概要・あらすじ
花野千結は普通の女子大生。自分だけの王子様が現れることを願っている夢見がちな性格のためか、これまで恋愛経験はない。そんな彼女の密かな趣味は、お姫様をモチーフにしたアクセサリーを作って販売すること。「恋が叶う」という口コミで、ネットでは人気のハンドメイド作家なのだった。ある日、彼女の顧客の一人がどうしても直接会いたいと連絡してくる。呼び出された場所は、とある老舗宝石店のビル。彼女を呼び出した顧客は、そこの代表取締役兼宝石鑑定士の汐崎秋成であり、千結は専属デザイナーとしてスカウトされるのだった。
登場人物・キャラクター
花野 千結 (はなの ちゆ)
20歳の女子大生。夢見がちな性格で、童話に出てくるような王子様に憧れを抱いているが、恋愛経験はない。趣味はお姫様モチーフのアクセサリーを作ること。「Mille Lien」というブランド名でハンドメイドアクセサリーをネット販売している。アクセサリーは「身につけていると恋が叶う」という口コミで人気を博している。
汐崎 秋成 (しおざき あきなり)
老舗宝石店の汐崎コーポレーションの代表取締役兼社長を務める若い男性。高級志向が強いあまりに傾きかけている会社を立て直すため、若手のアクセサリー作家、花野千結を専属デザイナーとしてスカウトする。千結のことは、デザイナーとして高く評価しているが、とあるデザインのイベントで偶然見かけてから一目惚れしており、一人の女性としても好意を抱いている。