概要・あらすじ
講談署の刑事一課に配属された中嶋耕平は、霧島アツコのもとで刑事のイロハを教わっていた。そんな中、殺人事件が発生した報を受けて2人は現場に急行する。初めて経験する殺人事件の現場に中嶋は動揺するが、アツコは少ない手がかりから犯人の人物像を推理して仲間に指示を出し、聞き込みの末に犯人を検挙して事件は解決。その後も強盗事件や殺人事件などが発生するたびに、アツコは中嶋を連れて緊急出動(ディスパッチ)する。
登場人物・キャラクター
霧島 アツコ (きりしま あつこ)
講談署の刑事一課に所属する女性。階級は巡査部長。年齢は若いものの数々の難事件を解決してきた敏腕刑事。新米刑事の中嶋耕平の指導教官も務める。老若男女が見惚れるほど抜群のプロポーションの持ち主。犯罪捜査には状況判断と瞬発力、やる気が何よりも大事という信念を持つ。4年前に連続婦人警官暴行殺人の犯人に襲われ、婚約者の神村徹郎を殺された過去がある。
中嶋 耕平
講談署の刑事一課に所属する男性。階級は巡査。新米刑事なため、指導教官の霧島アツコと行動をともにして刑事のイロハを学ぶ。性格は真面目で、地道な聞き込みで成果をあげることが多い。
北条 くみ子 (ほうじょう くみこ)
講談署の鑑識課に所属する女性。階級は巡査。霧島アツコとは、互いに立場を気にせずざっくばらんに接する間柄。初めて殺人事件の現場を経験し、現実を知って落ち込む中嶋耕平を励ます優しい性格をしており、鑑識としての腕も優秀。
立花
工場「太田ギアKK」に事務員として働く内向的な性格の女性。工場の宿直員が殺された事件で霧島アツコ、中嶋耕平と知り合う。田舎から上京したものの、都会の生活に慣れない中で起こった殺人事件の心労により倒れてしまう。
矢守 年男
住所不定無職、前科5犯の男性。年齢は26歳。身長は190cm近くあるが、見た目と違って温厚で真面目な性格。「太田ギアKK」の宿直員・太田三郎殺人事件の現場に残されていたジャケットと凶器から、殺人事件の犯人と断定され、全国に指名手配される。
月岡 一哉
講談署の前に建つマンションに住む男性。年齢は19歳。7年前にネコを撲殺していたところを霧島アツコに叱責された。以来、アツコに対して歪んだ愛情を持つようになった。中学の時に偶然アツコを見かけた際に名前を知り、以降はアツコを隠し撮りしている。