概要・あらすじ
幼なじみ同士で高校のクラスメイトでもある高品勇太と鈴本さゆりは、付き合っているわけではないが大の仲良し。理科室に土鍋を持ち込んでおかゆを炊いたりするなど、日々おちゃらけた高校生活を送っていた。そんななか、共通の友人である菅原いずみや、後輩である大谷が勇太に対してモーションをかけ始める。すると、さゆりはそれを面白くないと感じる、自分の本当の気持ちに気づく。
登場人物・キャラクター
高品 勇太 (たかしな ゆうた)
高校生の少年。友達以上恋人未満の関係にある、幼なじみの鈴本さゆりにいつもからかわれたり、下僕扱いされている。特に変わったところのあるわけでもない凡庸な少年だが、学校の女子たちからは非常にモテる。
鈴本 さゆり (すずもと さゆり)
高校生の少女。高品勇太のことが大好きだと公言しているが、付き合っているわけではない。ハチャメチャな性格であり、いつもふざけた言動を取って勇太のことを振り回している。実は根は奥手で純情タイプで、たまに勇太から積極的な態度を取られたり、女友達に恋心をからかわれたりすると、非常に照れる。
菅原 いずみ (すがわら いずみ)
高校生の少女。高品勇太と鈴本さゆりのクラスメイトで、よく3人で行動をともにしている。当初は2人の関係を眺めているだけの立場だったが、次第に勇太を意識するような態度を示すようになり、さゆりに複雑な感情を持たせている。
新野 モトコ (にいの もとこ)
高校生の少女。高品勇太と鈴本さゆりのクラスメイト。基本的にはさゆり以上にハチャメチャな性格ながら、常識人なので他人に迷惑はかけないように努めている。勇太とさゆりの仲をからかう役回りを担うことが多い。
みうき
鈴本さゆりに拾われ、飼われるようになった子猫。高品勇太が非常に可愛がっており、よく撫でられている。暑い日には、さゆりをエアコンのリモコンの前に案内するなど、猫ながらとても頭が良い。
大谷 (おおたに)
高品勇太の高校の後輩の少女。勇太ファンの少女たちの代表格で、勇太をいつもからかっている鈴本さゆりに当初は食ってかかっていた。いつの間にかさゆりとも仲良くなり、一緒に遊びに行くようになる。