雪野郎

雪野郎

極限状態に置かれた者が見る幻覚の本質をテーマに物語が展開する山岳ミステリー作品。親友ながらライバル関係にある2人の青年の深層心理が雪山をバックに描かれ、同時に自然動物の生態系を破壊し続ける人類への警鐘を盛り込んだ社会性の強いストーリーとなっている。「週刊少年チャンピオン」1969年12月3日号に掲載された作品で、手塚治虫漫画全集の『ザ・クレーター』第1巻に収録されている。

正式名称
雪野郎
作者
ジャンル
心理劇
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概要・あらすじ

全日本スキー選手権で毎年優勝を争うライバル同士の奥野隆一佐々木は、練習を兼ねた腕比べで山奥のスキー場に出かける。そこで2人は霧深い雪山のなか、突如出現した猛スピードで走行する謎の大型トラックに追いかけられる。その結果、奥野は負傷して猛吹雪の雪山にたった一人で取り残されてしまう。

登場人物・キャラクター

奥野 隆一

スキーヤーの青年。友人でライバルの佐々木とは、全日本選手権での優勝を毎年競い合っている。佐々木に対しては憎しみと親しみの相反する感情を抱いている。雪山で佐々木と練習を兼ねたスキー対決をしていた際、慄然とする現象に遭遇することとなる。

佐々木

奥野隆一のライバルで、全日本選手権での優勝を競い合うスキーヤーの青年。奥野とは毎年試合前に雪山のロッジを訪れ、一緒に練習する親友でもある。雪山での練習中に不可思議な現象に遭遇し、奥野とはぐれてしまう。

エゾシカ

ニホンジカの亜種。シカ科シカ属に分類され、北海道の全域に生息している。体長は140~180センチで、体重は大型の個体で170キロに達する。作中では、人間による自然破壊の象徴的動物として描かれ、市街地の幹線道路を横切ろうとした際に、走行する自動車にはねられる。

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