なな色マジック

斉藤奈々子は、コンプレックスがもとでひねくれていたが、自分でも気づかない、輝く素質をたくさん秘めていた。そんな彼女が本当の自分と向き合っていく姿を描く青春ストーリー。演劇やダンスなどのシーン描写が話題となり、第11回講談社漫画賞を受賞した。「なかよし」1986年5月号から1988年8月号にかけて連載された作品。

概要・あらすじ

小さい頃から天使のように可愛らしい姉と比べられて、意地っ張りで可愛げのない性格に育ってしまった斉藤奈々子は、自分だけを愛してくれる人が現れることを夢見ていた。ある日、奈々子は原宿でストリートダンスをしている正体不明の少年を見かけ、恋に落ちてしまう。ところが、苦手としていた同じクラスの目立ちたがり屋でミーハーな小林一樹が、憧れの少年とそっくりなダンスをしている姿を見て、奈々子はパニックに陥る。

登場人物・キャラクター

主人公

中学2年生の女の子。バレーボール部のエースでありながら、料理部とかけもちをしている。子供の頃から双子の姉である相本友理と比べられたせいで、可愛げのない性格になってしまった。気が強くてしっかり者で、勉強... 関連ページ:斉藤 奈々子

小林 一樹

斉藤奈々子と同じクラスの中学2年生の男子。目立ちたがり屋でミーハーですぐおちゃらけるが、本気でダンスの道に進みたいと考えている情熱家。食いしん坊で大食漢なうえに、単純明快で単細胞。少々頼りなくて情けないところがあるが、放っておけないような愛嬌がある。相本友理の大ファンで、彼女に憧れている。

B

原宿でストリートダンサーをしている青年。力強く、圧倒的な存在感のあるダンスを得意とする。気が短く、口も悪くて気性も荒いため、すぐに周囲の人と諍いを起こしてしまう。初めて会った時に、自分に思い切りビンタしてきた斉藤奈々子の威勢のいいところに惹かれている。のちにロック歌手としてデビューする。

藤村 良

斉藤奈々子と同じ中学校に通う中学2年生の男子。演劇部の部長を務めている。家は日本舞踊の家元だが、小さい頃からクラシックバレエも習っており、ダンスの腕は相当なもの。綺麗な顔立ちをしていて、女形もできる。人間観察が好きで、それが高じて何かと人をからかうことが多い。ミッシェル=ソレルを尊敬している。

相本 友理

中学2年生の女の子。斉藤奈々子の双子の姉。「相本友理」の芸名でアイドル歌手として活躍中。勉強やスポーツは奈々子にかなわないが、天使のような微笑みと愛嬌のおかげで、誰からも可愛がられる存在。泣き虫で、ちょっとしたことですぐにベソをかいてしまう。能天気で何事にも深く悩まない主義。

ミッシェル=ソレル

大道芸をしていたフランス人男性。斉藤奈々子が原宿で出会った。実は世界をまたにかけて活躍するダンサー。マジックも得意。青い瞳はなんでもお見通しで、意地っ張りな奈々子の心を優しく解きほぐした。不思議な魅力を持つ優しい青年だが、舞台にかける情熱は人一倍で芸には厳しい。

水越 麗

美人でダンスが上手な少女。かつてBと付き合っていたが、一方的に振られた。冷たくされてもなお諦めきれずに一途に想い続けており、Bに好かれている斉藤奈々子を目の敵にしている。口は悪いしズケズケと遠慮なくものを言うが、裏表はなくサッパリした性格。芸事には誰よりも熱心。

奈々子の母

斉藤奈々子と相本友理の母親。ダンス教室の講師をしている。かつて宝塚で、「泉真帆」という芸名で活躍していたことがある。口は悪いがおせっかいな気質で、突然転がり込んできた小林一樹を見捨てられず、家に迎え入れた。

久保田 晶子

斉藤奈々子のクラスメイトの女子。バレーボール部に所属している。サッパリした性格で、奈々子とはよく一緒に原宿に遊びに行く仲。奈々子が初めて小林一樹のダンスに魅せられた瞬間にも居合わせた。ミッシェル=ソレルに憧れている。

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