その名は101

その名は101

山野浩一は超能力者として101のコードネームを持つ少年である。彼はCIAによって自分の血液が悪用され、人工的に超能力者が産み出されていることを知る。研究機関から脱出した101は、その超能力を使って、人工超能力者たちを抹殺していく。『バビル2世』の後日譚として執筆された作品。

正式名称
その名は101
作者
ジャンル
バトル
レーベル
秋田文庫(秋田書店) / 秋田トップコミックスワイド(秋田書店)
巻数
全3巻
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概要・あらすじ

山野浩一はかつてバビル2世と名乗っていた16歳の超能力少年である。彼は、アメリカの研究施設に提供していた自分の血液が悪用されていることを知り、施設を脱走する。101のコードネームで呼ばれ命を狙われる中、山野浩一は、自分の血液から人工的に生み出された超能力者を抹殺すべく戦い続ける。

登場人物・キャラクター

山野 浩一 (ヤマノコウイチ)

超能力を持った16歳の少年。かつてはバビル2世と名乗っていた。病人に活力を与えるためと信じて研究用に自分の血液を提供していたが、その血液がCIAの超能力工作員を産み出すために使われていると知り、研究所を脱出する。以降、その強大な超能力を使って、人工超能力者を追いつめて抹殺していく。 超人的な体力、運動能力、回復能力を持ち、サイコキネシス(念動力)、テレパシー、エネルギー衝撃波、エネルギー吸収、発火能力透視能力といった超能力を使うことができる。

局長 (キョクチョウ)

アメリカ合衆国CIAの局長。101こと山野浩一の血液を利用して、超能力工作員を産み出し活用する計画を指揮した。浩一が研究機関から脱走したことを知ると、エージェントたちに捕獲を命じた。

ネイティブ・アメリカンの少女 (ネイティブアメリカンノショウジョ)

心優しきネイティブ・アメリカンの少女。荒野で巨大な灰色熊に襲われたところを、山野浩一に助けられた。この際負傷した浩一を丸田小屋に引き取り、手当をする。追手としてやってきたCIAエージェントから逃れるため浩一を連れて、山の洞窟に避難するが、そこに棲息していた野ネズミの大群に襲われ、死亡する。

巨大なネズミ (キョダイナネズミ)

『その名は101』に登場する巨大なネズミ。実験材料として101の血液を注射されたが、力を得て、金網を破って脱走する。その後、人間大に巨大化してアメリカのネイティブ・アメリカン居留地に潜伏。膨大な数の野ネズミを指揮して人間を襲った。エネルギー衝撃波とテレキネシスを使うことができる。

王 銀鈴 (オウ ギンレイ)

ニューヨークのスラムで暴漢に襲われているところを山野浩一に助けられた。香港の大金持ちの娘と称す銀鈴は、お礼に浩一に日本へ帰国するための偽造パスポートを提供することを申し出る。パスポートができあがるまで、ニューヨークでデートを重ねる2人だが、銀鈴は謎の組織に誘拐されてしまう。 銀鈴奪回に動く浩一。しかし彼女には秘密があった。

ジョー (ジョー)

アメリカの警察官。麻薬課の刑事。CIAの陰謀で麻薬の運び人として逮捕された山野浩一を逮捕し、尋問した。麻薬課課長の指示に従い、浩一をCIA局長に引き渡す。

赤毛のジャック (アカゲノジャック)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。最初に浩一と戦った超能力工作員である。サソリの絵柄のタートルネックシャツの下に、複数の刃物を仕込んだ胴着と手甲を身につけおり、ものすごい速度で回転しながら体当たりをしかけてきた。

ドミノ (ドミノ)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。輸血の影響で、残虐性も増幅され、一般人を巻き添えにするような破壊工作を繰り返した。浩一をおびき出すため、隣に住んでいた少女キャシイを誘拐し、人形に爆弾を仕掛けて、殺害し、浩一の怒りをかった。 最後はCIAに見捨てられ、浩一のエネルギー衝撃波を受けて死亡する。

キャシイ (キャシイ)

主人公山野浩一が暮らしていたアパートの隣の部屋の住人。人形遊びの好きな金髪の幼女。浩一をおびき出すための人質として、CIA超能力工作員のドミノに誘拐されてしまう。浩一の血液の影響で凶暴化していたドミノは彼女の人形に爆弾をしかけ、浩一もろとも爆殺しようとした。 結果、無惨にもキャシイのみが死亡してしまう。

パラミンゴ大統領

アフリカ・ベルミト共和国大統領。アメリカとS国を天秤にかけて軍事援助を引き出す野心家。搭乗した飛行機が襲われ、墜落しそうになるが、乗り合わせた山野浩一の操縦で何とか胴体着陸に成功する。この時、パラミンゴ大統領は重傷を負ったが、浩一の輸血を受けて蘇生する。

アーネスト (アーネスト)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。アフリカベラミト共和国のパラミンゴ大統領暗殺の任務を帯びていた。暗殺のため墜落させようとした航空機に山野浩一が乗り合わせており、彼と戦うこととなる。怪我人に輸血することで浩一が弱るのを待って襲撃したが、エネルギーを吸収されたあげく、エネルギー衝撃波を受けて死亡した。

スペンサー (スペンサー)

CIAにスカウトされた超能力工作員。山野浩一の輸血による人工超能力者でない、生粋の超能力者。テレキネシス、透視能力、予言能力を持つ。超能力で金を稼ぎ、楽して暮らすという願望を持っていたが、浩一のエネルギー衝撃波を受け、死亡した。

ジェームス (ジェームス)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。超能力工作員となった事で大金を稼ぐようになり、豪邸で妻と2人の子供と暮らしていた。局長に浩一の抹殺を命じられ対決したが、最後は同僚に変身した浩一におびき出され、エネルギー衝撃波を受けて死亡した。 死亡時に家族のことを思い浮かべたことで、浩一の心にやりきれない気持ちを植えつけた。

ランバート (ランバート)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。浩一と戦うことを恐れ、CIAを脱走して、武器販売組織の一員になろうとした。その依頼を受けて原爆輸送機をハイジャックしたが、最後は組織と仲違いし、浩一及び組織と三つ巴の戦いを演じることになる。

レナード (レナード)

101こと山野浩一の血を輸血して超能力を得たCIAの特殊工作員。通常の戦いでは勝ち目がないと考えたCIAは浩一を罠にかけ、自動迎撃装置をしかけた施設におびき寄せようと企む。レナードはこの作戦で囮役をつとめた。しかし、結局は浩一と戦うことになり、エネルギーを吸収された後、エネルギー衝撃波によって命を落とした。

SBC会長

アメリカ随一の巨大企業SBCの会長。北極海で発見したヨミを蘇らせるため、三つのしもべの情報と引き替えに山野浩一の血液を入手する。

ヨミ (ヨミ)

山野浩一のかつての宿敵。『バビル2世』でバビル2世こと山野浩一に敗れ、北極海で特殊カプセルに入って眠っていたが、その統率力を利用しようとしたSBC会長によって蘇生した。浩一の血を輸血することで力を戻す処置を受けている最中に、浩一によって射殺された。

その他キーワード

三つのしもべ

『その名は101』に登場するキャラクー。巨大怪鳥ロプロス、巨大ロボットポセイドン、不定形生物ロデムの3体を指す。かつてはバビル2世こと山野浩一を守る守護神的な存在だったが、『その名は101』では、アメリカ政府によって地下核実験場に隔離され、動き出せば、水爆が爆発するようセットされていた。

前作

バビル2世

宇宙人バビルの後継者に選ばれた山野浩一が超能力者「バビル2世」として、悪の帝王ヨミと闘い、世界を守っていく姿を描く。 関連ページ:バビル2世

書誌情報

その名は101 全3巻 秋田書店〈秋田文庫〉 完結

第1巻

(2002年12月発行、 978-4253176651)

第2巻

(2003年2月発行、 978-4253176668)

第3巻

(2003年4月発行、 978-4253176675)

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