かわれて候。

かわれて候。

那須美術大学に通う高屋が引っ越した一軒家には、すでに先客がいた。マイペースで部屋が汚い絵本作家の月嶋夜子との共同生活は、日々いがみ合う事の連続となる。可愛い猫のこつぶを緩衝材に、恋に仕事に勉強に奮闘する、奇妙な共同生活を描く日常系漫画。「LINEマンガ」で連載された作品。

正式名称
かわれて候。
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
アクションコミックス(双葉社)
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あらすじ

第1巻

那須美術大学に通う高屋は、就職が決まって海外の社員寮へ引っ越す事になった大学の先輩、タラさんに、家賃タダで自分の住んでいる一軒家に引っ越して来ないかと持ち掛けられる。家賃タダの条件は、タラさんの愛猫、こつぶの世話をするのみと知った高屋は、その話に飛びつく。時間や服装など、さまざまな事にルーズなタラさんに不安を覚えつつ、いざ引っ越した一軒家には、先客の月嶋夜子がいた。料理上手、片付け上手な高屋と、部屋が汚くても気にならないずぼらな夜子。真逆な2人は、いがみ合いながらも共同生活をスタートさせる。そんなある日、鳥箱出版の編集者、伊庭七郎の来訪で、夜子が有名な絵本作家「佐渡夜子」である事が明らかになる。そして高屋は、仕事に苦悩する夜子の弱い一面を知って動揺し、同時に旧知の仲らしい夜子と七郎の距離の近さを面白くなく感じている自分に気づく。そしてそんな高屋の思いを知った横山万咲もまた、彼への恋心を自覚し、苦悩するのだった。

登場人物・キャラクター

高屋

那須美術大学ビジュアルデザイン科に在籍する2年生の男子。大学の先輩であるタラさんの紹介で、彼の一軒家にタダで居候する事となった。そのタダで住める条件とは、タラさんの愛猫、こつぶの世話をする事。ちなみに高屋本人は、猫よりも犬が好き。高屋がタラさんの家を訪れると、すでにそこには月嶋夜子が暮らしており、当初は同居を拒否される事となった。 しかし、のちに特技である料理と片付けの腕を認められ、夜子に同居を許される。それからは、ずぼらでマイペースな夜子に振り回されながらも、共同生活を送るようになる。

タラさん

那須美術大学に通う男子。高屋の先輩。だらしない長髪で、つねにサングラスかけてヒッピーのような格好をしている。就職先が海外で、社員寮に入居する事が決まっている。帰国まで愛猫のこつぶの面倒を見る事を条件に、高屋に家賃タダで自分の家を貸すと申し出た。こつぶを溺愛しているが、こつぶにはあまり懐かれていない。ちなみに家は祖母の残した元民宿の一軒家で、外観は立派だが、中はかなり年季が入っている。 時間にルーズだがさみしがり屋で、高屋に送別会を開いてもらうまで日本を離れなかった。

こつぶ

タラさんの愛猫。出会った当初、高屋に「こでぶ」と言い間違えられたほど、まるまると太っている。タラさんが大学卒業後、就職で海外に居を移す事になったため、高屋に預けられる事となった。高屋に対してふてぶてしい態度を取るが、猫好きの月嶋夜子には同居1日目から慣れ、ひざの上に乗るほど懐いている。のちに高屋の同級生、横山万咲にも早い段階で懐いたため、高屋には女好きなのではないかと疑われている。 こたつが大好きで、夜子と共に一日中ダラダラしている。

月嶋 夜子

タラさんの親戚の女性。ロングヘアで、大きな眼鏡をかけている。「佐渡夜子」「さわたりよるこ」のペンネームで絵本作家として活動しており、独自の作風ながらデビュー数年で人気作家・挿絵家になった。仕事に没頭するあまり、食事もとらずにそのまま倒れてしまう事もしばしば。タラさんが海外勤務になって家を空ける事を知り、彼の一軒家に住み込んでいた。 その後、高屋が越して来るまでの1か月間で、家中を足の踏み場もないほどに散らかしていた。面倒くさがり屋で、部屋が汚くてもまったく気にしていない。動物にはよく懐かれる性質で、出会ったばかりのこつぶをひざの上に乗せ、懐柔した。一見気が弱そうに見えるが芯は強く、初対面の高屋に、タラさんの一軒家にはすでに自分が入居済みであるため、ほかをあたるようにときっぱり告げた。 最終的には、高屋の料理と片付けの腕を認めて同居を許可したが、高屋への印象は非常に悪く、共同生活が始まったあともことごとくきつく当たっていた。実は那須美術大学ビジュアルデザイン科のOGであり、高屋の先輩にあたる。

片桐 茜

那須美術大学ビジュアルデザイン科2年生の男子。高屋の友人。気性の荒い高屋を諭したり、月嶋夜子を持ち上げて自分の要求を通すなど、落ち着いた性格で世渡り上手。つねに笑顔を絶やさない好青年で、男女問わず交友関係が広い。人の気持ちを推し量る事に長けており、横山万咲の高屋への思いにもいち早く気づいた。

横山 万咲

那須美術大学ビジュアルデザイン科2年生の女子。高屋の友人。ショートカットの髪型をしている。はつらつとした性格の非常に優秀な学生で、制作発表などもそつなくこなす。高屋に好意を寄せており、彼と同居するようになった月嶋夜子に対しては、初対面から軽い嫉妬心を抱いている。高校時代には演劇部に所属しており、その凛々しさから女性には非常にモテるが、一方で男子との接し方がわからない。 そのため、高屋にどのように気持ちを伝えればいいか悩んでおり、女友達にはそんな姿が小学生のぶりっ子以下だとからかわれている。

伊庭 七郎

鳥箱出版オツベル編集部で編集者を務める男性。「佐渡夜子」こと月嶋夜子の担当者で、夜子には「シッチ」のあだ名で呼ばれている。長身でつねにスーツ姿の一見爽やかな青年だが、にらみをきかせると非常に凶悪な顔つきになり、また怒ると口調が関西弁になる。その強面な風貌から、初対面時の高屋には取り立ての人間だと誤解を受け、怯えさせる事となった。 夜子のよき理解者だが、同時に原稿に煮詰まるとすぐに逃げ出す彼女を厳しく叱咤激励するなど、保護者のような立ち位置でもある。また、こつぶにもよく懐かれている。

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