概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
薬田 大吾 (やくだ だいご)
大武高等学校に通う1年生の男子。16歳の時に大阪から転校してきた。高校生らしからぬヤクザっぽい顔つきとイカツい体型で、鼻の下に髭を生やしている。ガンを飛ばすと人どころか犬すらも失神する強面ながら、正義の味方とも評されるほどに曲がったことが嫌いで、細かい気配りもできる心優しい性格をしている。クラスメートで園芸部に所属する世良愛美に思いを寄せており、なにかにつけてアプローチを試みては失敗を繰り返している。一方で、外見相応に喧嘩が非常に強く、故郷の大阪では小学4年生の時点で中学生の不良を圧倒するほどの力を誇っていた。現在もまともに戦えば敵なしだが、たびたび不運に見舞われたり喧嘩を売られていることに気づかなかったりと、一方的に殴られることもある。また、肌がデリケートでちょっとした打撃を食らっただけでも出血するため、はた目からは喧嘩が強いのかどうかがわかりづらい。薬田大吾自身をモチーフにしたキャラクターに「やっくん」と名づけている。見かけによらず花が大好きで、趣味はかわいい便箋集め。
世羅 愛美 (せら まなみ)
大武高等学校に通う1年生の女子。薬田大吾のクラスメートで、園芸部に所属している。かわいらしい顔立ちで、男子からの人気を集めている。校内の不良によって花壇が踏み荒らされることに悩んでおり、大阪から転校してきた強面の大吾が花壇を守ってくれたのを見て興味を抱くようになる。当初は大吾の外見から疑心暗鬼に彼と接していたが、花を愛する大吾の姿を何度も目撃するうちに、大吾の心優しい内面を知ることとなる。そのため、大吾が周囲の人たちから札付きの不良として恐れられていることにヤキモキしており、どうにか誤解を解きたいと、ピクニックにクラスメートと共に大吾を誘ったりしている。一方で、大吾のアプローチや贈り物の意味にまったく気づいていなかったり、大吾から寄せられる恋心には鈍感なところがある。