概要・あらすじ
バブル全盛期、一流企業である丸の内商事に勤務する白井麻子は、仕事よりも遊びを優先させる破天荒な腰掛けOL。そんな彼女の予想外な行動に、周囲はいつも困惑するばかり。しかし、麻子は周りの心配を余所に今日も己の道を突き進むのだった。
登場人物・キャラクター
白井 麻子 (しらい あさこ)
初登場時23歳。丸の内に本社を構える一流企業・丸の内商事に勤める腰掛けOL。仕事をほとんどせず、遊ぶことばかり考えている問題児であり、「アフターファイブの女帝」の異名すら持つ破天荒な性格の持ち主。しかし、一度は大口の契約を取り付けたこともあるため、会社にとっては必要な存在。様々な問題に巻き込まれ、また自分から騒動を起こしていくも、持ち前の行動力と強引さでうまくまとめてしまう。 物語中盤からはニューヨーク支部に派遣されるが、行動や性格は変わらずに、騒動を巻き起こしていく。
野々村 謙三 (ののむら けんぞう)
丸の内商事本社に勤務する初老の男性であり、白井麻子の上司。役職は部長。仕事をろくにせず、問題を多発させる麻子に手を焼きつつも、気に入っている様子。女たらしで金遣いの荒い息子にも非常に甘い。
岡村 なよ子 (おかむら なよこ)
丸の内商事本社に勤めるOLで、白井麻子の先輩。自由な振る舞いが目立つ麻子に口うるさいが、性根は心優しい女性。結婚適齢期を逃しつつあるのが目下の悩み。
山田部長 (やまだぶちょう)
丸の内商事ニューヨーク支部に勤める男性であり、ニューヨークに派遣された白井麻子の上司。東京本社の野々村謙三と容姿が酷似しており、麻子に振り回される所も同様。
ヒロミ・本田 (ひろみ・ほんだ)
丸の内商事ニューヨーク支部で働く女性社員。白井麻子がニューヨーク支部へと派遣されてからの同僚。日本語と英語を使えるため、バイリンガルとギャルをかけてバイリンギャルと麻子から紹介される。当初は我の強い麻子に度々反発していたが、徐々に彼女のペースに飲みこまれていく。
シズ子 (しずこ)
ニューヨーク在住の白井麻子の友人。静岡出身であり、かなりなまりの強い静岡弁で話す。器量が良いとは言えないが、ニューヨーカーたちからはよくモテる。
ジェニー
白井麻子の友人のアメリカ人。豊かなブロンドの髪の毛と均整のとれたプロポーションを持つ美女。恋愛に関してはかなりの肉食系であり、省エネルギーであるという理由から日本人男性を狙っている。元看護師という経歴がある。
白井 薫子 (しらい かおるこ)
白井麻子の妹で、現役の女子高生。麻子に似て自分勝手で気が強い性格であり、ナンパに来た大学生を返り討ちにすることも。麻子のことは姉として尊敬している。親に金をせびるなど親泣かせな所もあるが、母親のためにエプロンを縫うなど親思いな一面もある。
白井 玉代 (しらい たまよ)
白井麻子の母親。自分勝手な麻子と、不良になってしまった薫子姉妹のせいで気苦労が絶えず、ノイローゼ気味。
集団・組織
丸の内商事 (まるのうちしょうじ)
『お嬢だん』に登場する会社。白井麻子らが勤務する、東京に本社を構える一流企業であり、ニューヨークに支部を設けるなど規模も大きい。麻子が所属する営業部では、彼女のために気苦労が絶えない。