この島には淫らで邪悪なモノが棲む

この島には淫らで邪悪なモノが棲む

原つもいの代表作。「観音姫」の伝説が残る離島、伊喜島を舞台に、大学で民俗学を専攻する男子大学生の梶浦太郎が、ゼミ旅行で訪れた伊喜島で現実離れした因習に戸惑いながら、前世の自分と過去の過ちに向き合う姿を描いたエロティックサスペンス。隔絶された環境下で、主人公たちがトラブルに巻き込まれる作品は多いが、本作はその根幹にSF要素が組み込まれている。宇宙からもたらされたテクノロジーの恩恵により、女たちは記憶を持ったまま新しい身体に乗り換え続け、男たちは定期的に若返りの措置を施しながら、共に500年以上生きているという設定が特徴となっている。KADOKAWA「月刊コミック電撃大王」2014年6月号から2018年5月号にかけて連載された作品。

正式名称
この島には淫らで邪悪なモノが棲む
ふりがな
このしまにはみだらでじゃあくなものがすむ
作者
ジャンル
ダークファンタジー
 
サスペンス
レーベル
電撃コミックスNEXT(KADOKAWA)
巻数
既刊9巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

梶浦 太郎 (かじうら たろう)

東南大学の民俗学を専攻する男性。一つ年上の先輩、夜戸ハルにあこがれている。ゼミの旅行で「観音姫」の伝説が残る伊喜島を訪れるが、嵐に遭って取り残された結果、島民によって教授や研究所の仲間を目の前で殺害された。梶浦太郎自身は島民の女性たちを取りまとめている媛長に気に入られたため、島では比較的自由に生活を送れている。しかし、その頃から激しい頭痛が続くようになり、伊喜島の島民だった前世「一朗太」としての記憶が甦(よみがえ)る。また、記憶が戻るにつれて嗜虐(しぎゃく)性のある性癖に目覚めていく。

夜戸 ハル (よると はる)

東南大学で民俗学を専攻する女性。長い黒髪をゆるい三つ編東南大学で民俗学を専攻する女性。長い黒髪をゆるい三つ編みにまとめている。伊喜島出身で、梶浦太郎たちに「観音姫」の伝説を語り、島にゼミ旅行に来るよう仕向けた。すべての島民の女性は、かつての記憶を引き継ぎながら任意の身体に乗り移って500年間生き続けている。しかし、ハルは前回からの記憶を引き継げなかった欠陥品として「カルマ落ち」と呼ばれており、島では非常に立場が弱い。体裁上は兄となっている夜戸竹蔵から性的虐待を受けている。

書誌情報

この島には淫らで邪悪なモノが棲む 9巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉

第1巻

(2014-08-01発行、978-4048668453)

第2巻

(2015-01-23発行、978-4048691413)

第3巻

(2015-06-01発行、978-4048651080)

第4巻

(2015-12-01発行、978-4048655163)

第5巻

(2016-06-01発行、978-4048921008)

第6巻

(2016-12-01発行、978-4048925051)

第7巻

(2017-07-01発行、978-4048929820)

第8巻

(2018-02-01発行、978-4048936446)

第9巻

(2018-07-01発行、978-4049120073)

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