概要・あらすじ
青井華は21歳の少女漫画家。仕事スイッチが入ると華は原稿に夢中で寝食も忘れ、身なりも気にしない。編集部に原稿を届けた帰り、ガラスに映るボロボロの自分を見た華は飛び込みで美容院に入った。そこはおしゃれな店で「予約なしにはできない」と受付で言われ、場違いだったと恥ずかしくなって帰ろうとした華。そのやり取りを見ていた26歳の美容師の城戸理一が「自分で良ければ」と申し出て、華の髪を切ることになる。理一に仕事のことを聞かれた華は、3日寝ていないことや、あと2日あればもっといいものができたのにと話す。恥ずかしがったわりに口を開けて寝ている華を見て、最初は変わった女だと思った理一。しかし、カットとヘアメイクが終わったあと、別人みたいと喜ぶ華の表情を見て、理一は恋に落ちてしまう。理一はその場で告白し、二人は付き合うことに。イケメンで優しい理一と付き合うことになっても、華は仕事スイッチが入ると理一からの誘いも後回しになり、既読無視してしまう。そんな扱いを受けても、理一は華の仕事を理解し、応援してくれていた。付き合って3か月、華がキスまでしか許してくれないことに疑問を持った理一が理由を聞くと、華は「自分が処女だから面倒くさいのではないか」と気にしていた。恋愛初心者ですぐに恥ずかしがってしまう華を、さらにいとおしいと思う理一だった。その後も何かと邪魔が入り、二人はなかなかキスから先に進めない。そんな中、華の漫画の実写化が決まり、原作者として現場にあいさつに行った華は、女優の星野七瀬と知り合う。七瀬は華の漫画の大ファンで、華に会えてとても喜んでいた。その七瀬の専属ヘアメイクを担当していたのは理一で、偶然に驚く二人。そして理一は華のことを彼女だと七瀬に紹介するが、ずっと理一が好きだった七瀬は「あなたを尊敬しているが、あきらめられない。私は理一が好きだ」と華にライバル宣言をする。理一の周りには芸能人やモデルなどカワイイ子がたくさんいるのだと、華は落ち込むのだった。
登場人物・キャラクター
青井 華 (あおい はな)
21歳の少女漫画家。身長は156センチ、体重は42キロ。ペンネームは「花井アオ」で、仕事スイッチが入るとすべて漫画優先になって、寝食も忘れてしまう。仕事中はTシャツにスウェット、長い髪を団子頭にしてスッピンメガネスタイル。少女漫画を描いているが、恋愛初心者で男性経験のない処女。女の子を幸せにするために漫画を描いている。少女漫画家デビューは18歳。
城戸 理一 (きど りいち)
26歳の美容師の男性。真ん中分けの黒髪で端正な顔立ち。器用で気遣いができ、女性の扱いが上手。モデルや女優からの指名も多く、雑誌で特集されるほど人気の美容師。女性経験も豊富でとにかくモテる。青井華に既読無視されようとも、数時間待たされても、華の仕事を応援する余裕がある。
星野 七瀬 (ほしの ななせ)
モデル出身の女優で、19歳。身長は169センチ、体重は48キロ。長い黒髪でクールで大人っぽい女性。美容院ではいつも城戸理一を指名し、彼に惚れている。青井華の漫画の大ファン。華の漫画の実写化で起用され、役作りのために伸ばしていた前髪を切る。裏表のない素直な性格。
書誌情報
ねぇ先生、知らないの? 10巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2019-11-08発行、 978-4098706563)
第2巻
(2019-12-26発行、 978-4098708123)
第3巻
(2020-05-26発行、 978-4098710034)
第4巻
(2020-10-26発行、 978-4098712007)
第5巻
(2021-02-25発行、 978-4098712557)
第6巻
(2021-07-26発行、 978-4098714056)
第7巻
(2021-11-26発行、 978-4098715145)
第8巻
(2022-04-26発行、 978-4098716371)
第9巻
(2022-08-26発行、 978-4098717200)
第10巻
(2022-12-26発行、 978-4098718498)