てんとう虫の歌

てんとう虫の歌

『巨人の星』『いなかっぺ大将』などの川崎のぼるによる家族愛を題材とした物語。7人兄弟たちには、月曜日~日曜日の1週間にちなんだ名前が付けられている。

正式名称
てんとう虫の歌
ふりがな
てんとうむしのうた
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

一週家7人兄弟たちは、貧しい中でも自分たちを育ててくれている両親に感謝の気持ちを込めて、10日間の北海道旅行をプレゼントした。だが、両親の乗った飛行機が墜落し両親は死んでしまう。残された7人がそれぞれ親戚に預けられてばらばらになりそうになったとき、兄弟たちは自分たちの力で生きていくことを決意するのだった。

登場人物・キャラクター

7人兄弟 (ななにんきょうだい)

『てんとう虫の歌』の主人公たち。一番上の長女は小学6年生、一番下の次女は5歳とまだ幼い兄弟達。残りの5人は男兄弟。

一週 月美 (いっしゅう つきみ)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の長女で小学6年生。両親が健在だったころからよく母の手伝いをし、暮らしを支えてきた。両親の死後は、兄弟の母親代わりとして弟たちを育てる。家事全般はなんでもこなす働き者。また、理不尽なことには頑として立ち向かう気の強い面も持っている。

一週 火児 (いっしゅう かじ)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の長男で小学5年生。長男として弟たちを引っ張る。腕白でガキ大将だが、姉の一週月見には頭が上がらない。一本気で責任感が強く熱血タイプだが、涙もろい一面もある。さまざまなアルバイトをして7人兄弟の生活を支える。

一週 水男 (いっしゅう みずお)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の次男で小学4年生。頭脳明晰の秀才で、いつもはめを外しがちな7人兄弟のプレーキ役になることもある。また、一週月見と一週火児のよき相談相手でもある。また、兄弟たちの歌「てんとう虫の歌」の作詞・作曲もしている。

一週 木介 (いっしゅう もくすけ)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の三男で小学3年生。見た目通りの気は優しくて力持ちな少年。力は大人なみ。普段はのんびり、ぼんやりしているが、いざというときにはなぜかグッドアイデアが浮かんだりして兄弟たちの窮地を救う。

一週 金太郎 (いっしゅう きんたろう)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の四男で小学2年生。向こうっ気が強く口の減らない腕白少年。性格は兄の一週火児とそっくりで、一週家のもうひとりのガキ大将といっても過言ではない。火児とはしょっちゅうケンカしている。

一週 土丸 (いっしゅう つちまる)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の五男で小学1年生。たくましい連中揃いの7人兄弟にあって、ケンカが弱く気も弱い。だが、耳ざとく、その早耳をいかしてさまざまな情報を掴んでくるのが得意。7人兄弟のなかで情報通の役割りを果たす。

一週 日曜子 (いっしゅう ひよこ)

『てんとう虫の歌』の主人公の1人。一週家の末っ子で5歳。兄弟のマスコット的存在でムードメーカーでもある。一週家はたくさんの動物を飼っているが、普段は動物たちを従えて遊んでいる天真爛漫な少女である。兄たちの影響か、口が悪くケンカっ早いところがあるが、おねしょのクセが直らないのが悩みの種。 下駄がトレードマーク。

一週 間太 (いっしゅう かんた)

7人兄弟の父親。動物園の飼育係をしていた。ゴリラのようにたくましい体に優しい心の持ち主。子供たちをときには厳しく、ときには優しく見守り続けた。大家族の一週家の大黒柱だったが、飛行機墜落事故で亡くなった。

一週 休美 (いっしゅう やすみ)

7人兄弟の母親。動物園の切符切りとして働いていたとき、一週間太と出会い、大恋愛の末に結ばれた。腕白盛りの子供たちを優しく包み込む、大きな愛情の持ち主。夫の間太とともに、飛行機墜落事故に巻き込まれて亡くなってしまう。

岩倉 鉄之助 (いわくら てつのすけ)

一週 休美の父で7人兄弟の祖父。資産家で頑固な老人。両親を亡くした孫たちが自分たちの力で生きていくと決めて以来、あえて突き放しながらも、常に彼らのことを見守り続ける。ときには冷たい態度をとるが、孫たちのことを一番に考えている。

明美 (あけみ)

一週休美の妹で、7人兄弟の叔母にあたる。姉と瓜ふたつである。アメリカ人と結婚し、ずっとアメリカで暮らしていた。姉の一週休美と同じく7人の子供を持ち、年齢もみな同じ。久しぶりに日本に帰郷した際、亡き姉に代わって一週家の7人兄弟の面倒を見てくれるが、幼い末っ子の一週日曜子は本当の母親が帰ってきたと思ってしまう。

マリアンヌ

明美の娘で一週日曜子と同い年の従姉妹。日米のハーフだが性格は日曜子とそっくりで、おねしょのタイミングまでそっくり。日本にきたときに日曜子と仲良くなり、日曜子を明美夫婦がひきとる話が持ちあがったときにはとても喜んだ。

花園 小百合 (はなぞの さゆり)

一週火児のクラスメートの女の子。火児が心を寄せており、火児が野球部に入ろうとしたときには応援してくれた。小百合も火児のことを思っていたが、転校が決まっていた。貧しくてユニホームが買えない火児に手縫いのユニホームを渡し転校していった。

集団・組織

一週家 (いっしゅうけ)

幸せに生活していた父母と2人の姉妹と5人の兄弟の家族。

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