さっちゃん、僕は。

さっちゃん、僕は。

大学進学のために北海道から上京してきた片桐京介。京介は、付き合って4年になる彼女と遠距離恋愛をしながらも、アパートのとなりに住む人妻と、肉体関係を持ってしまう。純粋な彼女に思いを寄せつつ、隣人との不純な関係を続ける京介の内面を描いた恋愛マンガ。作者である朝賀庵の連載デビュー作。集英社「少年ジャンプ+」2019年31号より連載を開始。

正式名称
さっちゃん、僕は。
ふりがな
さっちゃん ぼくは
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全4巻完結
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概要・あらすじ

主人公の片桐京介は、大学進学のために上京した。故郷である北海道には、付き合って4年になる彼女の小山内早智(さっちゃん)がおり、上京は、彼女との遠距離恋愛の始まりでもあった。さっちゃんとは肉体関係はないが、このまま順当に行けば結婚するのだろうか。そんな事を考えながら、殺風景なアパートの部屋にいると、ベランダの窓に何かがぶつかった。それはとなりから飛んできたブラジャーだった。京介はブラジャーを持って、となりの部屋を尋ねる。出てきたのは、風呂上がりで石鹼の香りを漂わせた、巨乳の美女だった。彼女は京介をじっと見つめたあと、姓名(国木田紫乃)を名乗り、「よろしく」と握手を求めた。翌日、さっちゃんからの手紙を持つ京介とばったり出会った紫乃は、京介が童貞であることを感じ取り、彼女がさせてくれないのかと尋ねる。さらに「私がお相手するわよ」と冗談めかして話すのだった。以来、京介は紫乃に対して胸のざわつきを覚えていた。そんなある日の夜、京介が帰宅するとアパートの前で、紫乃が男性とキスしているのを目撃する。彼は紫乃の夫だった。彼は仕事の関係であまり日本にはいないらしい。その日も2か月後に帰ると言ってアパートをあとにした。旦那がいるのに、「私がお相手するわよ」などと言ったのかと尋ねる京介。紫乃は扉を開けたまま、自宅の玄関に座った。「紫乃のことがわからない」という京介に、彼女は「そこを越えてみたら、わかるかも」と挑発するように言った。京介は紫乃の家の敷居をまたいだ。東京に来て8か月、京介は人妻と初めてのセックスをした。

登場人物・キャラクター

片桐 京介 (かたぎり きょうすけ)

大学進学のため、北海道から上京した18歳の青年。クールで口数は少ない。4年間付き合っている地元の彼女、小山内早智(さっちゃん)と遠距離恋愛中。さっちゃんとは高校生の時に、一度セックスしかけるが、彼女が怖がったために断念。以来、さっちゃんに気を使い、一定の距離を保ちながら付き合いを続ける。どこか自分と似ている、東京のアパートの隣人である国木田紫乃に惹かれて、彼女と肉体関係を持つようになる。

小山内 早智 (おさない さち)

片桐京介と4年間交際する彼女。ピュアで一途な性格。北海道在住で、同郷の京介が上京することを知らされた際、三日間も泣きじゃくった。機械音痴で、京介とは手紙のやり取りを好む。彼の食生活を心配して、料理のレシピを送ることもしばしば。また、京介に会いたくて、時々上京する。

国木田 紫乃 (くにきだ しの)

片桐京介が住むアパートの隣人。ロングヘアと華奢な体つきが特徴で、巨乳の持ち主。どことなく冷めた印象だが、公園で多数の猫と戯れる一面も。人妻だが、京介の彼女の存在を知りつつ、彼と肉体関係を持ち続ける。

書誌情報

さっちゃん、僕は。 全4巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2019-10-04発行、 978-4088821221)

第2巻

(2020-03-04発行、 978-4088822471)

第3巻

(2020-07-03発行、 978-4088824017)

第4巻

(2020-11-04発行、 978-4088825205)

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