せんごくっ!? ~悠久乱世恋華譚~

せんごくっ!? ~悠久乱世恋華譚~

戦国時代の人物とその人間関係に、現代のさまざまな要素を融合させた新感覚のラブ・コメディ漫画。小笠原長耶が赤須静や村上唯などと慌しくも楽しく過ごす日常が描かれている。「月刊ドラゴンエイジ」2009年12月号から2012年12月号まで不定期で連載された作品で、原作はRusty Soul。豪華声優陣によるドラマCDも、ランティスから発売されている。

正式名称
せんごくっ!? ~悠久乱世恋華譚~
ふりがな
せんごくっ ゆうきゅうらんせいれんげたん
原作者
Rusty Soul
作画
ジャンル
ラブコメ
関連商品
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概要・あらすじ

いまは平穏だがいつ戦乱に包まれるかわからない乱世。小笠原家の次期当主・小笠原長耶は、小笠原家と赤須家の友好のために質人として小笠原家に来た赤須静と出会う。この出会いが長耶の日常を大きく変えることになる。

登場人物・キャラクター

小笠原 長耶 (おがさわら ちょうや)

貴族や華族に通ずる稀代の名家である小笠原家の嫡子。家出を繰り返して家臣を困らせる問題児だったが、赤須静と出会ってからは行いが変化する。小笠原家の次期当主として昔から英才教育されており、常に民や領地、家臣のことなどを考えて行動し、剣の腕も悪くない。外見は同年代の女の子のように華奢で、静や村上唯によって事があるごとに女装させられてしまう。

蝶耶 (ちょうや)

小笠原長耶が女装した姿。人前では「蝶耶」と名乗り、赤須静の友人で他地方から来た姫ということになっている。小笠原家が誇るメーキャップ班により完璧に仕上げられており、親しい人間に間近で見られても正体はばれない。

赤須 静 (あかす しずか)

小笠原家と赤須家の友好のために質人として小笠原家に来た姫。見た目は可憐でおしとやかだが、性格は行動的。また多くの民を一瞬で虜にする気高さも兼ね備える。しかし内面では親元を離れて故郷から遠い小笠原家に1人でいることを寂しく感じている。赤須静が小さい頃に戦で亡くなった兄の形見であるヘッドフォンを常に持ち歩いている。

村上 唯 (むらかみ ゆい)

小笠原長耶のいとこ。長耶の父の妹が、村上家に嫁いで生んだ女の子。小笠原家と村上家の同盟の証として小笠原家に住んでいる。おっとりとした外見で性格も穏やか。物腰が柔らかい話し方をするが、意外と腹黒い面もあり、長耶が女装せざるを得ない状況を作り出し、女装した長耶を見て楽しんでいる。普段着ている着物ではわかりにくいが、巨乳の持ち主。

艸香部 一純 (くさかべ いずみ)

剣客、陰陽師として名高い青年。小笠原長耶の父の願いを受けて学舎「杏桜塾」を開き、全国から集まった若人に学問などを教える。赤須静を教えていたこともあった。見た目は男前で女性の人気は高く、いつも城下の女性とデートしている。女性にだらしなく見えるが「剣に生き、剣に死する」を目標に、世の芥を払うという自分の血筋に課せられた使命を第一にしている。

織田 上総介信之長 (おだ かずさのすけのぶのなが)

尾張に城を構える織田家の次期当主で、小笠原長耶の幼なじみ。長耶とは幼少の頃からお風呂に入りながら理想の姫を語り合った仲。艸香部一純の杏桜塾で学ぶために小笠原の城を訪れる。小笠原にある織田家別邸への引越しの際、荷物の片付けを手伝う女装した長耶(蝶耶)に一目惚れする。

柴田 香津美 (しばた かつみ)

織田家の家臣。杏桜塾に通う織田上総介信之長の身辺警護するように信之長の父から命令される。長い黒髪をストレートに伸ばし、メガネをかけている女性。身辺警護だけでなく、信之長の言動にも容赦なく苦言を呈する。同じく身辺警護に就く丹羽茉那佳、滝川一摩、羽柴藤のまとめ役も担う。

丹羽 茉那佳 (にわ まなか)

織田家の家臣。杏桜塾に通う織田上総介信之長の身辺警護するように信之長の父から命令される。長い髪を結い、柴田香津美、滝川一摩、羽柴藤たちの中では一番プロポーションがいい女性。信之長に対して毒舌を連発し、書斎の片付けを命じられると、片付けそっちのけで一日中読書に夢中になるほどの本の虫。

滝川 一摩 (たきがわ かずま)

織田家の家臣。杏桜塾に通う織田上総介信之長の身辺警護するように信之長の父から命令される。ショートヘアに鉛入りの鉢巻をしている女性。物事をあまり深く考えない性格。さらに掃除をすれば、はたきで障子を突き破るなど細かい作業に向いていない。

羽柴 藤 (はしば ふじ)

織田家の家臣。杏桜塾に通う織田上総介信之長の身辺警護するように信之長の父から命令される。髪型はリボンを付けたツインテールで、柴田香津美、丹羽茉那佳、滝川一摩たちの中では一番背が低い女性。杏桜塾では蹴鞠部の主将を務めている。

伊達 ムネ子 (だて むねこ)

奥州の名門大名として知られる伊達家の長姉。艸香部一純の杏桜塾で学ぶために小笠原の城を訪れる。小笠原長耶や織田上総介信之長とは小さい頃からの知り合いでもある。偉大な祖先である政宗にあやかって「ムネ子」という名前をもらい、幼い頃から政宗のような、戦では馬に乗って先陣を切る武士を目指していた。しかし、今では非常に大きく成長た胸にコンプレックスを持っており、長耶から昔のように「ムネちゃん」と呼ばれることを嫌う。

足利 義昭左右衛門参世 (あしかが よしあきざえもんさんせい)

かつての将軍家である足利家の末裔。艸香部一純の杏桜塾で学ぶために小笠原の城を訪れる。権力を振りかざし、周囲にも自分に逆らう者がいないためすぐに調子に乗る。杏桜塾にいる人間の中では、足利家が家柄や財力で一番だと断定し、自分こそが杏桜塾の総大将だと思い込んでいる。総大将である自分に相応しいガールフレンドとして赤須静に目をつける。

細川 右京兆 (ほそかわ うけいちょう)

足利家に長く仕える管領の男性。足利義昭左右衛門参世が小笠原長耶に裁きを下すために呼ばれ、杏桜塾に編入する。サングラスをかけてパイプを銜えている。基本的には義昭に従っているが、筋の通らない命令には適当な理由をつけて断ったり、途中で放棄する。

六角 大王 (ろっかく おおきみ)

足利家に長く仕える管領代の男性。足利義昭左右衛門参世が小笠原長耶に裁きを下すために呼ばれ、杏桜塾に編入する。ヘアバンドをして、口やアゴに髭を生やしている。義昭に対しては細川右京兆と同じく基本的には従っているものの、場合によっては拒否している。

宮長 乃姫 (みやなが のひめ)

杏桜塾の麻雀部に所属する1年生。小笠原長耶と対局した時は、嶺上開花で2回上がり、長耶の持ち点数をマイナスにした。部員からは「サキ姫」と呼ばれている。

雲蔵 伊吹 (くもくら いぶき)

村上家に仕えるくの一。赤須静の父から静へ書かれた手紙や写真を届ける任を追う。また単身で敵地に潜入して小笠原長耶と静を見つけるなど、くの一としての腕は高い。

上杉 虎々子 (うえすぎ こここ)

越後を領土とする上杉家の娘。シスターのような服を着て、丁寧なしゃべり方をする。しかし伊達ムネ子からは「虎娘」と呼ばれており、2人の仲は悪い。

ハリカ・バラミール (はりかばらみーる)

故郷が戦争に巻き込まれたためロケットで脱出し、小笠原の領土に落下した少女。褐色の肌に緑色の目をした異国の姫で、かなりの男嫌い。そのため小笠原長耶からは蝶耶に女装して対応されている。ロケットの修理が終わるまでは城に滞在し、杏桜塾にも編入した。異国の合理的で実用的な物を披露して存在感を高めている。

クレジット

原作

Rusty Soul

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