ひいなの埋葬

ひいなの埋葬

旧家の因習にまつわる、呪われた家系に生まれた少女。その少女の家に招かれたヒロイン川島弥生が遭遇する、「謎」と「悲劇」をミステリータッチで描く。

正式名称
ひいなの埋葬
ふりがな
ひいなのまいそう
作者
ジャンル
ホラー
 
推理・ミステリー
レーベル
花とゆめコミックス(白泉社)
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概要・あらすじ

16歳の女子高生川島弥生は、遠い親戚である梨本家の雛祭りに招待される。皇族の血を引く元華族という古いその屋敷には、弥生と同い年の梨本静音という令嬢とその祖母が二人で暮らしていた。そして静音には影尾雪という主治医の男性がいた。その夜、トイレに起きた弥生は、広い屋敷に迷ったことで大きな段飾りある雛人形を見つける。

そこに現れたのは梨本静音と瓜ふたつの少年シズオだった。夜だけに現れるシズオが何者なのかわからないまま、弥生は親しくなっていくのだった。

登場人物・キャラクター

川島 弥生 (かわしま やよい)

両親をなくして親戚の家で暮らしている16歳の女子高生。梨本家とは遠戚に当たると言われ雛の節句に招待され、梨本静音と出会う。パーマがかかった髪をした、明るい性格の現代っ子。大人しい静音とは対照的な印象。

梨本 静音 (なしもと しずね)

由緒ある女系家族の16歳の少女。学校にも通わず、山深い場所の屋敷で元華族という祖母とたった二人で暮らしているせいか、どこか浮世離れしている。楚々とした和服がよく似合う大人びた妖しさと美しさを持つ。

影尾 雪 (かげお きよし)

梨本静音の主治医であり婚約者でもある。雛の節句に招待するために川島弥生を訪ねてくる。美形の青年だが、笑顔を見せることもなく過剰に静音を心配している様子。

シズオ

川島弥生が梨本家に招かれた夜に、迷い込んだ雛人形のある部屋で出会う少年。長髪姿のその外見は梨本静音と瓜二つである。

書誌情報

ひいなの埋葬 白泉社〈花とゆめコミックス〉

(1976-04-20発行、 978-4592116097)

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