どぐされ球団

どぐされ球団

セントラル・リーグの架空の球団明王アタックスに入団した代打専門の鳴海真介を中心に、「どぐされ」と呼ばれる選手たちの活躍を描くプロ野球漫画。

正式名称
どぐされ球団
作者
ジャンル
野球
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
全11巻
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概要・あらすじ

甲子園では江川二世と呼ばれた投手鳴海真介だったが、準決勝での打席で人さし指を切断。故郷に帰るも夢あきらめきれずにいたところを、明王アタックスに代打専門選手としてスカウトされる。明王アタックスは、ひと癖もふた癖もある選手たちがそろっており、別名「どぐされ球団」と呼ばれていた(どぐされとは「ど腐れ」、性根の腐ったやつというような意味)。

鳴海たちは、プロ野球セントラル・リーグにできた7つめの球団に所属し、他の球団や選手たちと戦っていく。

登場人物・キャラクター

鳴海 真介 (ナルミ シンスケ)

長崎県出身。玄界灘高校では江川二世と呼ばれた剛速球投手だったが、甲子園準決勝の打席初球で右手人さし指に当たり、人さし指骨折。指がぶらさがった状態になりつつも、鳴海真介はデッドボールと申告せずに、2球目をフルスイングしたところで右手人さし指がちぎれ失う。投手としての選手生命は絶たれたが、明王アタックスのスカウトにより、代打専門として復活する。 背番号3。漁師の両親の手伝いを子どもの頃からやっていたため、安定した下半身を持ち、船の艪を漕いでいたため、強靭なリストを持つ。右手人さし指をなくした打席の心理的影響で、アウトステップするという悪癖がある。この癖を克服するために、何度も特訓を行っている。 一塁手として守備に入ることもあったが、打撃に特化した筋肉になっていたため不調となり、代打専門選手となる。入団3年目には、打席連続安打(当時のプロ野球記録)、連続ファールボール記録を持つ。

牛島 虎男 (ウシジマ トラオ)

明王アタックス監督。背番号1。右投げ右打ち。過去、妻の手術があった際に、試合出場を優先させ、その手術で妻が亡くなるも、その葬式にすらロード(試合)のために出なかったという人物。癖のある明王アタックス=どぐされ球団を、熱い思いで采配していく。

十文字 健 (ジュウモンジ ケン)

明王アタックス投手。右投げ右打ち。背番号13。高校時代にデッドボールで相手の選手を死なせてしまった過去から「殺し屋」と呼ばれることもある。顔に大きな十文字の傷があるが、それは死んでしまった選手の高校の応援団に報復でつけられた。腰がかなり悪く、選手生命どころか人としての生命を削りながら投げている。

大場 大輔 (オオバ ダイスケ)

元大相撲力士。十両まで行くも、ケガで廃業後、明王アタックス入団。キャッチャー。背番号8。4番打者で、豪快な一打を得意とする。また、守備では「テッポウ送球」と呼ばれる張り手を応用した送球で、盗塁阻止率は高い。相撲時代の借金返済というモチベーションで活躍していたが、完済するとスランプに陥った。 しかし、牛島監督が親方と画策し、「借金の半分は親方が立て替えていた」と騙されたことにより、モチベーションが上昇し、スランプを脱出する。

立原 剛介 (タチハラ ゴウスケ)

明王アタックスピッチャー。スイッチングピッチャーとして、左右の両方で投げることが出来る。背番号50。長年バッティングピッチャーであったが、登録上は現役選手。32歳で初登板し、先発投手のひとりとなった。鳴海真介への特打訓練のバッティングピッチャーを何日も行うタフな選手。

細野 晴臣 (ホソノ ハルオミ)

明王アタックス1塁手。左投げ左打ち。背番号2。210センチの長身で、そのリーチを活かし1塁捕球でのアウトにすることから「ミスターアウト」の異名をとる。しかし、打撃では三振続きのため「ミスター三振王」とも呼ばれている。学生時代にはバスケットボールで活躍していたが、トラックに轢かれそうだった少年を助けて、右目を失明。 片目には常に眼帯をしている。白石勝巳選手(巨人入団後、広島カープで活躍。独特の逆シングルという守備と言われたが、片目が見えなかった)のことを知り、野球での目標とする人物としている。

月形 平太 (ツキガタ ヘイタ)

明王アタックス2塁手。背番号7。サーカスで鍛えたアクロバットな守備を得意とする。外野での守備では捕球ミスと見せかけて、浮いたボールをキャッチし送球、ダブルプレイにするというトリックプレイを見せる。シーズンオフには現役でサーカスの曲芸師を行っている。

中尾 芳文 (ナカオ ヨシブミ)

明王アタックス3塁手。右投げ右打ち。背番号12。大富豪のひとり息子。その自宅には球団よりも立派な練習施設を持つ。明王アタックスが球団売却されるというときに、自分が買い取るという発言もあった。派手なプレイで人気もあるが、その理由はからだの正面で捕球出来ないためだった。

聖 明 (ヒジリ アキラ)

明王アタックスのショート。左投げ左打ち。背番号5。元スリ。孤児院で育ち、中学のときにはジャックの健と組んでスリを行い、少年院へ送られている。その後、少年院を脱走。牛尾監督の財布を盗むが、逃げたところで車にはねられ捕まる。普通ならば大ケガをするところを、うまく身をかわして足の骨折で済んだ。 その時の身のこなし、カンの良さから明王アタックスへスカウト。孤児院で育ったこともあり、猛打賞などの賞品を愛光養護院の孤児たちへ贈っている。

九頭 大善 (クズ タイゼン)

明王アタックスのレフト。右投げ右打ち。背番号9。野球魔術師の異名をとる。高校時代はバレーボールをやっていたが、狭いコートは性に合わないという理由で野球に転向。優れたジャンプ力での捕球は、バレーボールのスパイクと同じタイミングだという。また、タッチアップのための犠牲フライを頭上でキャッチすると見せかけ、足元まで待っての捕球というトリックプレイも行う。

ジョー暁 (ジョーアカツキ)

現役で大リーグより明王アタックスへ移籍。センター。右投げ右打ち。背番号24。日本人の父と黒人の母のハーフ。喧嘩っ早く、アメリカではバム(ろくでなし)、クレイジーホース(暴れ馬)と呼ばれていた。大リーグの前にはアメリカンフットボールをやっており、歯の折れる危険を防ぐために口の歯の上側は総入れ歯である。 黄色いバラを加えて打席に立つときは、フェロシャスヒッター(残忍な打者)となる。黄色いバラの花言葉は、バラが愛情、黄色は不吉を意味する。

神風 香志郎 (カミカゼ コウシロウ)

明王アタックスのライト。右投げ右打ち。背番号35。明王アタックスのホームグラウンド明王球場が創設され初めての試合の時に捨てられていた赤ん坊を、球場支配人が拾って育てた。子どものころから遊びも寝るのも球場だったため、球場の状態を誰よりも知る。上空に流れる風や、グランドの土の強弱などを知ることで、浮いた打球が風で流されるか、硬い土でイレギュラーバウンドするかなどホームグラウンドでの戦いは強い。 また、グラウンドへの感謝を忘れず、各球場での試合前試合後には球場そのものへの挨拶を欠かさない。

根津 甚六 (ネズ ジンロク)

明王アタックスのスカウト兼スコアラー。現役時代は投手として活躍。甲子園準決勝で鳴海真介の打った大ファールを見て、まぐれであの飛距離は出ないと打撃に才能を見出し、スカウトした。その後も鳴海のを面倒を見ている。

陣内 悟朗 (ジンナイ ゴロウ)

鳴海真介が自主トレで帰郷したときに出会った漁師。鳴海はそのもモリ投げを見て、野球への才能を見抜く。いやがる陣内だったが、難病の妹・霧子の入院費を契約金で稼ぐため、入団テストを受ける。モリ投げのフォームで剛速球を投げ、鳴海のバットをへし折った。金属バットにかえて挑む鳴海に対しても、その剛速球で金属バットを曲げ、鳴海の右腕を骨折させるほどの衝撃を与えている。 しかし、その打球はバックスクリーンまで届いたため、陣内は自分の負けとし鳴海と対戦するために広島カープへ入団した。プロ入り後、初の試合では、第一球でデッドボールを出し、鳴海にはホームランを打たれている。 その後、リリーフで復活するものの、鳴海にホームランを打たれ2軍へと落ちた。

巻枝 三郎 (マキエダ サブロウ)

読売巨人の投手。背番号4。大鵬高校時代、甲子園準決勝で鳴海真介の投手生命を絶った因縁の選手。大鵬高校はこの年優勝。プロ入り初打席の鳴海と対決するが、鳴海はひびの入ったバットのグリップエンドで打ち、ノーヒットノーランの記録を破られる。本社は東京都大泉。 練習グラウンドは保谷にある。

集団・組織

明王アタックス (メイオウアタックス)

『どぐされ球団』のグループ。日本プロ野球セントラル・リーグの1球団。作品中では、セントラル・リーグ7球団(現実は6球団)、パシフィック・リーグ6球団となっている。親会社は明王商事。社長でありオーナーの水流貞夫(つる さだお)は、「口を出すが金は出さない」がモットー。球団経営は金儲けのためというどぐされオーナー。

書誌情報

どぐされ球団 全11巻 〈ジャンプコミックス〉 完結

第1巻 代打に賭けた男の巻

(1978年1月発行、 978-4088528618)

第2巻

(1978年4月発行、 978-4088528625)

第3巻

(1978年8月発行、 978-4088528632)

第4巻

(1978年12月発行、 978-4088528649)

第5巻

(1979年5月発行、 978-4088528656)

第6巻

(1988年10月発行、 978-4834211160)

第7巻

(1988年11月発行、 978-4834211177)

第8巻

(1988年12月発行、 978-4834211184)

第9巻

(1989年1月発行、 978-4834211191)

第10巻

(1989年2月発行、 978-4834211207)

第11巻

(1989年3月発行、 978-4834211214)

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