概要・あらすじ
主人公の女子高生大橋美意子は大学生の越野心平と遠距離恋愛中。美意子が3ヶ月に74通も手紙を書いているにも関わらず、ようやく到着した心平の返事は短く簡素なものだった。美意子は我慢しきれず、親に鎌倉に行くと嘘をついて尾花巻に住む心平に会いに行くために汽車に乗る。千葉から6時間かけてついた尾花巻には美意子の知らない心平の人間関係があった。
登場人物・キャラクター
大橋 美意子 (おおはし みいこ)
千葉に住む高校2年生の女子高生。妹がひとりいる。大学生の越野心平と遠距離恋愛中で、毎日のように手紙を書いている。心平のことが大好きで、いつも手紙の到着を待ちわびている。明るく素直な性格だが、親に嘘をついて心平に会いに行く大胆な一面も。
越野 心平 (こしの しんぺい)
獣医学部専攻の大学生。尾花巻にある月光荘に下宿している。大橋美意子とは遠距離恋愛中で、手紙をよく貰うものの筆不精で返信をすることは少ない。明るい性格で友人も多いが、ややマイペース。
竹田 (たけだ)
越野心平の友人の大学生。眼鏡をかけている。夏休み中、心平と一緒にアルバイトをしていた。紅茶を買いに心平の下宿を出た大橋美意子に出会い、買い物に付き合いながら、心平が美意子の手紙を心待ちにしていることを伝える。
荒井 (あらい)
高校2年生の男子高校生。大橋美意子のクラスメイト。美意子のことが好きで、美意子に大学生の恋人がいることを知りながらも、気持ちだけは知っていてほしいと告白してくる。
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