それすらも日々の果て

それすらも日々の果て

恵まれた環境に育ち、人生をなんとなく生きてきた小杉由衣子が、本当の恋を知っていい女になっていく姿を描く。「りぼんオリジナル」昭和58年秋号、59年春号、初夏の号に掲載された作品。

正式名称
それすらも日々の果て
ふりがな
それすらもひびのはて
作者
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概要・あらすじ

小杉由衣子は恵まれた環境に育ったせいか、自分では可もなく不可もないそこそこの人生を歩んでいると感じていた。付き合っている彼氏の今泉崇もいるが、恋愛にもそれほど夢中になれずにいる。そんなある日、由衣子はアルバイト先のオーナーである小原京子の別居中の夫、小原慎一郎からバラの花束をもらう。最初は、そんなプレイボーイ然とした慎一郎を軽蔑していた由衣子だったが、彼の優しさに触れるうちに、本気で好きになっている自分に気づく。

登場人物・キャラクター

小杉 由衣子 (こすぎ ゆいこ)

大学生1年生の女の子。お金に苦労したこともなく、見た目も頭もそこそこ良く、恵まれた環境に育ったせいかハングリー精神がまったくない。大学ではテニス部に所属しており、先輩である今泉崇に交際を申し込まれて付き合っているが、それほど好きになれずにいる。

神堂 燐子 (しんどう りんこ)

大学生1年生の女の子で、小杉由衣子とは中学生の時からの腐れ縁。もともとはガリ勉でテストでいい点を取ることに快感を覚えていたが、勉強のし過ぎで円形脱毛症になってからは男に走っている。いつもなにかに熱中していたいタイプで、あまり羞恥心がない。

今泉 崇 (いまいずみ たかし)

大学2年生で、小杉由衣子と付き合っている男性。由衣子と同じテニス部に所属しており、イケメンで優しいが、1年交際していても心も体も許してくれない由衣子に対してモヤモヤした気持ちを抱いている。

小杉 春奈 (こすぎ はるな)

小杉由衣子の姉。4年間交際した男性と婚約中で結婚間近だが、実はあまり結婚に対して乗り気ではなく、マリッジブルーのせいか気持ちが不安定になっている。小原慎一郎と割り切った付き合いをしている。

小原 京子 (おはら きょうこ)

小杉由衣子がアルバイトをしている画廊のオーナー。色っぽい美人なうえに上品で優しく、気さくなところもある大人な女性。由衣子にとっては女性として憧れの存在。小原慎一郎の妻だが、現在は別居中。

小原 慎一郎 (おはら しんいちろう)

小原京子の別居中の夫。おしゃれでちょっとキザなところがあるプレイボーイ。女性に関してはかなりマメで、花を贈ったりエスコートすることにためらいがない。レコード会社に勤めており、仕事とプライベートは完全に切り離している。

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