概要・あらすじ
日常で起こる、「地味に嫌なこと」や「ありがちな出来事」は、実は幽霊や妖怪のしわざだったのだ。主人公日野耳雄と仲間たちは何かとそんな妖怪たちに悩まされるが、やられっぱなしではいられない。その拳で怪奇現象を返り討ちにしていくのであった。
登場人物・キャラクター
日野 耳雄 (ひの みみお)
不良中学生。学年は三年生。霊感体質で毎回、妖怪や幽霊などの怪奇現象に遭遇するが、主に腕力で撃退している。妹の日野瑠渦を溺愛するシスコン。カレーが好物。
日野 瑠渦 (ひの るか)
日野耳雄の妹。女子校に通っている美少女。兄の耳雄に対しては基本的に冷たい。耳雄と同じく霊感がある。オカルト耐性の高い中学一年生。妖怪探知ダウジングをすることができる。へんぴな場所と迷信が好き。
サイトーさん
日野耳雄の家で飼われている犬。耳雄の親友。ワンワンとなく声には「(ケチケチしないワン)」のように人間の言葉の翻訳が併記される。感受性が強く、人間の言うことを的確に理解する。
委員長 (いいんちょう)
日野耳雄のクラスメート。クラスで一番頭がいい。耳雄とつるんでよく遊んでいる。愛猫家。足が遅い。
センパイ
『でろでろ』の登場人物。日野耳雄の先輩。18歳。かつては走り屋で、中学生の耳雄に影響を与えようとしたが、「おっかけ峠」で妖怪たちに追い越され、走り屋をやめた。元番長でアイドルファン。ニートであることをバカにされるなど、社会人の世知辛いエピソードで中心的な役割を演じることが多い。
須藤 みちこ (すどう みちこ)
日野瑠渦のクラスメート。心霊マニアで幽霊喫茶の常連。心霊スポットを観光地と巡るのが趣味。
カントク
『でろでろ』の登場キャラクター。映画館「シネマ淵ヶ関」の館長兼映画監督。『ツチノコ大作戦!!』などを「監視制」で上映。マナーの悪い観客に罰を与えている。未確認生物UMAに反応する「カントクレーダー」を持っている。妖怪だが、日野耳雄や委員長らとよく遊んでいる。
相原 岬 (あいはら みさき)
日野耳雄のクラスに転入してきた薄幸の少女。霊を引き寄せやすい体質のせいで、転入前の学校では忌み嫌われていた。妖怪や怪奇現象にたびたび悩まされるが、耳雄に助けられる。
先生 (せんせい)
日野耳雄のクラスの担任。耳雄とは学校以外でよく会う。霊感がまったくない。離婚して前妻に家をとられ、物件を探している。死んでもべつにいい、などと投げやりになっている。
びくっとサン
映画館「シネマ淵ヶ関」のスタッフ。ホラー映画に登場する「ビクっとする」シーンを観て観客が驚く姿を見るのが好き。「シネマ淵ヶ関」の館長であり親友でもあるカントクと同様、妖怪である。
犬山 丈二 (いぬやま じょうじ)
日野耳雄のクラスメイト。元は耳雄のクラスメイトの飼い犬「ジョージ」だったが、修行をして人間になり、耳雄のクラスに転入してきた。耳雄の通う学校の放送委員をしており、選曲のセンスがいい。
相原 水面 (あいはら みなも)
日野耳雄のクラスに転入してきた薄幸の少女相原岬の姉。仕事の憂さを酒に酔って晴らすOL。
安室 (あむろ)
日野耳雄のクラスメイト。典型的なオタク。メイド喫茶めぐりの末に冥土喫茶に辿り着く。不穏な場所に抵抗がない。