概要・あらすじ
「くいもの処 明楽」の店長を務める明楽高志は、オーナーにアルバイトの鳥原泰行をクビにしよう、と泣きつく。理由を聞かれた明楽だが、「むかつくから?」と疑問混じりにしか答えられず、オーナーに取り合ってもらえない。高志は店を任されてから5年、小さいながらも繁盛し、そこそこ順調な人生を送ってきた。ところが、年下で同性の鳥原に告白されたことから、彼の毎日の生活には迷いが生じ始めていた。
登場人物・キャラクター
明楽 高志 (あきら こうじ)
「くいもの処 明楽」の店長で、オーナーとは幼なじみ。根っから能天気な性格で、あまり物事を深く考えない人物。年下のアルバイトである鳥原泰行に告白された直後は、30歳を過ぎると保守的になる、と告白を茶化す姿勢をとる。
鳥原 泰行 (とりはら やすゆき)
「くいもの処 明楽」でアルバイトをしている青年。ネガティブであまり笑わず、すぐにいろいろと考え込む性質。明楽高志につい告白してしまった直後は、「しまった」という顔を見せたものの気持ちを貫き通し、何かと茶化そうとする明楽に「危機感を持て」と告げる。