あらすじ
第1巻
酒井根童志は無愛想なうえに強面なために、クラス内に親しい友達がいなかったが、転入してきた鬼殺滅滅子から告白されて付き合い始める。しかし、滅滅子について何も知らないことに気づいた童志は、滅滅子を徹底的に観察し始めるのだった。(第1話「となりの鬼殺さん」。ほか、6エピソード収録)
登場人物・キャラクター
酒井根 童志 (さかいね どうじ)
高校1年生の少年。無表情かつ強面なせいでクラスに友達がいない。しかし、近寄りがたい雰囲気を漂わせているだけで、人付き合いはふつうにでき、豊四季豊丸とは仲がいい。周囲には隠しているがかわいいものが好きで、ハクビシンをモチーフにしたキャラクター「はくびたん」のグッズを大量に収集している。転入してきた鬼殺滅滅子から、転入初日に刃物をつきつけられながら告白され、断わりきれずに滅滅子と付き合うこととなる。実は転入する前日に田舎から都会で出てきて迷子になっていた滅滅子を助けており、それが告白のきっかけとなっている。しかし、滅滅子の秘術によってその時の記憶は消されているため、初対面だと思っていた滅滅子からいきなり告白されて驚くことになる。
鬼殺 滅滅子 (おにごろし めめこ)
酒井根童志が通う高校に転入してきた高校1年生の少女。左側頭部に鬼のような仮面、右目に「滅」と書かれた眼帯を付けている。童志とはクラスメートで席はとなり同士。鬼退治を使命とする一族の人間にして鬼殺流百八秘術の使い手で、鬼殺滅滅子自身の分身を作ったり、火を出したり、対象の記憶を消したりすることができる。スカートやズボンの中には刀や札、暗器が収納されている。これまで山奥で暮らしていたが、高校進学のために初めて都会に出てきた。そのため世間に疎く、突拍子もない行動をすることが多い。初めての都会で迷子になって困っていた際、助けてくれた童志を好きになるが、その時に恥ずかしいことをしてしまったために童志の記憶を消す。翌日、転入したクラスに偶然にも童志がいたことで告白して恋人となる。
豊四季 豊丸 (とよしき とよまる)
酒井根童志と同じ高校に通う高校1年生の少年。童志とは幼稚園からの知り合い。小柄で女性っぽい外見にコンプレックスを抱いており、かわいいと言われると激怒する。性格は明るく社交的で、誰ともすぐなかよくなれるほどコミュケーション能力が高い。
書誌情報
ちょろいですよ鬼殺さん! 全2巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2019-10-26発行、 978-4049128352)
第2巻
(2020-07-22発行、 978-4049132847)