概要・あらすじ
とある雪国の片田舎にある只野工業高校は、全校生徒378名中、男子333名、女子45名が通う。機械科・自動車科・電気科・設備科の四つの学科があり、ヤンキーっぽい生徒が目立つものの、どこにでもあるありふれた工業高校である。電気科2年の赤崎眞央、仙堂勝利、八坂斗真をはじめ、生徒たちは学生服を着崩したり、改造などしているが、作業着だけはきっちり着る。また、危険な実習の際は、電工ナイフをまともに使えない八坂斗真をちゃんと指導する。乱暴に見えるが、皆、基本的にはまじめな高校生なのである。工業高校ならではの実習や教師とのやり取り、可愛い女子の転入生との交流など、赤崎たちはコミカルでキラキラした青春の日々を送っているのだった。
登場人物・キャラクター
赤崎 眞央 (あかさき まひろ)
只野工業高校電気科2年の男子。金髪にピアスが特徴。身長174.5センチメートル、体重60キログラム。几帳面な性格で、技能実習で出るゴミをこまめに掃除する。「国家資格」という響きがかっこいいという理由で、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、工事担任者DD3種の資格を取っている。
仙堂 勝利 (せんどう しょうり)
只野工業高校電気科2年の男子。愛称は「かっちゃん」。身長189センチメートル、体重91キログラムで、2年生の中では一番でかい。元ラグビー部。あごヒゲと一重まぶたが特徴。将来の時給アップのため、危険物取扱者乙種4類の資格の勉強をしている。ゲームセンターでアルバイトしており、故障した基盤のはんだ付けなどをを行う。
八坂 斗真 (やさか とうま)
只野工業高校電気科2年の男子。愛称は「やっちん」。身長168センチメートル、体重59キログラム。バスケット部に所属。普通教科より専門教科が苦手で、工業高校に向いていないのではと悩む。ナイフの扱いが絶望的に下手で、しばしば、心線(ケーブルなどの中心部の導線)を傷つけてしまう。ただし、ペンチで電線の輪を作る作業だけは天才的にうまい。
書誌情報
只野工業高校の日常 11巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉
第1巻
(2020-01-17発行、 978-4088914756)
第7巻
(2022-09-16発行、 978-4088924441)
第8巻
(2023-04-18発行、 978-4088926698)
第9巻
(2023-10-19発行、 978-4088928319)
第10巻
(2024-02-19発行、 978-4088931296)
第11巻
(2024-07-18発行、 978-4088933108)