概要
朝の体操中に居眠りしたのらくろはモール中隊長に罰として掃除を命じられる。ラジオで大虎出現の臨時ニュースが流れ、猛犬連隊が出動。ブル連隊長は部下に手本を見せようと大虎に斬りかかるがピンチに陥る。
遅れて駆け付けたのらくろはペンキをかぶって縞模様になり、子虎の振りをして大虎に近づき、笑いの爆弾を食わせる。大虎が笑っている隙にこれを捕まえた猛犬連隊は意気揚々と引き揚げる。
登場人物・キャラクター
のらくろ
本名は野良犬黒吉、略してのらくろと自称。雑種で、名前の通り真っ黒な体に口元と手足の先だけが白い。猛犬連隊の二等兵。ねぼすけでおっちょこちょいだが機転が利き勇敢。
猛犬連隊 (もうけんれんたい)
『のらくろ二等兵』に登場する犬の軍隊。大日本帝国陸軍を模している。ブル連隊長以下、のらくろたち大勢の犬がいる。戦車、高射砲、機関銃と軍備も立派である。
大虎 (おおとら)
『のらくろ二等兵』に登場するキャラクター。大きくて狂暴な虎。臨時ニュースで出現が伝えられ、猛犬連隊に出動要請がされる。
ブル連隊長 (ぶるれんたいちょう)
白い体のブルドッグ。のらくろが所属する猛犬連隊の連隊長。階級は大佐。勇猛果敢で頑固だが部下思いで、のらくろにも目をかけている。
モール中隊長 (もーるちゅうたいちょう)
犬種はテリア。のらくろが所属する猛犬連隊の中隊長。階級は大尉。真面目で、のらくろを厳しい中にも温かく鍛える。