多田依さんはホメられない!

多田依さんはホメられない!

スパルタ体質のブラック企業で生き抜いてきた多田依みさきは、急にホワイト体質に舵を切った会社の方針に困惑しつつ、これまでとは違う部下への対応に頭を悩ませる。褒めたいけれどやり方のわからない上司と、何をやっても失敗ばかりの部下の姿を描く、ドタバタホワイト企業コメディ。「電撃マオウ」2020年1月号から連載の作品。

正式名称
多田依さんはホメられない!
ふりがな
たたえさんはほめられない
作者
ジャンル
キャリアウーマン
 
ギャグ・コメディ
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あらすじ

第1巻

多田依みさきが働くオーマ株式会社は、パワハラ・セクハラなんでもありの旧態依然とした根性主義のスパルタ企業だったが、経営陣の刷新により、「三年間離職率ゼロ」「人材は人財だ」「ホメて伸ばして総活躍」をモットーとする超ホワイト体制に生まれ変わった。本来なら歓迎するところだが、みさきは自分たちが経験したことのない、それまでと180度方向転換した方針についていけず、部下への対応に神経をすり減らす日々を送っていた。そんなある日、新人の朱七音なゆりが、怯えながらみさきのもとに書類を持ってくる。先輩の山下に頼まれたというその書類を見たみさきは、新人にまで自分の仕事を押し付ける山下に内心で怒りの炎を燃やしながら、なゆりを褒めようと考えを巡らせる。そしてみさきは、書類に添付されたメモ書きに目を留め、まるで般若を思わせる険しい表情でなゆりに目をやり、どうにか口を開いて「これは何?」と尋ねる。その姿に怯えたなゆりは涙ぐんでしまい、慌てたみさきはなゆりに席に戻るよううながすが、みさきはただ、かわいらしい字だとなゆりを褒めようとしただけであった。(第1話「新米上司はホメられない!」。ほか、4エピソード収録)

登場人物・キャラクター

多田依 みさき (たたえ みさき)

オーマ株式会社で主任リーダーを務める女性。黒髪ロングヘアのクールビューティで、まだ若いが仕事ができ、社内での評価も高い。モットーは「気合と根性」。これまで典型的なブラック企業の精神論を叩きこまれて成り上がって来たため、人を褒めることが苦手で、「ホメて伸ばす」というこれまでと180度方向転換した社の方針になかなかついていけずにいる。多田依みさき本人としても、自分たちが新人の頃に受けてきた仕打ちは間違っていると理解しており、若い子たちに同じ思いはしてほしくないと考えているため、社の新方針自体に異論はない。ただ、にこやかに人を褒めるのは自分のキャラクターではないという葛藤がどうしても強く、さまざまな局面を脳内でシミュレーションしているものの、いざ実際に褒めようとすると、顔が引きつって口ごもり、結果的に部下をより怯えさせるという悪循環に陥ってしまっている。一方で、自分に叱られることで喜びを覚えるようになってしまった部下の朱七音なゆりに対しては、困惑を隠せない。

朱七音 なゆり (すなお なゆり)

オーマ株式会社の女性新入社員。多田依みさきの部下。ツインテールに大きなリボンを付けたかわいらしい容姿をしている。まじめな性格で仕事にも非常に熱心だが、一方でミスも非常に多く、その都度怖い顔で接してくるみさきに怯えている。みさきの力になりたいと努力を続けていたが、ある時、致命的なミスを犯して、ついにみさきに厳しい言葉をかけられてしまう。その際、その場から逃げ出してみさきを大いに慌てさせるが、実際は彼女の厳しい言葉に、あふれ出す喜びを抑えきれなくなっただけであった。そのことを自覚して以来、少しずつ褒めることが上達していくみさきに物足りなさを覚え、もっと自分を厳しく指導するよう要求する。

三奈幸 灯菜 (みなこう ていな)

オーマ株式会社の女性社員。淡い色の長い髪をゆるく三つ編みにした穏やかな性格で、部下や同期問わず人を褒めるのが非常にうまい。一方でしたたかなところもあり、ぽろっと皮肉が口を突いて出ることもある。多田依みさきとは、パワハラ・セクハラ三昧だったつらい新人時代を共に切り抜けてきた同期にして戦友で、非常に仲がいい。その風貌によらず、みさきと同世代の人間として、「気合と根性」をモットーとしている。

山下 (やました)

オーマ株式会社の男性社員。多田依みさきの部下で、朱七音なゆりの先輩にあたる。非常に口がうまく、外ヅラがいい。それまでのブラック体質から「ホメて伸ばす」と180度方向転換した社の方針をいいように利用し、上司や部下にうまく自分の仕事を押し付けては、日々適当にサボって過ごしている。

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