くるみと七人のこびとたち

くるみと七人のこびとたち

童話が好きな森本くるみが、童話の世界であるメルヘンランドに入り込んだ親戚の春日春比を追いながら、おかしくなった物語を直すために冒険をする。

正式名称
くるみと七人のこびとたち
ふりがな
くるみとしちにんのこびとたち
作者
ジャンル
アドベンチャー
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概要・あらすじ

森本くるみの憧れの童話作家で親戚でもある春日春比が童話の世界であるメルヘンランドに入り込み、白雪姫と恋に落ちた。それを皮切りにグリム童話の世界が狂っていく。森本くるみは、七人のこびとやカイルなど、童話の世界の住人達と協力しあって、春日春比を助け、物語を元に戻すための冒険に出る。

登場人物・キャラクター

森本 くるみ (もりもと くるみ)

明るく元気でパワフルな中学1年生。七人のこびとと親戚の童話作家で憧れの春日春比を助ける冒険に出るが、メルヘンランドで出会ったカイルが好きになってしまう。冒険が終わると記憶は消されたが、その頃の恋心は忘れずにいる。

春日 春比 (かすが はるひ)

森本くるみの親戚で童話作家。ひょんなことからメルヘンランドに入り込み、白雪姫と恋仲になってしまう。二人は白雪姫の継母のサザーヌに囚われていたが、一時は救出されて現実世界で恋人のように暮らした。

カイル・バレンシュタイン (かいるばれんしゅたいん)

本来なら白雪姫と恋に落ちる王子だったが、物語がおかしくなって森本くるみ とともに冒険することになった。軟派なところもあるが、剣の腕は確かで王子らしいしっかりしたところもある。バレンシュタイン家の第二王子。

七人のこびと

白雪姫の小人たちで、森本くるみとともに冒険をする。賢いクルーク、クールなルーイヒ、おしゃべりのラウト、くいしんぼのザット、おこりんぼのエルガー、おしゃれなヒュプシェ、泣き虫のトレーネで、それぞれの特長を活かした活躍をする。

グリム兄弟

『グリム童話』の作者で森本くるみが冒険するメルヘンランドの番人として働いている。著者紹介の写真でしか絵本に登場しないため、ペラペラの四角い存在。兄弟がお上と呼ぶヴァイスの指示に従って森本くるみの旅をサポートし、時には重要なアイテムを与える。

サザーヌ

森本くるみの親戚春日春比が現れ、毒リンゴで眠っていた白雪姫を目覚めさせたため物語が変わって生き残る。魔術に傾倒した白雪姫の継母で、メルヘンランドを我が物にしようとしている。

ヴァイス

『くるみと七人のこびとたち』の舞台、メルヘンランドの神様。人間たちが夢の世界を必要としなくなったのではないかと疑い、邪な人格のシュバルツとともに、人間を試すためにサザーヌの魔法の鏡に姿を変えて森本くるみの冒険を観ていた。シュバルツと分離してからは、人間世界で森本くるみたちをサポートする。

シュバルツ

『くるみと七人のこびとたち』の倒すべき敵。メルヘンランドの神、ヴァイスから生まれ、サザーヌとともに童話世界を支配しようとする。ヴァイスと分離後はサザーヌの側にいて、森本くるみの学校に転入生の黒井剛として現れ、誘惑しようとした。

レオ

サザーヌから白雪姫の暗殺を命令された狩人。暗殺失敗とその隠蔽が発覚してサザーヌに左目をつぶされた。何度も森本くるみたちの邪魔をしたのは、メルヘンランド征服後にサザーヌから領主の座を約束されていたため。領主として白雪姫を迎えにいくのが望みだった。

ザイス・インクヴァルト

『いばら姫』の王子で、レオにさらわれた姫を助けにサザーヌの城に乗り込んだ。『いばら姫』の物語の修復後には、森本くるみたちに協力してサザーヌと戦う。ザーレ国の王子。

グーナ

『金のがちょう』の物語に登場する。ビヒテル族の長で、サザーヌの命でやってきたレオから屈辱的な仕打ちを受けて人間不審に陥った。七人のこびとの説得により森本くるみに協力。物語の修復後も、もの知りな長老として協力を続けた。

集団・組織

ビヒテル族

『くるみと七人のこびとたち』に登場する小人の一族。こびとの中でも「神の子」と呼ばれる一族で、人々の生活を見守り、ときには手伝うこともある。「くつ屋のこびと」「金のがちょう」などで活躍。七人のこびとのラオトは遠い親戚にあたる。

場所

メルヘンランド

春日春比がドイツ旅行で見つけた本の中に存在する、童話のキャラクターが暮らす世界。施されていた鍵が壊れて、春日春比と森本くるみが入り込んでしまう。

その他キーワード

魔法の鏡

サザーヌに森本くるみたちの冒険を邪魔する助言をする。サザーヌが小鳥に変えた春日春比と白雪姫を守るために勝手に中に吸い込んだこともある。正体は、メルヘンランドの神であるヴァイスとその邪な意志シュバルツ。

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