今年はじめての雪の日

今年はじめての雪の日

過去に優しく接してくれた女性に誕生日プレゼントを届けに行く、地方の全寮制高校に通う少年の淡い想いを描く。「ヤングユー」1992年1月号に掲載された作品。

正式名称
今年はじめての雪の日
ふりがな
ことしはじめてのゆきのひ
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

全寮制高校の寄宿舎で暮らす少年、榎本考志。彼には両親の離婚、そしてそれぞれの再婚をきっかけに、遠縁の親戚に引き取られた過去があった。その時期、1人だけ優しくしてくれた高樹いずみの誕生日に、考志はプレゼントを用意する。当初は宅配便で送ろうとしていた考志だったが、学友たちの口車に乗せられ、手渡しで贈ることに。そして週末の雪の夜、考志は学生寮を抜け出し、東京を目指すのだった。

登場人物・キャラクター

榎本 考志 (えのもと たかし)

全寮制高校の寄宿舎で暮らす高校1年生。両親が離婚後にそれぞれ再婚しているが、どちらの新しい家族とも打ち解けらず、遠縁の親戚に引き取られていた過去がある。結局は親戚の家族にも溶け込めず、家を出るように全寮制の高校に進学した。普段はボーッとしてつかみどころがないが、気心の知れた学友たちの中では少年らしい明るさも見せる。やや天然気味で、本気だか冗談だかわからない言動で、周りから変なやつと思われることも。

高樹 いずみ (たかぎ いずみ)

榎本考志を引き取った親戚一家の次女。母親が快く思わない中、複雑な事情を抱えた考志の心情を理解し、気配りと優しさをもって接していた。明るく快活で、思ったことがすぐ口に出る性格。自分の気持ちに正直に振る舞い、思い立ったら大胆に行動するアクティブな女性。

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