概要・あらすじ
桜の花咲く通学路を歩く風浦可符香は、そこで首吊り自殺を図る男と出会う。可符香が救おうとして逆に殺しかけてしまい、「死んだらどうするんですか!」と悪態をついたその男の名は糸色望。可符香のクラスの担任として、学校に赴任する教師だった。
どんな事もネガティブに捉えて絶望する望と、どんな事でもポジティブに捉える可符香、そして曲者ぞろいの生徒達との学園生活は、いかなることになるのか。
登場人物・キャラクター
糸色 望 (いとしき のぞむ)
明治時代の書生のような出で立ちの高校教師で2年へ組担任。「絶望した!」が口癖で、ありとあらゆることをネガティブに捉えてしまう迷惑な性格の持ち主。そんな言動と名前を横書きにすると「絶望」と読めることから「絶望先生」と呼ばれる。
常月 まとい (つねつき まとい)
好きになった相手に対して執拗につきまとうストーカー少女。望に心酔するようになってからは彼のストーカーとして常につきまとっている。
関内・マリア・太郎 (せきうつまりあたろう)
アジアのどこかからコンテナに乗って日本にやってきた、不法入国者のような帰国子女。元いた国でのハードな経験からか、見た目とは裏腹にクールな言動が多い。
小節 あびる (こぶし あびる)
常にどこかしらに怪我を負っているお下げ髪の少女。無類の動物好きで、周囲からはDVかと思われている怪我は、動物にじゃれつかれた際に負ったものである。
日塔 奈美 (ひとう なみ)
個性的な2年へ組の仲では至って普通の女子高生。それゆえに普通を嫌って個性的なふるまいを繰り返すが、なかなかうまくいっていない。
音無 芽留 (おとなし める)
携帯電話のメールでしかコミュニケーションが取れない極度の恥ずかしがり屋。メール上では超毒舌の過激な性格となり、携帯電話が無いと情緒不安定に陥る。
木津 千里 (きつ ちり)
何事もきっちりさせないと気がすまない超几帳面な性格で、あらゆる物事を偏執的にきっちり白黒つけようとする。
藤吉 晴美 (ふじよし はるみ)
アニメ・マンガ好きで、同人誌作りやコスプレが趣味のオタク少女で、その手のことを語らせるとかなりうるさい。
木村 カエレ (きむら かえれ)
転校を繰り返して様々な国を渡り歩いてきた、バイリンガルな帰国子女。人格の方もバイリンガルで、何かつけて「訴えてやる!」と告訴をちらつかせる海外的な人格と、おとなしい大和撫子風の人格が同居している。
風浦 可符香 (ふうら かふか)
あらゆる物事をポジティブに捉え、その言動で望を翻弄する電波系女子高生。
小森 霧 (こもり きり)
引きこもりの不登校少女だったが、望の説得により登校するようになってからは学校に引きこもるようになってしまう。
クレジット
原作
さよなら絶望先生 (さよならぜつぼうせんせい)
「何事もポジティブにしかとれない少女」風浦可符香が、「何事もネガティブにしかとれない」自殺未遂の教師糸色望に出会う。「出会ってはいけない」と言われるこの二人を軸に、クラスの個性的なメンツが繰り広げるオ... 関連ページ:さよなら絶望先生