ひまわりっ ~健一レジェンド~

父親と同じ会社に勤務することとなったアキコが、幼少期から数々のトラウマの原因となっている父の突飛な言動に、再び振り回される様子を描くギャグ漫画。作者の実体験に基づいたエピソードも多く、半自伝的な側面もある。

正式名称
ひまわりっ ~健一レジェンド~
ふりがな
ひまわりっ けんいちれじぇんど
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
自伝・伝記
レーベル
モーニングKC(講談社)
巻数
全13巻完結
関連商品
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あらすじ

第1巻

東京にある美術大学を卒業したものの、就職が決まらなかった林アキコは、地元の宮崎県に戻り、父親の林健一が勤務する「南九州テレホン」に就職することとなる。アキコは幼い頃から、健一の奇想天外な発想と行動力に振り回されてきたが、社内でも相変わらず自分ペースを乱される出来事ばかりが起こる。さらにアキコは先輩の蛯原くるみ猿渡シゲ子、会社の向かいにある銀行に勤務しているハルオなど、強い個性の人々からも絡まれ、心休まらない日々を送っていた。そんな中、アキコは南九州テレホンに出入りをしている業者「南国グリーンサービス」に勤務している興梠健一と出会う。さらに社内の野球大会に興梠が助っ人として呼ばれ、プレイしている彼の姿を見たアキコは、久しぶりに胸の高鳴りを覚える。一方の興梠もアキコに興味を抱き、二人は少しづつ距離を縮めていく。しかし、そんなアキコに対して蛯原や猿渡は、的外れな恋愛アドバイスを送り続ける。

第2巻

お花見や社内のイベントなどを通じて、林アキコ興梠健一は急接近していく。夕暮れ時にふと興梠がコウモリにまつわるエピソードを口にし、それを聞いたアキコはなぜかマンガにして描きたいという衝動に駆られる。帰宅したアキコは筆を走らせ、少女漫画誌に投稿する。するとアキコは初投稿作品でいきなりマンガ家デビューが決まり、会社員とマンガ家の二足の草鞋(わらじ)をはくことになる。さらに宮崎県に住んでいた時、絵を習っていた恩師が急死したことを受け、アキコは受験生に絵画指導を行うことになってしまう。平日は仕事とマンガ、休日は絵画指導とアキコは多忙を極め、興梠との接点も減っていく。しかし、興梠は野生の勘でアキコの居場所を突き止め、二人は久しぶりに会話を交わす。さらにアキコが勤務する「南九州テレホン」ではパーティーが催され、アキコは不本意なアニメコスプレをさせられつつも、招待された興梠と楽しいひと時を過ごすのだった。そんな中、アキコはマンガ編集部から、気合いを入れて描いた2作目を酷評されてしまう。なんとか時間を捻出して描いた作品だったために意気消沈するアキコに対し、興梠は不器用ながらも励ましの言葉をかける。

第3巻

林アキコ興梠健一はお互いを意識しているものの、興梠の天然ボケもあり、なかなか進展しないまま時が過ぎていく。そんな中、アキコはやっとネームにOKが出て、2作目が少女漫画誌に掲載される。アキコは興梠に掲載されたマンガを褒められ、さらに二人は気持ちを通じ合わせていく。しかし、蛯原くるみ猿渡シゲ子の辛辣な一言から、アキコは興梠に嫌われないためにもダイエットを決意する。そんな事情を知らない興梠は、勇気を出してアキコを食事に誘うが、焼肉食べ放題だったためにアキコは断ってしまう。振られたと勘違いした興梠は大いに落ち込み、二人のあいだに些細(ささい)な行き違いが起こる中、「南九州テレホン」に新入社員の日高なのはが入社する。ブリッ子かつ腹黒性格のなのはは、とりあえず見た目がいい興梠を自分のファンにさせようと企み、積極的なアプローチを開始する。

第4巻

興梠健一を巡る強力なライバルである日高なのはの登場によって、林アキコの日常はさらに騒がしくなっていく。そんな中でもアキコは、近藤部長の手を借り、何とか3作目のマンガを完成させる。一方、なのははあくまで「自分の周りにいる男子は、自分のことを好きでないと気が済まない」という考えから興梠にアプローチをしていたが、次第に本気の恋心を抱くようになっていく。心境の変化もあり、なのははますますアキコをライバルとして排除しようと動き出す。そんな中、林健一は一度は沖縄県に住んでみたいという単純な理由から、沖縄支店に異動したいと会社に申し出る。それを知った興梠は、アキコもいっしょに沖縄県に引っ越してしまうのではないかと、不安を募らせる。

第5巻

ある休日、林アキコは自分の担当編集者に会うため、東京へと向かう。アキコが飛行機に乗ってどこかに行ったという、断片的な情報を得た興梠健一は、沖縄県に引っ越してしまったのではないかと不安を募らせ、すぐに飛行機のチケットを手配する。一方のアキコは興梠が自分に会うために飛行機に乗ったという情報を得るが、興梠が東京に来る気配はなく、なぜこちらに向かっているのかも理解できずにいた。紆余曲折を経てアキコと興梠は地元である宮崎県の空港で再会し、二人は初めて抱擁をを交わすのだった。しかし、それ以上の関係は発展せず、アキコは仕事とマンガに追われる日々が続く。アキコは日高なのはをモデルにしたキャラクターをマンガに登場させたところ、担当編集者から大いに褒められる。しかし、そのほかのキャラが弱いと指摘を受けて落ち込むアキコに対し、珍しく林健一は熱いアドバイスを送る。

第6巻

林アキコ蛯原くるみ猿渡シゲ子から、会社の向かいにある銀行の男性社員との合コンに行かないかと誘われる。なぜか会場には日高なのはも参加しており、男性陣の視線は彼女に注がれる。そんな中、合コンにアキコが参加すると聞いた興梠健一は、勇気を出して会場に乗り込み、アキコを連れ出そうとする。しかし超天然の興梠は、誤ってなのはを連れ出してしまう。そこでなのはは、興梠にアキコは興梠からの好意を迷惑に感じているとウソをつき、興梠はショックを受ける。興梠はアキコに直接話を聞きたいと思いつつも、アキコが多忙なためになかなか機会に恵まれずに時間だけが過ぎていく。一方のアキコも興梠に好意を抱いているが、今はマンガにも集中したい思いから何も行動を起こせずにいた。二人の関係が停滞する中、アキコのアシスタントをしていた部長近藤との関係が悪化する。アキコの作業場に顔を出さなくなった近藤の代わりに、部長は自分の彼氏をアシスタントとして紹介する。アキコは部長の彼氏の技術の高さに感動するが、これまで手伝ってくれていた近藤のことを思うと、このまま受け入れてしまっていいのかと悩む。

第7巻

林アキコは仲違いをしている部長近藤の板挟みとなり、神経をすり減らせていた。そんな中、初恋の相手の蟹江先輩と再会した蛯原くるみは、相手が既婚者だったことにショックを受け、アキコと部長、近藤を半ば強制的にカラオケに誘う。その行動がきっかけとなり、部長と近藤の関係は修復され、二人は再びアキコのアシスタントとして働くことになる。一方、沖縄支店に異動した林健一は、アキコと弟の林タクマを新居へと招く。健一は相変わらず突拍子もない言動を繰り返し、久しぶりにアキコは健一に振り回されることなる。そんな中、興梠健一日高なのはから、引き続き猛アプローチを受けていた。なのはは自宅で鍋をするから来て欲しいと興梠にお願いをし、興梠は深く考えずに受け入れてしまう。さすがになのはのペースに流され過ぎていることが気になった蟹江先輩は、気持ちがないなら、はっきりと断るべきだと興梠に対して苦言を呈する。

第8巻

林アキコは少女漫画誌で、それなりの評価を得ているものの、中々人気が出ずに伸び悩んでいた。そんな中、弟の林タクマから、本気でマンガ家を目指すなら東京に行くべきだとアドバイスを受ける。アキコは現状を打破するため、いつかは東京に行きたいという気持ちを興梠健一に打ち明ける。すると興梠をはじめとした周囲の人々は、アキコが今すぐに東京に行くと勘違いしてしまい、アキコは流されるままに退職することになり、都内へと引っ越す。結局、興梠とは何も進展しないままに離れてしまい、さらに日高なのはからは、自分と興梠は婚約したとウソをつかれ、アキコは大いに落ち込む。しかし、今の自分はマンガを描くしかないとアキコは思い直し、興梠のことを考えないようにする。一方、アキコは東京に遊びに行くだけだと思い込んでいた興梠は、アキコが会社を辞めて引っ越してしまったことを知る。興梠はアキコに会いたい思いから、衝動的に東京へと向かうが、着いた先は神奈川県横浜市だった。

第9巻

林アキコを追いかけ、東京にやって来たつもりの興梠健一だったが、その場所は神奈川県横浜市だった。道に迷って困っている興梠を目撃したニュアンスパーマは、まったく警戒心のない彼を自宅へと招き、身体の関係はないものの一夜を共に過ごす。すっかり興梠を気に入ったニュアンスパーマは、アキコとはどんな女性なのかを知るために、あえて二人を引き合わせる。そこに宮崎県から興梠を連れ戻すためにやって来た日高なのはも加わり、その場で彼を巡る三人の熾烈(しれつ)な戦いが始まる。しかし、アキコは今は恋愛よりもマンガを優先しなくてはいけないとの思いから、早々に戦線を離脱する。アキコは興梠への切ない思いをバネにして、マンガにすべての情熱を傾けようと決意する。そんな中、アキコと共に上京した近藤は、かつてからあこがれの存在だった、人気BL作家のウイング関と知り合って親交を深めていく。

第10巻

興梠健一を追って東京にやって来た日高なのはは、無理矢理二人でホテルに宿泊しようとする。林アキコはギリギリのところで、なのはの企みを阻止することに成功するが、東京の交通事情の複雑さや食文化の違いに戸惑った興梠は、アキコに東京には住めないと告げる。そしてアキコと興梠は、お互いに恋心を告げることなく、東京と宮崎県で別々の道を歩むことになる。一方、人気BL作家のウイング関と知り合った近藤は、関から漫画家ユニットを組まないかと誘いを受ける。こうして関と近藤は「古川うなぎ」を結成し、『三国志』をモチーフとした作品を執筆して、出版社に持ち込みを開始する。その中で二人は、「古川うなぎ」の担当編集者となった久我のことを好きになってしまうが、関も近藤も男性への免疫がないため、恋心が空回りしていく。

第11巻

ウイング関近藤は、担当編集者の久我を巡る三角関係に陥るが、猿渡シゲ子の機転により、以前より絆が強まるかたちで関係は修復される。また、猿渡からプロデュースを受けた町田エミリは才能を開花させ、関と近藤にとって強力なライバルに急成長していた。そんな中、林アキコの携帯電話に、興梠健一を名乗る人物から、日高なのはが髪にドラゴンフルーツの花を付けた写真が送られて来る。ドラゴンフルーツは興梠が大切に世話をしていた植物であり、せっかく咲いたその花をなのはに渡したことに、アキコはショックを受ける。しかし、近藤は送られてきた写真の構図の不自然さに気づき、なのはのセルフショットであることを見抜く。アキコは自分への嫌がらせのため、興梠が大切にしている植物を傷つけたなのはに対して、激しい怒りを覚える。

第12巻

林アキコへの嫌がらせに満足した日高なのはは、さらに言葉巧みに興梠健一をだまし、ラブホテルへと連れ込むことに成功する。しかし、室内にある植物の様子からラブホテルだと気づいた興梠は、すぐにその場を立ち去る。なのはは、何をしても興梠が自分の方を振り向いてくれない状況に、次第に冷静さを失っていく。一方のアキコは、マンガに打ち込むと言いつつも、興梠への思いを断ち切れていない自分にいら立ち、はっきりと気持ちを伝えるべく宮崎県へと向かう。そこになぜかウイング関近藤も同行することになり、アキコは少しでも早く興梠に会いたいと思いつつも、結局二人に翻弄されてしまう。それでも蛯原くるみ蟹江先輩の協力によって、アキコは興梠と二人きりの時間を過ごすことに成功する。しかしそれに勘づいたなのはは、二人の邪魔をしようと、関と近藤を利用すべく声をかける。

第13巻

宮崎県を訪れた林アキコは、日高なのはの度重なる妨害にも負けず、興梠健一に告白をして文通という名目で交際をスタートさせる。一連の行動をすぐそばで見ていたウイング関近藤は、なのはの驚異的な行動力に感動し、彼女を主人公にしたマンガ描きたいという気持ちが強くなっていた。こうしてアキコと興梠は、東京と宮崎の遠距離恋愛が始まり、二人は手紙を通じて心を通わせていく。そんな生活の中で、アキコは興梠をモデルにした作品を思いつき、筆を走らせる。一方、関と近藤が描いたなのはをモデルにした作品は、久我をはじめとした編集部内で大いに話題になり、ついに連載が決定する。しかし、編集長からタイトルだけ変更して欲しいと言われた関と近藤は、なかなかよいアイディアが浮かばずにいた。そんな二人の様子を見た猿渡シゲ子は、林健一に連絡を取り、マンガ作品のタイトルを考えてくれないかと依頼する。

登場人物・キャラクター

林 アキコ (はやし あきこ)

美大を卒業したものの就職できなかったため、地元の宮崎で、父・健一の勤務する南九州テレホンで働くことになる。幼い頃から数々のトラウマを植え付けられていた父や、騒々しい先輩たちに仕事やプライベートでも振り回される日々を送る一方、出入りの業者である青年・興梠健一に対し、淡い想いを抱く。 仕事の合間に描いて投稿した漫画が採用され、漫画家としてデビュー。しばらくはOLと漫画家の2足のわらじを履いていたが、連載が決まり、漫画に専念するために南九州テレホンを退社して東京に向かうこととなる。

林 健一 (はやし けんいち)

アキコの父親。南九州テレホンお客様サービス課課長。小さい頃から突拍子もない言動で家族を振り回し、アキコやタクマに数多くのトラウマを植え付けた。いわゆる天然系の変人。職場においてもそのユニークさは発揮されているが、仕事はきっちりこなしている。沖縄での生活に憧れ、自ら那覇支店への転勤を申し出て、妻と沖縄に引っ越している。

林 タクマ (はやし たくま)

林家の長男でアキコの弟。広島大学工学部3年生。家を出て下宿している。サークルは探検部に所属。姉同様、父・健一にいろいろなトラウマを植え付けられている。アキコとは携帯電話で連絡を取り合い、良き相談相手となっている。

興梠 健一 (こおろぎ けんいち)

南国グリーンサービスに勤務するイケメンの青年。南九州テレホンには、観葉植物の配達・管理で顔を出している。かなりの天然タイプで、思い込みが激しいところがある。アキコに対して恋心を抱いているが、うまく伝えられないでいる。アキコの父・健一と同名のため、「健一2号」とも呼ばれている。

蛯原 くるみ (えびはら くるみ)

南九州テレホン支店長秘書課勤務。アキコの先輩。独身。ヘアアイロンできっちり巻いた巻き髪が特徴。元ヤンキーで、中学生時代から蟹江先輩に恋しており、手編みの手袋を渡したり、病気の時は看病に行ったりしている。社内で副主任、黒木と3人でお笑いユニット「信頼関係」を結成している。

猿渡 シゲ子 (さるわたり しげこ)

南九州テレホンお客様サービス課所属。40代独身。本名よりも「副主任」と呼ばれることの方が多い。後に千葉の出張所に転勤となり、上京したアキコの隣の部屋に住む。事あるごとに蛯原くるみと一緒に寸劇を繰り広げ、物事に首を突っ込んでくる。社内で蛯原、黒木と共にお笑いユニット「信頼関係」を結成している。

日高 なのは (ひだか なのは)

南九州テレホンに勤務。ブリッ子の腹黒キャラで、女子の前では思ったことをずけずけという。知り合った男子は、すべて自分のことを好きにならないと気が済まないタイプで、そのためには体を張ることも厭わず、骨折までならOKと言い切っている。南九州テレホンに来て健一にターゲットを絞るも、なかなかなびかないので、あの手この手で迫っている。 髪型がアニメ映画「火垂るの墓」の登場人物・節子に似ていたため、アキコや蛯原、副主任などには「節子」と呼ばれている。

黒木 (くろき)

南九州テレホンお客様サービス課勤務。30代独身。会社の女子たちにいろいろと使われることが多い。いつもにこにこしている温厚な性格だが、4年に1度、負の感情のスイッチが入ると「黒・黒木」になる。

蟹江先輩 (かにえせんぱい)

南国グリーンサービスの社員で健一の先輩。若い頃にシンナーをやり過ぎたため前歯が欠けている。蛯原とは先輩後輩の間柄。既婚者で子だくさん。蟹江スペシャルと呼ばれる極め技を持っている。

ハルオ

南九州テレホンの向かいにあるパイナップル銀行の社員。南九州テレホンの主任の甥っ子。イケメンでもてるが、人の話を聞かず、マイペースで行動する。アキコとは勝手にカップルだと思い込んでいる。

近藤 (こんどう)

私立講談女子高等学校3年生。漫画研究部副部長。アキコに絵のデッサンを教わっていた。高校卒業後は画材店でバイトしながらアキコのアシスタントを務めていたが、アキコの連載開始に合わせて上京し、アキコの部屋に居候している。後に同人作家・ウイング関と組んで、漫画家・古川うなぎとしてデビューすることとなる。 常に歯ブラシをくわえている。

ウイング関 (ういんぐせき)

同人界では有名なBL作家。「三国志」オタクで、なんでも三国志のエピソードにたとえて話そうとする癖がある。蛯原と同い年。副部長と組み、漫画家・古川うなぎとしてデビューを果たす。触覚のように吊り上がった前髪がトレードマーク。

部長 (ぶちょう)

私立講談女子高等学校3年生。漫画研究部部長。近藤とともにアキコに絵のデッサンを教わっていた。アニメオタクの眼鏡っ娘。眼鏡を外すとかわいい。高校卒業後は地元の国立大学に進学。漫画研究部に入部する。男性恐怖症だったが、男子部員のコスプレがきっかけで克服する。

ヒマダ

本のデザインを生業としている男性。東京都内に個人事務所を構え、スタッフを何人も雇っている。猿渡シゲ子から、ヒマダ自身が過去にデザインしたタイトルロゴを気に入られ、町田エミリの作品やウイング関と近藤の作品タイトルのロゴを手掛けることになる。才能はあるが非常にマイペースな性格の持ち主で、事務所スタッフからのフォローを受けることが多い。酒癖が非常に悪く、次の日には自分が何をしたのかまったく覚えていない厄介なタイプ。

久我 (くが)

東京都内にある出版社に勤務している男性。マンガ編集部に所属している。ウイング関と近藤の担当になり、二人をデビューさせるために奔走している。非常に整ったルックスの持ち主で、コミュニケーション能力にも長(た)けている。関と近藤に対して優しく接しているうちに、二人から恋心を抱かれてしまう。しかし、久我本人はまったく気づいていない。

町田 エミリ (まちだ えみり)

東京都内に住んでいるマンガ家志望の女性。年齢は20歳。ウイング関と近藤が二人でマンガを描き始めたため、林アキコのアシスタントに入れなくなったことで、急遽編集部から派遣されてアキコと知り合う。派手なメイクに露出度の高いファッションを好む、いわゆるギャルだが、根はまじめで画力も高い。高校を中退してからキャバクラで働いた経験しかなく、少女マンガの王道である学園ストーリーが描けないことに悩んでいる。個性の強さを猿渡シゲ子に気に入られ、プロマンガ家デビューするまでのプロデュースを受けている。関と近藤からは「ライオン」と呼ばれ、捕食されるのではないかと恐れられている。

児玉 光子 (こだま みつこ)

猿渡シゲ子の同級生で中年の女性。現在は結婚し、東京都内に住んでいる。学生時代から少女マンガが好きで、絵のうまい猿渡がマンガ家になって、担当編集者から美味しいケーキの差し入れをもらうことを夢見ていた。町田エミリのアシスタントをしていた猿渡への手土産にと、担当編集者の久我が持ち込んだケーキに感動し、自分の夢が叶ったと涙した。猿渡からは「みっこ」と呼ばれている。

ニュアンスパーマ

気だるい雰囲気を漂わせた都会の女性。興梠健一が林アキコを追いかけて、宮崎県から上京して来た際に出会った。アキコの自宅がわからず困っていた興梠に声をかけ、警戒心のない彼を自分の部屋へと招いた。これまで出会ってきた男性よりも、興梠が自然体で魅力的な男性だと感じており、アキコと日高なのはにライバル心を燃やしている。のちに猿渡シゲ子と飲み友達になる。神奈川県横浜市内にあるバーに勤務している。

集団・組織

信頼関係 (しんらいかんけい)

『ひまわりっ~健一レジェンド~』に登場するユニット。副主任、蛯原、黒木の3人で構成される。ショートコントを得意としている。主に副主任と蛯原の2人がネタを演じるが、場つなぎで黒木が物まねなどのピン芸を披露することもある。

書誌情報

ひまわりっ :健一レジェンド 全13巻 講談社〈モーニングKC〉 完結

第1巻

(2006年5月発行、 978-4063725186)

第2巻

(2006年8月発行、 978-4063725469)

第3巻

(2007年1月発行、 978-4063725766)

第4巻

(2007年5月発行、 978-4063726039)

第5巻

(2007年10月発行、 978-4063726299)

第6巻

(2007年12月発行、 978-4063726527)

第7巻

(2008年4月発行、 978-4063726800)

第8巻

(2008年8月発行、 978-4063727265)

第9巻

(2008年12月発行、 978-4063727616)

第10巻

(2009年3月発行、 978-4063727814)

第11巻

(2009年8月発行、 978-4063728170)

第12巻

(2009年11月発行、 978-4063728514)

第13巻

(2010年2月発行、 978-4063728828)

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