どす恋ジゴロ

どす恋ジゴロ

「角界のジゴロ」の異名を取る美形力士である恋吹雪が、相撲を取るかたわらで様々な女性を抱いては幸せにしていく様子を描く作品。『嗚呼どす恋ジゴロ』は続編になる。

正式名称
どす恋ジゴロ
ふりがな
どすこいじごろ
作者
ジャンル
相撲
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概要・あらすじ

「角界のジゴロ」の異名を取る美形力士で関脇の恋吹雪(椿藤十郎)には、「一夜を共にした女性は艶っぽくなる」という伝説があった。艶が足りないことで悩む、スナックのママ、歌手、女子レスラーなどの様々な女性が、恋吹雪に抱かれ、また、勝負にこだわりつつ魅せることも忘れない恋吹雪の相撲を見ることで、その悩みが解消されていく。

後半では、角界にスカウトされる直前、青森県の高校でツッパリをしていた時代の藤十郎の女性遍歴と青春が描かれる。

登場人物・キャラクター

恋吹雪 (こいふぶき)

本名・椿藤十郎。柴間田部屋所属の力士で、番付は関脇。角界一の美男子で「角界のジゴロ」と呼ばれているが、陰で人一倍の稽古をしており、108キロと力士としてはかなり軽量であることのハンデを感じさせない強さを持つ。「一夜を共にした女性は艶っぽくなる」という伝説があり、様々な女性を抱いては幸せを与えている。 女を抱く前などには肌がほんのりとピンク色になる特質がある。青森県の母子家庭に育ち、高校時代はツッパリだった。

柴間田親方 (しばまたおやかた)

『どす恋ジゴロ』の登場人物であり、柴間田部屋の親方。眼鏡をかけたハゲ頭の男性で、年齢は45歳前後。恋吹雪の良き理解者だが、彼が起こすスキャンダルには胃を痛めることもある。妻と幼稚園児の娘・絵里花がいる。現役力士だったころの四股名は岩鉄山。

貴王華 光輝 (たかおうはな こうき)

代65代横綱である力士。圧倒的な強さを持つが、「守りの相撲であり、見ていてつまらない」と恋吹雪に評される。真面目な性格をしており、恋吹雪の女遊びに苦言を呈する。

大雪山 英五郎 (だいせつざん えいごろう)

大日本相撲協会理事長である男性。当初は土俵に専念するよう恋吹雪に忠告するが、取組内容を見て恋吹雪の考えに理解を示すようになる。

床万 (とこまん)

柴間田部屋の床山をしている男性。眼鏡にドレッドヘアという外見をしている。競輪や温泉療養など、恋吹雪の行くところに何かと同行する。

リッキー大和 (りっきーやまと)

作者の別作品『リッキー台風』の主人公である男性プロレスラー。ヒムゾン・グラシアスと恋吹雪が野試合をすることになった際に立会人となり、その後も恋吹雪に頼み事を持ち込んだりする。腕相撲は恋吹雪と互角。

ヒムゾン・グラシアス

グラシアツ柔術の使い手。500戦無敗という圧倒的な強さを持ちながら対戦相手への敬意も常に忘れない人格者であり、非常な愛妻家。恋吹雪に野試合を挑まれる。

椿 みすず (つばき みすず)

椿藤十郎の母親である盲目の女性。青森県H市で三味線教室をしており、女手ひとつで息子を育てている。非常に艶のある女性であり、それを慕う男の弟子も多い。また、嗅覚が警察犬のように鋭い。

広崎 未有 (ひろさき みゆ)

柴間田部屋の後援会会員である広崎家の社長令嬢。椿藤十郎の高校に転入してきた女子高生で、藤十郎が初めて本気の恋をした相手だが、生まれつき心臓に病気があり、移植手術をしない限り長くないと言われている。「恋吹雪」という四股名の考案者。

青吹雪 (あおふぶき)

柴間田部屋の幕下一枚目力士で、本名は加藤。椿藤十郎にとっては高校の先輩に当たる。広崎未有を慕っており、藤十郎に敵意を見せる。

梅沢 恋次郎 (うめさわ れんじろう)

旅役者をしており、艶のあることからかつては人気があったが、酒・女・博打にだらしがなく身を持ち崩した。椿藤十郎の父親にあたるが、椿みすずが妊娠したと分かるや逃げ出してしまった過去がある。

房江 (ふさえ)

梅沢恋次郎の恋人。親子ほどに年が離れていることもあって、ダメ人間である恋次郎と離れるように周囲からは忠告されているが、恋次郎には自分がいないとダメだと思っている、。

場所

柴間田部屋 (しばまたべや)

『どす恋ジゴロ』に登場する、恋吹雪が所属する相撲部屋。葛飾区柴又のマンション1階に入っており、恋吹雪の他には幕内1人、十両2人などの力士を抱えている。過去には青吹雪も所属していた。

その他キーワード

新作相撲甚句 (しんさくすもうじんく)

『どす恋ジゴロ』の各話ラストシーンに必ず登場する相撲甚句。最後は必ず「ア~どす恋どす恋」の文句で締められる。

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