概要・あらすじ
魔界の第七皇子シオンは、魔王継承試験のために人間界にやってきた。試験に合格する気満々のシオンだったが、その試験の内容は「対象となった少女のハート=処女を奪うこと」が合格条件。魔王になることだけを考えて日々努力をしてきたシオンは、まったく恋愛経験などない奥手の童貞悪魔。この条件に焦りながらも対象の人間槇村梅子の処女を奪うため、男子高校生に化けて彼女と同じクラスに転校する。しかし、梅子は一筋縄ではいかない「ど天然少女」。女性に免疫のないシオンは、自分では認めないが、完全に彼女に心を奪われてしまうのだった。
登場人物・キャラクター
シオン
魔王継承試験のために人間界にやってきた魔界の第七皇子。試験の合格条件は「女子高生槇村梅子のハート=処女を奪う」こと。幼い頃から魔王になることだけを考えて勉強と訓練を積んできたため、恋愛経験は一切なく、女性に対する免疫もない。兄弟である他の皇子たちからは「童貞悪魔」と呼ばれている。他人から指摘されてもまったく認めようとしないが、梅子には完全に一目惚れの状態。人間の姿に化けて彼女と同じクラスになり、強引に処女を奪おうとしているが、なかなか実行できずにいる。傲慢だがどこか抜けた性格の持ち主。
槇村 梅子 (まきむら うめこ)
16歳の女子高生。大きな瞳に長いまつげ、サラサラのロングヘアと少女漫画の人物のような容姿。話しかけられた相手は誰もが困惑してしまうほどの美少女だが、性格はど天然であり、自分の容姿を自覚していない。そのため、自分には何故か友達ができないと思い込んでいる。魔力が効かない特異体質の持ち主だったために、シオンの魔王継承試験の対象として選ばれる。自分の処女を奪うためにシオンが近づいてきたことを「初めて友達ができた」と喜んでいる。両親は家を開けがちで、普段は祖母と二人暮らしの状態。