からは嫉妬され、遊び人でぶりっ子だと言いふらされている。本人も、靖夫たちが他の女性社員を誉めるとすかさずその友達の悪口を被せてくるという腹黒い部分も持つ。

書誌情報

おかめはちもく 全1巻 白泉社〈白泉社文庫〉 完結

第1巻

(2003年9月発行、 978-4592885191)

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