ブルータル 殺人警察官の告白

ブルータル 殺人警察官の告白

古賀慶の『トレース 科捜研法医研究員の追想』のスピンオフ作品。他人が絶望した顔に惹(ひ)かれる性癖を持つ警察官の壇浩輝が、いつか愛する人のいる天国に行くことを目標に、世の悪人を人知れず殺害していく姿を描いたサイコサスペンス。「ゼノン編集部」で2019年6月から配信の作品。

正式名称
ブルータル 殺人警察官の告白
ふりがな
ぶるーたる さつじんけいさつかんのこくはく
原作者
古賀 慶
作画
ジャンル
警察官・刑事・検察官
 
サスペンス
レーベル
ゼノンコミックス タタン(コアミックス)
巻数
既刊4巻
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

殺人宅配便編

3歳と4歳の幼い少女が殺害され、その犯人である財前善行が逮捕されてから20年後。善行から見た事件の真相を語った本「白昼夢」が出版されるとの報道があった。ワイドショーに出演し「死んで詫(わ)びたいと思った」などと吐露する善行の姿を、壇浩輝の所属する警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の面々は冷ややかな面持ちで見ていた。ワイドショー出演の裏で善行はまったく反省しておらず、出版社との打ち合わせで豪華な食事を楽しみ、事件のあらましを自慢げに語っていた。そのうえ未だに子供を見れば、殺害欲求が湧き上がるという。そんな中、善行の日常生活を批判する週刊誌の記事の発表と共に、「白昼夢」の出版前重版が決定する。その報告に気をよくした善行は執筆意欲を高めるが、その背後にはスタンガンを持った浩輝が静かに立っていた。

M・O・T編

間宮涼の後輩女子大学生の浜田泰乃が合コンの帰り、大学サークル「M・O・T」に所属するメンバーに輪姦(りんかん)され、深い心の傷を負う。それを知った涼は怒りに震えるが、メンバーのトップである池脇照は容疑を否認しており、証拠もないという。その現状を知った壇浩輝は、独自にM・O・Tに関する調査を始める。その頃、照に誘われてM・O・Tに参加した男子大学生の青山太一は、照らが女性をレイプすることに協力していたものの、アルバイトで出会った奥村ゆりとの関係を大切にするため、M・O・T退会を申し出ていた。退会を快諾する照だったが、その数日後、デート帰りの太一とゆりをM・O・Tのメンバー数人で拉致し、太一の目の前でゆりをレイプする。さらにその後、ゆりが飛び降り自殺を図ったことで、太一はある決断をする。

ジャーナリスト編

ジャーナリストの鬼塚雅春は、都内のショッピングモールで起こった無差別通り魔事件の犯人家族に「法で裁けない悪人を裁く」という名目のもとで執拗(しつよう)な取材を繰り返し、家族を自殺に追い込む。一方で、雅春の娘、鬼塚ありすは数学教師の鈴木隆にひどいいじめを繰り返した末に、体罰を受けたと騒ぎ立てて自宅謹慎処分に追い込み、一家無理心中をさせてしまう。壇浩輝たち警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係は、この無理心中事件は一方的に悪意ある報道を行ったマスコミにも原因があるのではないかと考えていた。そんな中、ありすの行ったいじめの全容がインターネット上で公開され、ありすもまた学校内外から責められる立場となってしまう。ノリでやっていた、死ぬとは思わなかったと告白するありすに対し、雅春は犯罪者家族に対して行ったような執拗な取材を行う。

天誅編

ふだん通勤に使用している自転車のライトが故障していたため、壇浩輝は久し振りに満員電車で通勤をしていた。箱詰め状態となった車内で母親に抱かれた赤ん坊がグズり始めると、同乗していた会社員の男性、男鹿田雄大がこれ見よがしに嫌味な発言をし、母親に肩身の狭い思いをさせていた。雄大はすべての女性を見下しており、通勤時や会社でのストレスを、女性に対するセクハラや暴言で発散させている人物だった。そんな中、帰りの電車でも赤ん坊が泣いているのに苛立(いらだ)った雄大は、抱っこ紐(ひも)のバックルを外し、赤ん坊を落下させることで鬱憤を晴らそうと考える。幸い赤ん坊は無傷だったが、母親は赤ん坊をかばった際に頭部から出血し、意識を失ってしまう。それでもなお反省することなく、ほくそ笑んで去って行く雄大の背後を、浩輝がぴったりとついて歩いていた。

動画配信者編

動画配信者として活動している男子大学生のナオキング・ザ・スターは、再生数もチャンネル登録者数も伸びないことに不満を抱いていた。そんな中、ナオキング・ザ・スターが信号待ちをしていた目の前で、老人の運転する車が小学生の列に突っ込み、大事故を起こしてしまう。その光景を加害者の顔を隠さず配信したことで、一躍人気配信者となったナオキング・ザ・スターは、よりたくさんの視聴者を獲得するために過激な配信を行うようになっていく。加害者の自宅前での配信や視聴者を使って痴漢を捏造(ねつぞう)し、一連の様子を配信する中で、痴漢冤罪(えんざい)の被害者となった男性がホームから転落し、電車に轢(ひ)かれて死亡してしまう。

ホームレス狩り編

男子大学生の草野生太大林隆原田保之は、人の迷惑も顧みず道を塞いで歩き、コンビニエンスストアで騒ぎながら、会計前の飲み物を飲むなどの迷惑行為を繰り返していた。そんなある日、生太たちは合コンの二次会として、河川敷での花火を楽しんでいた。しかし、そこが花火を禁止されている場所だったため、ホームレスの男性が見かねて厳しく注意すると、生太たちは強い不満を抱く。翌日、生太たちはホームレスの男性が住んでいるダンボールハウスを壊して放火したのをきっかけに、ボランティアだと称してほかのホームレスが住んでるダンボールハウスにも放火するなど、傍若無人な行動を繰り返す。そのうえ、生太たちは最初に注意してきたホームレスの男性と路地裏で再会した際にリンチを加え、殺害してしまう。

イクメン編

コメンテーターとしてワイドショーで活躍する不破倫太郎は、不倫報道では厳しい言葉で批判をし、育児に参加しない父親に対しても意見するイクメンとして、主婦層から絶大の人気を誇っていた。しかし一方で、倫太郎自身は女性マネージャーと不倫関係にあり、妻に対しては日常的にモラルハラスメントとDVを行っている。そんな倫太郎は、かつて不倫関係にあった元アイドルのひまりから妊娠4か月であることを知らされる。早々に中絶するようにうながし、さらに中絶費用も渡した倫太郎だったが、その半年後、出産したひまりが再び会いに来る。産まれたことを伝えたかっただけでお金はいらないと話したひまりに対し、倫太郎は「自分の思い通りにならない女だ」と激昂し、その場で暴行を加える。

慰安旅行編

壇浩輝の所属する警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の面々は、慰安旅行で温泉宿に宿泊していた。温泉や温泉街を満喫した夕食の席で、浩輝は部下たちから、好みの女性のタイプを聞かれることになる。浩輝が語ったのは、高校生の頃に愛した女性のことだった。宴もたけなわとなった頃、となりの広間から大きな笑い声が聞こえる。それは株式会社パワフルコミュニケーションズの慰安旅行で、悪質なパワハラが行われている現場だった。

変態教師編

ふくよかな体型と冴(さ)えない容姿を自覚し、コンプレックスを持っている女子高校生の白川七海は、自分に対して優しく振る舞ってくれる生物教師の辺境寺泰介に好意を抱いていた。そんな辺境寺と七海は、バレンタインデーをきっかけに個人的なメールのやりとりをするようになる。だがその内、泰介から「ヌード写真を送って欲しい」というメールが届くようになる。戸惑う七海だったが、泰介からの「自分を好きだというのは噓だったのか」というメールにあせり、ついにヌード写真を送ってしまう。しかしその数日後、七海は泰介がほかにも複数人の女子生徒のヌード写真をコレクションしており、さらに七海のことはゲテモノとして弄んでいたことを知り、自殺を図る。偶然現場に居合わせて七海を救った壇浩輝は、表面上はいい教師を演じている泰介に歓迎され、泰介の親族が経営するホテルに宿泊することとなる。

継子虐待編

警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係の面々は、警視庁音楽隊のクリスマスコンサートに着ぐるみキャストとして参加し、子供たちにお菓子を配っていた。そんな中、薄着でボサボサの髪をした幼い姉弟が奪うようにお菓子を受け取り、その場で貪る姿に、間宮涼たちは虐待を疑う。聞けば姉弟の母親はシングルマザーで、周囲では最近母親と付き合うようになった樅木斗司が、子供たちを虐待しているのではないかと噂(うわさ)になっているという。さっそく所轄の担当者に事情を話した間宮たちだったが、その帰路で、壇浩輝がいつの間にかいなくなっていることに気づく。

登場人物・キャラクター

壇 浩輝 (だん ひろき)

警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係に所属する警察官の男性。階級は係長。黒髪をゆるく七三分けにしている。父親が元警視総監を務めており、壇浩輝自身も警察官として優れた能力を持つ。その有能さから「刑事部のエース」とも称されている。また女性職員からは眉目秀麗、品行方正、さらに人当たりもいいと評判がいい。ふだんは高級タワーマンションに住み、自転車通勤している。陶芸が趣味で、山を所有しており、そこに陶芸用の窯と大きな別荘を持っている。ただし美術の才能はなく、マグカップは花瓶、クマはネコと間違えられてしまう。他人が絶望した顔に惹かれる異常な性癖の持ち主で、絶望を味わわせたい人物を見つけると、左目の下まぶたが痙攣(けいれん)する癖がある。また、その対象は、なんらかの犯罪を犯している人間か、他者に著しい迷惑をかける人間となっている。所有している別荘に対象者を拉致し、対象者が犯した犯罪などを模した行為で絶望を味わわせ、死ぬ間際の表情をポラロイドカメラで撮影してコレクションしている。映画『エクソシスト』を愛好家で、作中のセリフを引用して話すことが多く、殺人の際にはプロジェクターで再生する。また、死体は陶芸用の窯で焼くこともある。すでに故人となった愛する人と天国で再会するために善行を積んでいると自負しており、殺人を犯したあとは教会の告解室で罪を告白する習慣がある。のちにホームレスの男性が飼っていた柴犬「パズズ」を引き取り、飼うようになる。

間宮 涼 (まみや りょう)

警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係に所属する警察官の女性。階級は巡査長。長い黒髪をポニーテールにしている。正義感が強く、悪事には毅然(きぜん)とした態度で立ち向かう。壇浩輝にあこがれており、非常に頼りにしている様子が見られる。

財前 善行 (ざいぜん よしゆき)

かつて3歳と4歳の少女を殺害した殺人犯の男性。ボサボサの茶髪で細い吊(つ)り目をしている。年齢は36歳。事件当時は16歳で、18年の懲役を終えて出所したあと、事件の真相を語った著作「白昼夢」の出版を発表した。出版に当たって昼のワイドショーに出演し、反省している様子を見せるものの、実際はまったく反省していない。どんな食べ物にも過剰にマヨネーズをかけて食べる癖がある。被害者の遺体をバラバラにし、箱に詰めて遺族のもとに送りつけた行為から「殺人宅配便」とも呼ばれている。

浜田 泰乃 (はまだ やすの)

間宮涼の後輩の女子大学生。内巻きの茶髪をセミロングヘアにしている。年齢は21歳。M・O・Tのメンバーと行った合コンで、薬物入りのアルコールを飲まされて意識が混濁しているあいだに、輪姦被害に遭った。この件を涼に告白し、被害届も提出したが、池脇照や丸山角男によって被害届を取り下げるようせまられている。

青山 太一 (あおやま たいち)

大学生の男性。年齢は19歳。大学入学当初は地味な見た目だったが、池脇照に誘われM・O・Tに参加したことで外見が垢抜(あかぬ)けてきた。小中高といじめを受け続けてきたことから強い劣等感を抱いていたが、照と出会ったことで人に見下されることなく、自分に自信が持てるようになった。M・O・Tのメンバーとして女性のレイプにも協力していたが、アルバイトで出会った奥村ゆりに好意を寄せるようになり、意識が曖昧な女性たちをレイプし続けることに抵抗を感じ、M・O・Tを退会したいと申し出た。

奥村 ゆり (おくむら ゆり)

青山太一のバイト仲間の女性。黒髪をミディアムボブヘアにしている。男性と手を繋ぐのも初めてで驚いてしまうという初心な一面があり、非常に奥手。しかし、太一がM・O・Tを退会したすぐあとのデートの際、M・O・Tのメンバーに拉致され、車の中でレイプされてしまう。

丸山 角男 (まるやま かどお)

弁護士を務める男性。小太りで黒髪をツーブロックにして撫(な)でつけており、眼鏡をかけている。池脇照の父親に雇われ、照専用の弁護士としてレイプ被害に遭った女性たちに、多額の示談金を提示して被害届の取り下げをせまっている。

池脇 照 (いけわき てる)

大学生の男性。茶髪に眼鏡をかけている。年齢は21歳。M・O・Tのトップであり、多くの女性に薬物入りのアルコールを飲ませてレイプを繰り返している。父親が有名大企業のトップを務めており、政界にも人脈が広い。父親からは、自分専用の弁護士、丸山角男を雇ってもらったり、都内一等地にいくつもマンションを所有したりと甘やかされている。

鬼塚 雅春 (おにづか まさはる)

ジャーナリストの男性。短い黒髪を真ん中分けにし、無精ひげを生やしている。特ダネのためなら取材される側の人間の気持ちをいっさい考えず、責め立てるようなインタビューを行っている。法で裁けない悪人を裁くのがジャーナリストだと考えており、犯罪者の親族やいじめの主犯格には特にしつこい突撃取材を行う。取材対象を自殺に追い込むことはジャーナリストの勲章だと語っていた。また、その対象が娘の鬼塚ありすであろうとも容赦せず、取材対象になった瞬間から娘として扱わなくなる。

鬼塚 ありす (おにづか ありす)

鬼塚雅春の娘。女子高校生で、年齢は17歳。ウェーブがかった黒髪を低い位置でツインテールにしている。私立ジュリエッタ女学園に通っており、数学教師の鈴木隆に対してひどいいじめを行っていた。隆からたった一度抵抗され、突き飛ばされたことを体罰だと騒ぎ立て、自宅謹慎処分に追い込んだ。しかし、隆が一家心中を行ったあとにいじめが露見し、学校内外から責められている。

鈴木 隆 (すずき たかし)

私立ジュリエッタ女学園で、数学教師を務めている男性。鬼塚ありすたちからひどいいじめを受けており、妻までバカにされたことで、一度抵抗してありすを突き飛ばしたが、それを体罰だと責められ、鬼塚雅春に記事にされたことで自宅謹慎処分に追い込まれてしまう。その結果、一家無理心中を図ったが、1歳の娘だけは生き残った。

男鹿田 雄大 (おがた ゆうだい)

会社員の男性。黒髪を七三分けにしている。女性を見下しており、通勤時や会社でのストレスをすべて女性に対するセクハラや嫌がらせで発散しようとしている。特に赤ん坊連れの女性や、妊娠中の女性に対しては、ベビーカーを蹴って因縁をつけたり、満員電車の中で抱っこ紐のバックルを外したりと、危険な行為を繰り返している。

ナオキング・ザ・スター

動画配信者の男子大学生。前髪が長めの黒髪をしている。幼い頃から容姿端麗で、勉強やスポーツも人より優秀な成績を収めているため、平凡なサラリーマンになることを嫌悪し、チヤホヤされて楽しく稼いで生きたいと考えている。当初はチャンネル登録数も再生数も伸びなかったが、老人の運転する車が小学生の列に突っ込んだ事件の目撃者となった際にその光景を投稿して以来、人気配信者に成り上がった。登録者数のためなら、人権侵害や痴漢の捏造を平気で行うことができる。本名は「上井直樹」。

草野 生太 (くさの しょうた)

大学生の男性。真ん中分けにした金髪にキャップ帽をかぶっている。他人を見下しており、大人数で道を塞ぎながら歩いたり、コンビニエンスストアで会計前の飲料水を飲んだり、花火禁止の河川敷で花火をするなどの行為を繰り返している。また、注意をしてきた相手には威圧的な態度を見せ、特にホームレスの男性に対してはダンボールハウスを焼くなどし、これをボランティアと称して楽しんでいる。

大林 隆 (おおばやし りゅう)

大学生の男性。内巻きにした黒髪ショートボブヘアで、眼鏡をかけている。他人を見下しており、大人数で道を塞ぎながら歩いたり、コンビニエンスストアで会計前の飲料水を飲んだり、花火禁止の河川敷で花火をするなどの行為を繰り返している。また、注意をしてきた相手には威圧的な態度を見せ、特にホームレスの男性に対してはダンボールハウスを焼くなどし、これをボランティアと称して楽しんでいる。

原田 保之 (はらだ やすゆき)

大学生の男性。金髪のツーブロックヘアで、丸いサングラスをかけている。他人を見下しており、大人数で道を塞ぎながら歩いたり、コンビニエンスストアで会計前の飲料水を飲んだり、花火禁止の河川敷で花火をするなどの行為を繰り返している。また、注意をしてきた相手には威圧的な態度を見せ、特にホームレスの男性に対してはダンボールハウスを焼くなどし、これをボランティアと称して楽しんでいる。

ホームレスの男性 (ほーむれすのだんせい)

ホームレスの初老男性。白髪を撫でつけ、無精ひげを生やしている。草野生太、大林隆、原田保之らが花火禁止の河川敷で花火をしているのを注意したところ、逆恨みを買って、ダンボールハウスを破壊され放火されてしまう。その際、家族の写真も消失している。

不破 倫太郎 (ふわ りんたろう)

コメンテーターの男性。茶髪を真ん中分けにしている。口グセは「BAD」「GOOD」。育児に協力的な「イクメン」として人気を博し、育児本の執筆やトークショーなども行っており、主婦層からの好感度No.1を記録している。ワイドショーでは不倫に対しても厳しい言葉で批判しているが、実際は女性マネージャーと不倫関係にあり、育児にもまったく参加していない。妻に対してモラルハラスメントや、夫婦間レイプなどのDVも行っている。壇浩輝と同じ高級タワーマンションに住んでおり、一度浩輝の前でハンカチを落としたことで面識を得る。

ひまり

不破倫太郎がかつて不倫していた元アイドルの女性。金髪をシャギーの入ったセミロングヘアにしている。倫太郎はすでに関係を断ったつもりでいたが、妊娠4か月であることが発覚し、倫太郎に連絡を取った。その際中絶を勧められ、中絶費用も渡されているが、その後出産し、中絶費用を返すために再度不破の前に現れた。住んでいるアパートの大家とも懇意にしており、かわいがられていた。

力原 兼成 (りきはら かねなり)

株式会社パワフルコミュニケーションズの代表取締役を務めている男性。金髪をツーブロックヘアにしている。壇浩輝が所属している警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係が慰安旅行で赴いた旅館に同じく慰安旅行に来ており、夕食の際にはとなりの広間を使っていた。社員に対してテキーラの一気飲みを強要するなど、パワーハラスメントを行っていた。アルコールが苦手な内木が、自分が勧めた酒を断ったことに腹を立て、煙草(たばこ)の吸い殻を浸した茶碗いっぱいのテキーラを飲むよう強要し、飲まなければクビだと言い放つ。

内木 (うちき)

株式会社パワフルコミュニケーションズの社員の男性。癖のある茶髪をショートヘアにしている。アルコールに弱く、テキーラの一気飲みを強要した社長の力原兼成が原因で体調不良に陥っていた。妻が妊娠中で、今後も家庭を支えていく責任感を感じている。

辺境寺 泰介 (へんきょうじ たいすけ)

白川七海が通う高校で生物教師を務めている男性。黒髪をショートヘアにしている。地元でホテルや病院を経営する資産家として知られている辺境寺家の一員で、御曹司ながらそれを鼻にかけた様子を見せない。また気さくでノリもいいため、女子生徒から非常に人気がある。バレンタインデーをきっかけに、七海と個人的なメールのやりとりをするようになり、卑猥(ひわい)な写真を強要している。しかし、それは七海に対してだけではなく、複数の女子生徒たちにも同じ行為を行っており、パソコン内には女子生徒の名前別に分けたフォルダにヌード写真を保存していた。かつてクラスメイトに凄惨ないじめを行い、結果的に殺害している。

白川 七海 (しらかわ ななみ)

女子高校生。黒髪のセミロングにしている。眼鏡をかけてそばかすがあり、ふくよかな体型をしている。辺境寺泰介に好意を抱いており、バレンタインデーをきっかけに個人的なメールのやりとりを行うようになった。そんな中、卑猥な写真を強要され、戸惑いながらも送信している。しかし、泰介が複数の女子生徒のヌード写真をコレクションしており、白川七海をゲテモノとして弄んでいたことを知り、自殺を図った。

白川七海の母 (しらかわななみのはは)

白川七海の母親。長い黒髪をうなじでまとめている。辺境寺泰介の親族が経営しているホテルで働いているシングルマザーで、七海を心から大切にしている。七海を救ってくれた壇浩輝に感謝しており、七海が自殺を図った原因を本人に問いただしたい気持ちを抑えている。

樅木 斗司 (もみき とうし)

フリーターの男性。ベリーショートヘアに前後逆にしたキャップ帽をかぶっている。同棲しているシングルマザーの母子三人に虐待を繰り返し、近所からも噂になっている。またシングルマザーの女性に働かせ、その給料のほとんどを奪い取り、子供たち二人の洋服代や食事代なども含めて生活費として1万円しか渡していない。

集団・組織

M・O・T (えむ おー てぃー)

池脇照を頂点とした、大学内の巨大サークル。入会費は1万円で、それ以降は月額53,000円を支払わなければならない。自信を持てない男子生徒たちに自信をつけさせるためと称して、見た目のいい女性をレイプする手伝いをさせている。

クレジット

原作

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書誌情報

ブルータル 殺人警察官の告白 4巻 コアミックス〈ゼノンコミックス タタン〉

第1巻

(2022-04-01発行、 978-4867203330)

第2巻

(2022-04-01発行、 978-4867203347)

第3巻

(2022-04-01発行、 978-4867203354)

第4巻

(2022-04-01発行、 978-4867203361)

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