おとなの防具屋さん

職を求めて田舎の村から町に出てきた純朴な青年カウツは、セクシーなエロ装備に並々ならぬ情熱を注ぐ防具店の店主ナーデンのもとで働くことになった。エロ装備を通して同じ店員のリリエッタや常連客の女性たちと交流を深めていく、女性に免疫のないカウツの姿を描いたファンタジーお色気装備コメディ。4コマ漫画のコマ割りだが、物語は通常のストーリー漫画の体裁で進む。またコミックス各巻には、作中に登場したエロ装備をはじめとする各種アイテムやモンスターなどをイラストで紹介する「Armor shop for ladies & gentlemen WORLD GUIDE」も収録されている。「GANMA!」で2017年9月15日より配信の作品。

正式名称
おとなの防具屋さん
ふりがな
おとなのぼうぐやさん
作者
ジャンル
ファンタジー
 
下ネタ
レーベル
アース・スターコミックス(アース・スターエンターテイメント)
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

第1巻

職を求めて田舎の村から町に出てきたカウツは、店員募集の張り紙が張られたとある店の前で足を止めた。ひとまず店の様子を見てみようと扉を開けたところで、カウツはセクシーな衣装を着た女性が、足元にうずくまった一人の男性と何やらいかがわしい行為をしている場面に遭遇する。カウツは恐る恐る、店内でそのような行為をするのはいかがなものかと指摘するが、実は男性のナーデンはこの防具屋の店主であり、女性店員のリリエッタに商品を試着させ、その様子を確認していただけであった。そうと知って落ち着きを取り戻し、周囲を見渡したカウツは、店の中には先ほどリリエッタが着ていたような、エロい装備品ばかりが陳列されていることに気づく。動揺するカウツにナーデンは、自分はすべての女性冒険者にエロ装備を身につけてもらうために防具屋を営んでいるのだと、低音の美声で力強く言い放つ。そんな話を進めるうちにカウツは、この防具屋の経営が思わしくないこと、そしてナーデンとリリエッタが、とんでもないどんぶり勘定で店を経営していることを知るのだった。あまりの惨状にめまいを覚えたカウツは、つい、これからは自分が金の管理をすると口走ってしまう。さすがに不審人物過ぎるとカウツは先ほどの発言を後悔するが、その言葉を聞いたナーデンは、ありがたい申し出だとカウツを雇うことを決定する。(#1「ようこそ防具屋へ」。ほか、15エピソード収録)

第2巻

防具屋を正常に営業していくため、カウツは店で扱うエロ装備の値上げを断行した。急に値が上がったことで店を去る女性客、そんな客に追いすがるナーデンをどうにかなだめながらカウツが営業を続けていたところ、かつて彼の目の前で、初めてエロ装備を購入した女性客がやって来る。当時、エロ装備の露出度の高さに恥ずかしさを覚えていた彼女は、現在は開放的になってエロ装備を着こなしており、その変化にカウツは驚愕する。聞けば彼女は、以前購入したエロ装備のおかげで非常に狩りがはかどったため、新たに回避率を高めてくれるエロ装備が欲しくて店を訪れたのだという。そんな彼女にカウツは商品の値段が上がってしまったことを詫びるが、彼女は安すぎてもそれはそれで不信感を覚えると語って正規の値段で新しいエロ装備を購入し、「また来るね」と言い残して店を去る。値段が高くなっても、わかる人はわかってくれるのだと手ごたえを感じたカウツは、こうして儲けたお金でまた新しいエロ装備を仕入れて、客に喜んでもらおうとナーデンに告げる。それを聞いたナーデンは晴れやかな顔で、なんてすばらしいサイクルなのかと、カウツのことを褒めたたえるのだった。(#17「値上げはじめました」。ほか、17エピソード収録)

メディアミックス

TVアニメ

2018年10月から12月にかけて、本作『おとなの防具屋さん』のTVアニメ版『おとなの防具屋さん』が、TOKYO MX、BS11で放送された。全12話。制作はIMAGICA Lab.、監督・絵コンテは山元隼一、脚本はどめしが担当した。カウツを石井マーク、リリエッタを東山奈央、ナーデンを櫻井孝宏、フレアリカを小松未可子が演じている。

関連作品

アニメ

本作『おとなの防具屋さん』の関連作品として、アニメ『おとなの防具屋さん(裏面)』がある。こちらはdアニメストアで配信のオリジナル作品で、カウツたちが時空を超え、吉開かんじの『リセット・ゲーム』の世界で冒険を繰り広げる姿が描かれているほか、洋介犬の『外れたみんなの頭のネジ』のキャラクターも登場するコラボレーションアニメとなっている。全3話。制作はIMAGICA Lab.、監督・絵コンテは山元隼一、脚本はどめしが担当した。カウツを石井マーク、リリエッタを東山奈央、ナーデンを櫻井孝宏、フレアリカを小松未可子が演じている。

登場人物・キャラクター

カウツ

ナーデンの営む防具屋で働く青年で、年齢は19歳。身長174センチ、血液型はA型、誕生日は1月3日。フルネームは「カウツ・ラート(Kautz=Rath)」。茶髪を外はねショートヘアにした純朴な人物で、職を探して田舎の村から出てきたところで店員募集の張り紙を見て、ナーデンの店で働くこととなった。店のスタッフの中では常識人ポジションで、ナーデンやリリエッタへのツッコミ役を担うほか、自分の性的欲求を満たすため、何かとむちゃをして赤字を積み重ねていくナーデンのストッパー役も務めており、気苦労が絶えない。田舎の村には若い女性がほとんどいなかったことから異性に対する免疫がまったくなく、優しくかわいらしいリリエッタの天然な言動や、小悪魔チックなフレアリカのからかいに弱く、すぐに鼻血を吹いて昏倒しがち。冒険に出る際には、けやきのぼうを武器として携行するが、戦いは不得手であまり役に立たない。ただし、田舎の出ということから蛇や虫の対処には手慣れており、これらを苦手とする女性陣に頼りにされている。ちなみに田舎の村では宿屋で働いていたが、性質の悪い取り引き先が難癖をつけてきた際に、相手を納得させるために、まったく悪くないカウツが責任を取る形で宿屋を辞めたという経緯がある。能力値は、6段階評価でHPが4、ATKが1、STRが2、SPDが2、DEXが3、MAGが0。

リリエッタ

ナーデンの営む防具屋で働く女性で、年齢は18歳。身長158センチ、血液型はO型、誕生日は3月3日。フルネームは「リリエッタ・クレーベル(Lilyetta=Kleebell)」で、ナーデンには「リリィ」と呼ばれている。ロングヘアでスタイルがよく、おっとりとした性格の美人。もともとは祖母と店を営んでいたが、祖母が亡くなって以来経営が悪化して廃業し、ナーデンの店に迎えられたという経緯がある。そのためナーデンには恩を感じており、彼の店への愛着も強い。極度の天然で人を疑うことを知らず、ナーデンが新たにエロ装備を仕入れた際は、必ず試着を求められている。ちなみに、リリエッタ自身はエロ装備をかわいいと気に入っており、それほど恥ずかしがる様子も見せない。それは、「セクシーさは時に女の子の武器になる」という持論による。なお、極端な怪力の持ち主で、ふだんはその力を抑えるために魔力のこもった手袋を身につけているが、その状態でもクルミ程度なら簡単ににぎりつぶすことができる。また、冒険に出る際には巨大な金属製の盾を軽々と携行し、騎士並みの防御力を発揮するほか、その盾を使って相手を叩き潰す戦い方を得意とする。能力値は、6段階評価でHPが1、ATKが4、STRが限界値超えの6オーバー(計測不能)、SPDが2、DEXが2、MAGが1。

ナーデン

防具屋を営む青年で、年齢は29歳。身長181センチ。血液型はAB型、誕生日は12月1日。フルネームは「ナーデン・ランドール(Naden=Randole)」。黒髪ショートヘアのイケメンで、右目に眼帯をしている。これはかつて、とある魔女から「精霊のドレス」という装備品をゆずり受ける際、代償として右目の視力を失ったことによる。その憂いを帯びた表情と低音の美声にごまかされがちだが、女性客に露出度の高いエロ装備を身につけてもらうためであれば、仕入れ値を大幅に下回る価格で売ることもまったくためらわない、思春期の少年のような人物。ただし、その本質は天然なお人よしそのもので、興味の主体はあくまでエロ装備であり、それ以上の下劣な下心は持っていない。エロ装備を身につけていない女性には興味がないと公言し、その外見に加えて対応も紳士的なため、冒険者の女性客たちからは、いい商品を安く売ってくれると評判が高い。反面、エロ装備を身につけている女性に対してはその変態ぶりを隠そうともしないため、不審がられることが多い。ちなみに、防具たるもの相応の防御力や特殊効果を有しているべきというこだわりを持っており、店に出す商品は厳選を重ねたものとなっている。その選定に漏れたものはコレクションのように自室に飾っているが、結局のところそれらは防具というよりもただのエロい下着である。リリエッタやフレアリカはこの部屋のことを知っており、彼女たちには時折これらの下着をゆずってあげている。なお、人間にしては高い魔力の持ち主で、エロ装備が秘める魔法効果に耐性を持ち、その魔力はもっぱら武器、防具の強化とエロ装備の探知に役立てられている。一方で攻撃魔法を使うことはできず、戦う際には木製のパチンコを敵の至近距離から撃ち込む戦法を採る。ちなみに、エロ装備の販売で大赤字を出しながら店を維持できているのは、武器や防具の強化によって高収入を得ていることが理由だが、ナーデン自身はエロ装備以外の装備品には興味がないため、基本的にこれらの仕事はしたくないと考えている。能力値は、6段階評価でHPが2、ATKが3、STRが2、SPDが2、DEXが2、MAGが4。

フレアリカ

ナーデンの営む防具屋の常連客の女性で、職業は剣士。年齢は20歳。身長167センチ、血液型はB型、誕生日は8月19日。フルネームは「フレアリカ・トリア(Flarelica=Tria)」で、ナーデンやリリエッタには「フレア」と呼ばれている。長い髪をポニーテールにした、スタイル抜群の美女。少々テンションが高くいたずら好きなSっ気の強いところがある。「セクシーは男の子を殺す女の子の武器」という持論を持ち、その豊満な胸と、それを強調した衣装を武器に、女性に免疫のないカウツをからかって楽しんでいる。ちなみに、剣士としてはナーデンたちの暮らす町ではそこそこ名の知られた実力者で、「超絶烈火のビューティブレイヴフレアリカ」の異名を持つ。旅に出てなかなか帰ってこない姉がおり、フレアリカが余裕のある女を演じているのも、実は彼女に近づきたいがためである。能力値は、6段階評価でHPが5、ATKが5、STRが5、SPDが4、DEXが4、MAGが0。

セラス

ナーデンたちが暮らす町の北にある森近くの関所に勤めるエルフの兵士で、職業はルーンフェンサー。身長164センチ、誕生日は9月13日。フルネームは「セラス・エオルス(Selas=Aeols)」。ナーデンとは15年来の知り合いで、「セラ」と呼ばれている。また、エルフということもあって非常に長寿で、ナーデンと知り合った頃から、容姿はいっさい変化していない。どこからどう見ても金髪セミロングヘアのスレンダーな美女であり、カウツも裸を見るまで疑いもしなかったが、実際は男性。セラス自身も自分が女性とまちがえられがちなことは自覚し、気にしている。一方で、その美貌からナーデンにエロ装備を使った女装を求められることが多く、表面的には嫌がるそぶりを見せ、妙な気分になるのが怖いと言いながらも、まんざらでもなく思っている。気位が高くぶっきらぼうなところがあるために怖い人物だと思われがちだが、実際は心優しく、ナーデンのことは初めてできた人間の友人として大切にしている。また、ナーデンの特異なところも把握しており、彼の周囲にいるカウルをはじめとした人々のことも心配し、気にかけている。能力値は、6段階評価でHPが3、ATKが4、STRが2、SPDが5、DEXが5、MAGが限界値越えの6オーバー(計測不能)。

ミィナ

ナーデンの営む防具屋の常連客の少女で、職業は魔法使い。金髪縦ロールで黒いとんがり帽子に黒マントといういで立ちで、どこかぼーっとした表情をしており、お嬢様口調で話す。凹凸のない幼児体型だが、マントの下には非常に露出度の高いエロ装備を身につけており、「下着ではなく防具だから見られても大丈夫」と言いながら、チラ見せしてその羞恥心を楽しんでいるドM。のちに、リリエッタが呪いの装備「コール・ミー・クィーン」に魅入られてしまった際には、新たに緊縛の快感にも目覚める。胸の大きいリリエッタやフレアリカのことをうらやましがっている一方で、自分の体型をいかにエロく見せるかの研究に余念がなく、エロ装備を身につけた自分の姿を素直にセクシーだと評してくれるナーデンとは非常に気が合い、彼のことを憎からず思っている。魔法使いとしての能力は高く、フレアリカと組んで仕事に臨むことも多い。その実力から、「絶対零度のエレガント・マッド魔法使い」の異名を持つ。

モクク

カウツの相棒で、ラビッタ族という手のひらサイズのウサギのような姿をした生き物。カウツとは5年の付き合いになるが、ほかのラビッタ族にまぎれてしまうと見分けがつかなくなるため、カウツお手製の前掛けを身につけている。何かを伝えたいときには「キュー」と鳴く。

おやっさん

カウツが田舎の村にいた頃に働いていた宿屋の主人。オールバックにした白髪頭を後ろで一つに結び、立派な口ひげを生やした初老の男性。たまたま町を訪れた際に、カウツと再会した。かつて、客の理不尽な言いがかりによって宿屋を辞めることになったカウツのことを心配しており、同時に自らの身を挺して宿屋を守ってくれたカウツには感謝の念を抱いている。快活な性格で何かとボケたがる性質ということもあり、カウツのツッコミ気質はおやっさんを相手に磨かれた節がある。

その他キーワード

エロ装備

露出度が高かったり透けていたりと、見た目がエロい各種の装備品。隠す面積の少なさや、薄い布で作られていることから防具に宿る魔力が高く、相手を魅了したりと、特殊な効果を発揮しやすいという特徴がある。ナーデンが営む防具屋で取り扱っている商品は、ほとんどをこれらエロ装備が占めている。その性質から本来は高価なもので、エロ装備を身につけている女性は装備品の知識にも長けた相応の実力の持ち主とされ、冒険者間では一目置かれる傾向にある。ちなみに胸のサイズなど、ある程度は装着者の体にフィットするようにエロ装備の方で補正してくれるという不思議な特徴があるが、限度を超えたサイズ差は補正しきれない。エロ装備は、その露出度の高さからスタイルのいい女性向けのものがほとんどということもあり、幼児体型のミィナは自分に合うエロ装備を探すのに難儀している。ちなみに効果には個人差があるものの、その開放感から新たな技を閃いたりと、装着者に副次的な効果をもたらすこともある。

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