概要・あらすじ
たたりがあると言われている、工場の4番目の煙突と、お金のためにその煙突に上る貧しい煙突掃除夫の心理とその結末を描いた作品。
登場人物・キャラクター
煙突掃除夫 (えんとつそうじふ)
長雨で稼ぎが無く困っている。子供の病気でお金が必要となり、賞金が懸けられたお化け煙突に上る。
ケン坊 (けんぼう)
『おばけ煙突』の登場人物で、主人公の煙突掃除夫の息子。雨の日に外に飛び出し、風邪をひき高熱を出す。
煙突掃除夫の妻 (えんとつそうじふのつま)
『おばけ煙突』の登場人物で、主人公の煙突掃除夫の妻。封筒貼りの内職をしている。
源 (げん)
賞金目当てで雨の日におばけ煙突に登り、命を失ってしまう。
場所
おばけ煙突 (おばけえんとつ)
火力発電所の四番目の煙突。建設時、二回も崩れ落ち、9人の工夫が亡くなった。また、掃除をしようと登った3人が墜落ししており、たたりがあると言われる。掃除したものには一万円の賞金が出る。