ぐゎんばる殿下

ぐゎんばる殿下

何事にも「まっすぐ」であることが大好きな四菱財閥の御曹司である綾小路あゆむが、入学した小学校で起こす数々の騒動を描くドタバタの少年ギャグ漫画。「月刊コロコロコミック」で掲載されていた。

正式名称
ぐゎんばる殿下
ふりがな
ぐゎんばるでんか
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

日本を代表する巨大財閥である四菱財閥の御曹司、綾小路あゆむが庶民の小学校に入学することになった。尊敬する父親であるおもうさまの言った「私はまっすぐが大好き」という言葉を胸に刻み込み、歩く方向も常にまっすぐなあゆむは、勉強、運動、食事、排便といったあらゆる場面で決して折れない鉄の意思を発揮し、行く先々で大騒動を引き起こしては、多くの人々をまっすぐな世界へと巻き込んでいくのだった。

登場人物・キャラクター

綾小路 あゆむ (あやのこうじ あゆむ)

綾小路家の御曹司。まっすぐを愛する父親であるおもうさまの影響で、自身もまっすぐで純粋な性格に育った。小学校に入学するまでの10年間、屋敷を出たことがなかったため、やや世間知らず。行く手に障害物があってもひたすら直進し続けたり、曲がった他人の腕をまっすぐにしようとするなど頑固一徹な性格で、それがトラブルの元になることもしばしば。 右手と右足、左手と左足を一緒に動かすという奇妙な歩き方と、「ぐゎんばる!(頑張る)」、「くわっこいい!(格好いい)」といった独特な言葉遣いを大きな特徴とする。「まっすぐ=直線」が大好きな反面、「曲がったこと=曲線」が大嫌いで、物理的に丸いものをかなり苦手としている。そのため、コンパスで器用にも四角を描いたり、果ては自宅の風呂が丸いからという理由で、ヘリに乗って銭湯まで出向いたこともあった。 まっすぐ好きが高じて、のちに登校中に見かけた四角い塔がある「豪華学園」に転校することになる。いじめられていた子犬を引き取って懸命に面倒を見続けるなど、特に弱者に対してはとても優しい。

おもうさま

綾小路あゆむの父親で、四菱財閥の総帥。舌足らずなあゆむから「おとうさま」のつもりでこう呼ばれている。曲がったことが大嫌いという厳格な父親だが、お金の使い方をあゆむに学ばせるために3千万円を小遣いとしてもたせたり、あゆむのわがままを聞き入れて旅客機の着陸時間を強引に変更させるなど、あゆむに対しては超がつくほどに大甘。 大学生になるまで屋敷の外から出たことがなかった。実は犬を苦手としている。

じい

綾小路家の執事で、常に綾小路あゆむに付き従い、さまざまな面倒を見ているアクティブで感激家の老人。あゆむが起こす数々のトラブルの尻拭いもしているが、その解決方法は相手に「札束を渡す」であることが多い。

金賀 余 (かねが あまる)

「豪華学園」の校長の息子である小学生の男の子。コインで作ったヌンチャクで他人を殴ったり、仲間と集団でノラ犬をいじめるなど、かなり横暴な性格。非常に金に汚く、「豪華学園」に転校してきたあゆみに、友達料として1日1万円を提案していた。大金持ちのあゆむに対して嫉妬から敵対心を抱き、さまざまな嫌がらせを行うようになる。

伊集院 止丸 (いじゅういん とまる)

丸友財閥の御曹司である小学生。丸顔なうえに丸々とした体格をしており、それゆえにまっすぐなことが大嫌い。「ドスコイ」が口癖で、相撲のつっぱりを得意としているが、綾小路あゆむとつっぱりで対決した時は、完全に押し負けていた。敗北を機に「パワーアップ養成ギブス」を装着し、人知れず体を鍛えることになる。

モケイ

綾小路あゆむのクラスメイトの男の子。大のプラモデル好きで、授業中にも隠れてプラモデルを作っていたほど。事故によってプラモデルを破壊されたことであゆむを恨み、「プラモ殿下」となって勝負を挑んでいた。

四井 直美 (よつい なおみ)

四井財閥のお嬢様で、綾小路あゆむのお見合い相手。直線的な髪型をしているという理由で一時はあゆむの眼鏡にかなったものの、誕生日が曲線で構成された「8月8日」だったり、特技のアーチェリーの的が丸かったために、破談となる。

橋本 桃子 (はしもと ももこ)

体育の時間に怪我をした綾小路あゆむを保健室に連れて行ったクラス一の美女。あゆむの怪我の治療をしてあげたことが原因となり、彼の初恋の相手となった。

曲丸 (くせまる)

金賀余が綾小路あゆむの家から秘宝の「四菱のつぼ」を盗ませるためだけに育てた捨て犬。余に恩義を感じて忠実に任務をこなしたものの、その余に裏切られ、あゆむによって引き取られる。以後は綾小路家の名犬として、懸命にあゆむに尽くすようになる。

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