あらすじ
第1巻
国民的人気ゲーム「ドラクエ11」が発売され、バカ売れしていた7月29日。Vジャンプの編集者であるサイトーは、以前の担当漫画家であった石塚2裕子に連絡を取り、ドラクエ11の進捗状況を聞き出すものの、なんと優子はドラクエ11をプレイしていなかった。Vジャンプが推しているドラクエ11を漫画で取り上げてもらうため、優子の仕事場に押しかけたサイトーだったが、当の裕子はどこ吹く風。ゲームとはいっさい関係ないパスタの話を延々続け、サイトーに手作りのパスタ料理を振る舞うのだった。(No.283「『DQⅪをヨロシク♥』」。ほか、18エピソード収録)
登場人物・キャラクター
石塚 2 裕子 (いしづか つー ゆうこ)
ゲーム好きな漫画家の女性。ゲームを中心に取り上げるエッセイ漫画「犬マユゲでいこう」をVジャンプで連載している。基本はゲームのエッセイ漫画だが、その作風は自由奔放でビデオゲームに限らず、好きな食べ物やコピック、フォントの紹介など、石塚2裕子自身が興味を抱いたあらゆることを次々と紙面にブチ込んでいく。そのため、以前の担当編集者であるサイトーにもしばしば不安を抱かせていた。新旧の作品を問わずにゲームをプレイし、未プレイのゲームがあったという理由で、すでに出荷停止になって久しいプレイステーション2を新たに購入するなど、我が道を行くタイプ。世間をにぎわした「ドラクエ11」も、1年遅れでようやくプレイを開始した。格闘ゲームが大の苦手で、まったく技を出せない。好きな動物は犬で、最近はウサギもいいと思い始めている。長時間のプレイでゲーム機本体を酷使してしまうせいか、よく本体を壊している。実在の人物、石塚2裕子がモデル。
サイトー
Vジャンプの編集者を務める男性。眼鏡を掛けた小太りの体型をしている。以前は石塚2裕子を担当しており、何事にも自由奔放な裕子にいつも振り回されていた。「ドラクエ11」のサイトを担当している関係で、裕子に漫画でドラクエ11を取り上げてもらうために彼女に連絡を取る。のちに裕子の担当へと戻り、Vジャンプの副編集長へと昇進する。
鈴木 勇次 (すずき ゆうじ)
Vジャンプの編集者を務める男性。眼鏡を掛けており、年齢は37歳。サイトーのあとを引き継いで、石塚2裕子の担当編集者となった。食べることが大好きで、初顔合わせでも裕子に食べることが好きであると、力強く公言していた。趣味はゴルフとダイエット。腹持ちがよくて昼まで腹がすかないという理由で、毎朝、無塩バターとココナッツミルクを入れたコーヒーをゴクゴク飲んでいる。好きな動物は猫。