ご馳走さま!

ご馳走さま!

貧乏と偏食でいつもお腹を空かしている仲谷地健悟が、「神の舌」と呼ばれる才能で危機に陥った名店の味を再現していく姿を描く。現場の生の声を取材した本格ラーメン漫画。「ヤングアニマル」1999年3号~12号に掲載された。

正式名称
ご馳走さま!
作者
ジャンル
ラーメン
レーベル
Jets comics(白泉社)
関連商品
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概要・あらすじ

貧乏と偏食でお腹を空かせた仲谷地健悟は、ラーメン店「ひだか」から飛び出して来た鈴木寛子にぶつかり、店の前で倒れてしまう。気の毒に思った店主の鈴木嘉男が健悟にラーメンを振る舞うが、健悟は極度の偏食でラーメン嫌いであった。しかし出てきたラーメンは予想外の美味しさで、健悟は感激の余り泣いてしまう。「ひだか」は商店街のイベントで大手ラーメン店「麺麺亭」とラーメン対決をすることになっており、そのことで嘉男と娘の寛子は揉めていたのだった。

後日「ひだか」を訪れる道すがら、「麺麺亭」の前で鈴木昭良が店側と揉めている所に遭遇する。聞けば、ラーメン対決を目前に控えた嘉男が交通事故にあったという。世話になった嘉男のためにも、健悟はラーメン対決に勝利するべく「ひだか」の味を再現させようと、厨房に立つのだった。

登場人物・キャラクター

仲谷地 健悟 (ナカヤチ ケンゴ)

貧乏で風変りな青年。何事にも中途半端な性格で仕事が長続きせず、おまけに極端な偏食で、いつもお腹を空かせている。だが神の舌を持ち、一度食べたものの味を再現することができる才能を持つ。今までラーメンを食べることができなかったが、「ひだか」のラーメンは完食しただけではなく、美味しかったと感動して涙を流す。ラーメン作りに関してはド素人。 熊本ラーメン専門店「肥後もっこす」の店員からは「ヤッチ」と呼ばれている。

鈴木 嘉男 (スズキ ヨシオ)

ラーメン店「ひだか」の主人で、48歳。娘の鈴木寛子にぶつかった仲谷地健悟を気の毒に思いラーメンを食べさせた人情家。ラーメンの美味しさに涙を流して感動した健悟が店の手伝いをしたいと申し出ると、自分の金でもう一度食べに来いと励ます。となりのラーメン屋「麺麺亭」との対決の3日前、車にはねられて入院してしまう。ラーメンのスープの作り方は娘である鈴木寛子にも見せたことがない。

鈴木 寛子 (スズキ ヒロコ)

鈴木嘉男の娘で鈴木昭良の姉、気の強い16歳の女子高生。仲谷地健悟をボーっとした冴えない男性と思っていたが、一度食べただけのラーメンの食材を言い当てたことに驚く。死にもの狂いで味を再現しようとする健悟を次第に認めるようになっていく。

鈴木 昭良 (スズキ アキヨシ)

鈴木嘉男の息子で鈴木寛子の弟。優れた味覚の持ち主で、仲谷地健悟が2日目に再現した「ひだか」のラーメンを、「うちのラーメンじゃない」と言い切る。大手ラーメン店「麺麺亭」の関係者が嘉男を車ではねたと思い込み、相手の店に因縁をつけに行く。

福島 (フクシマ)

大手ラーメン店「麺麺亭」の支店長。勝つためには手段を選ばない男性で、商店街のイベントで行われるラーメン店「ひだか」との対決に向けて執念を燃やしている。ラーメンは常習性のある食べ物であり、味はそこそこでも、客に味を覚えてもらうのが先決という考えの持ち主。大衆は「舌」で食べているのではなく「情報」で食べているという持論を持つ。

北 三千夫 (キタ ミチオ)

伝説のラーメン評論家。日本全国のラーメンを食べつくしたと豪語し、関連出版物はすべてベストセラーになっている。ラーメン店「ひだか」と大手ラーメン店「麺麺亭」のラーメン対決がテレビ中継されることになったため呼ばれた。「ひだか」のラーメンを作った仲谷地健悟が手伝いに過ぎず、しかも3日前からラーメンを作り始めたばかりであることを聞き、ラーメンを食べた後「神の舌」だと驚愕する。 ラーメンが関わらない時は常にボーっとしている。

米澤 洋計 (ヨネザワ ヒロカズ)

熊本ラーメン専門店「肥後もっこす」の店長。日本中にもっこすラーメンを拡げると本店を飛び出し都会に出てきた。しかし、本場のコッテリした味が人々に受け入れられず、味に改良を重ねても売り上げが伸びず、結果良い材料を買えなくなるという悪循環に陥り、自暴自棄になってしまう。

米澤 真夕子 (ヨネザワ マユコ)

米澤洋計の妹。父親が倒れたことで、熊本ラーメン専門店「肥後もっこす」の本店の味を誰も再現できなくなったため、兄に助けを求めに来た。偶然、買い物に来ていた仲谷地健悟に店の場所を聞いたことから、店に案内してもらう。その際、兄の店のもっこすラーメンを食べ、あまりの不味さに情緒不安定になり、店の2階の洋計の部屋から出てこなくなる。 心配して様子を見に来た健悟の醤油ラーメンを食べ、その味に感激し「肥後もっこす」本店のラーメンの味を再現して欲しいと頼む。

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