概要・あらすじ
武藤結月は、女子校ならではの少女同士の関係に憧れていた。ある日容姿端麗な舟木碧生に声をかけられ浮足立ったところ、実は彼女は学校の公認で拷問を行う拷問部の部員だったことが判明。あわてて逃げ出そうとする彼女は拘束具によってとらえられ、強制入部させられることになった。本人は日々の拷問活動を嫌がっているが、実際に拷問器具を使っているうちに感情が昂ぶるようになり、いつの間にかサディストの芽が芽生え始め、舟木碧生らから逸材と称されるまでになる。
ところがある日、拷問部と敵対関係にある洗脳部に拉致され、洗脳されそうになった。以後、拷問部と洗脳部の戦いに巻き込まれ始める。
登場人物・キャラクター
武藤 結月 (むとう ゆづき)
13歳。中学1年の少女。サイドテールに髪の毛をまとめている。女子校ならではの少女同士の恋愛的関係に強い憧れを抱いていた新入生。強制的に拷問部に入れられてからは、しばしば実験台にされ続けている。様々な拷問系ボケをする周囲の人間を相手に、日々ツッコミを入れている。拷問自体は嫌がっているものの、いざ拷問を始めるとSっ気が強く、自然と拷問具を使いこなしては興奮することから、舟木碧生らには逸材と称されている。 碧生に対しては恋慕とも性欲ともいえない感情を抱いており、また周囲の人間の百合的な空気には非常に敏感。特に巨乳好きで、もみしだいたり、鼻血を流したり、興奮して妄想が止まらないことが多々ある。 名門女子校への幻想が強すぎるため、少しでも恋愛的な出来事に遭遇すると「イベント」と言い出して暴走する。拷問部と洗脳部のトラブルに巻き込まれ、一度洗脳部に拉致されてしまった。百合アニメ・マンガが大好き。
舟木 碧生 (ふなき あおい)
16歳。高等部1年。身長が高く、胸が101cmととても大きい。普段からあまり表情を変えず、生真面目だが天然ボケ。拷問を心から愛しており、熱意をもって拷問技術の研究に励んでいる。マゾヒスト気質で、特に武藤結月の責めに弱く、彼女を次期エースとして有望視している。家は和風で、普段から和服で過ごしている。 結月は彼女の優しさと雰囲気に憧れているが、しばしば彼女の巨乳にのみ興味が集中してしまう。
小橋 蒼空 (こばし そら)
13歳。中等部1年。女装少年。武藤結月の同級生。ツインテールにしており、一般の女子生徒よりもかわいいと思われることがある。マゾヒストで、姉の小橋悠里や他の拷問部員に責められると興奮してしまう。拷問部顧問のニューハーフの教員、星野沙雪とは交際中。
小橋 悠里 (こばし ゆうり)
16歳。高等部1年。拷問部の部長。落ち着きがあり、いつも笑顔でいる長髪の少女。眉毛が太い。生粋のサディストで、下級生を拷問スパーリングしているため、恐れられている。かつて拷問部で高田我羅著と親友だったが、彼女が洗脳部の潜入工作員で、拉致され洗脳させられそうになってからは、拷問部と洗脳部は対立関係になった。 小橋蒼空の姉。初等部の新崎苺花に強く慕われている。
新崎 苺花 (しんざき まいか)
10歳。初等部の4年。ショートカットに帽子をかぶっている。とても内気で、普段は寡黙。小橋悠里に対して恋慕の情を抱いており、近づくものに嫉妬したり、侮辱した相手に容赦しないなど、攻撃的。こっそりと悠里の着ている服のにおいをかぐなどの行動を取っている。また彼女のことを思い出すだけで、興奮のあまり性的に感じてしまう。 極度のマゾヒストで、拷問具をいつも持ち歩いている。
高田 我羅著 (たかだ がらしゃ)
15歳。中等部3年。髪飾りをつけたセミロングの少女。洗脳部の総統。京都弁でしゃべり、たおやかな雰囲気をただよわせている。顔色一つ変えず、瞬間催眠術をかける達人。武藤結月を、拷問部の次期エースと呼んでいる。小橋悠里とかつて拷問部で親しくしていたが、洗脳部の潜入工作員で、悠里を拉致しようとしたことがあり、それが元で今も対立関係が続いている。 洗脳による学園統一、世界統一を狙っている。
安城 祢里 (あんじょう ねり)
11歳。初等部5年。洗脳部の副総統。髪を縦ロールにし、お嬢様言葉でしゃべる。極めてプライドが高く、小悪魔的な性格のS系少女。拷問部に敵対心を抱いている。武藤結月を拉致し、「感覚遮断」などを用いて洗脳を施そうとした。女生徒に「調整」を行い、自分の味方につけている。 しかし結月と話しているうちに、考え方が変わり始める。同人誌イベントでコスプレをしているオタク。
木戸 静波 (きど しずな)
16歳。高等部1年。ショートカットで、安城祢里の側近的な立場で活動する洗脳部部員。祢里をお嬢様と呼び、笑顔で洗脳相手に接している。拷問部を敵対視し、祢里を守るために戦う。
曹 小燕 (つぁん しゃおいぇん)
13歳。中等部1年。中国からの留学生。中国武術研究会と洗脳部を兼任している。洗脳部の「調整」を受けたことで、誘拐に加担してしまう。アニメ好き。
蝶野 理沙 (ちょうの りさ)
16歳。高等部1年。生徒会長。普段からテンションがとても高く、女生徒には「仔猫ちゃんたち」と呼びかけている。女生徒たちからは憧れられており、百合ハーレムを作るのを目標にしている。見た目はよく、お金持ちの家庭の出で、極めてハイスペックな文武両道の人物ながらも、行動がいつもズレているため、天山紗智子からは蔑まれており「阿呆」と称されている。 ただしバカにされていることに本人は気づいていない。
天山 紗智子 (てんざん さちこ)
11歳。初等部5年。生徒会経理。髪型を姫カットにし、帽子をかぶっている。やたら暴走する蝶野理沙に対して非常に厳しい毒舌を吐き、罵り続けている。ただし、自由奔放な彼女のことはあながち嫌いではない。財閥のお嬢様で、文武両道の優等生。
馳 尊 (はせ みこと)
14歳。中等部2年。生徒会書記。メガネをかけた真面目な少女で、普段から丁寧語で話している。会長の蝶野理沙と、経理の天山紗智子のののしりあいを傍から見ている。常識人で、内気だが、会長の奇行に対しては「残念なイケメン系女子」と称している。実家は貧しく、生活費を稼ぐために官能小説を書いている。 素材は学校生徒の日常からとっており、普段から妄想たくましい目で女生徒たちを観察している。
藤浪 椿稀 (ふじなみ つばき)
高等部2年。生徒会副会長。メガネをかけた、黒髪ロングの少女。政治家の家系で、豪邸に住んでいる。全国模試では上位100位以内の優秀な学力の持ち主。生徒会長の蝶野理沙が天山紗智子とともにいることに激しい嫉妬をしており、理沙失脚を願う洗脳部と結託した。 紗智子に拷問されるのが夢。
杏璃・シウバ (あんりしうば)
15歳。中等部3年。ブラジル系のハーフで、肌は褐色。ジャーナリズム研究会所属。ゴシップ記事を集めるのがメインの活動で、不純同性交遊の写真を盗撮しては脅迫まがいに肉体関係を迫っていた。乱暴な性格で、拷問部に捕らえられた際も激しく暴れていた。ホラー映画が苦手。
真壁 小恋愛 (まかべ ここあ)
15歳。中等部3年。明るく元気な少女。学園祭実行委員で、生徒会と協力して事前チェックを行っていた。幼いころから生徒会長の蝶野理沙に憧れており、ストーキングを行ったり、好きな人の泣き顔をみたいと狙っているS的な変態。洗脳部の安城祢里に目をつけられて洗脳され、不祥事を起こしてしまう。
クレジット
- 原作