ふろラン

ふろラン

寡黙でストイックなランニング上級者のゆいと、ランニング初心者で明るい今どき女子の古川。対照的な性格の二人は走って汗をかいたあと、疲れた体をお風呂で癒す。女子大生二人が友情を育みながら風を切って街中を走り、湯めぐりをしていく青春スポーツ漫画。作品に出てくるお風呂は実在の施設をモデルにしている。KADOKAWA「Harta」vol.68から連載。石田裕揮の初単行本化作品。

正式名称
ふろラン
ふりがな
ふろらん
作者
ジャンル
その他スポーツ
 
友情
レーベル
ハルタコミックス(KADOKAWA)
巻数
全2巻完結
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概要・あらすじ

女子大生のゆい古川は銭湯に来ていた。お風呂に入ろうと服を脱いでいた古川に「着て。走るよ。これから」とランニングウエアを渡すゆい。訳もわからず、着替えてゆいのあとを追い、走る古川。「なんで私たち走ってるの? お風呂は?」と尋ねる古川に「私について来たら気持ちいいことが待ってるよ」と答えるゆい。ハイペースなゆいについていけず、「もう無理」と弱音を吐き、息が上がる古川。ゆいは何度も振り返り、古川の背中を押して「頑張れ」と励ましながらランニングを続ける。やっと銭湯に戻ってきた二人。古川はバテて地面に座りながら水分をとる。汗でベタベタして服や靴下を脱ぐのも一苦労。いちいち声が出る古川に「黙って着替えてよ」と注意するゆい。まずは、桶の湯で汗を流して、湯船につかる二人。あまりの気持ちよさに「ふぁあああ」と自然に声が出てしまうゆいと古川。露天風呂に移り、「借りたウエアを洗って返すね」と古川が言うと、ゆいは「分かってないな。古川が着るんだよ。次は止まるなよ」と次回もいっしょに走ろうと古川を誘う。「も~、じゃあ私に合わせてゆっくり走って」と古川が文句を言うと、ゆいは「いつも一人で走っていたから古川と走れて楽しかった」とかわいいことを言う。古川はつい「ゆいちゃんのペースでもいいか」と折れてしまう。こうして二人は、さまざまな場所へ赴き、ランニングをした後、お風呂に入って楽しく疲れた体を癒していく。

登場人物・キャラクター

ゆい

スポーツ女子でランニング上級者の女子大生。ストイックで弱音を吐かず、黙々と走る。前髪のある黒髪ストレートで、腰までの長さがあり、走るときは後ろに一つに縛っている。内向的でおしゃれな場所が苦手。学食ではいつも同じ定食を頼んでしまう。男女混合の20キロのマラソンで男子を抑えて一位になる実力の持ち主。たまに男の子のような口調になる。

古川 (ふるかわ)

ランニング初心者の女子大生。明るく流行に敏感な今どきの女の子。ショートカットで明るい髪色をしている。ふだん運動はしておらず、ムチムチ体型で胸も大きい。ゆいのことが大好きで、いつか同じペースで走れるように筋肉痛に耐えて体を鍛えている。おしゃれな所が苦手なゆいの背中を押し、カフェや旅行に連れ出す。

書誌情報

ふろラン 全2巻 KADOKAWA〈ハルタコミックス〉

第1巻

(2021-02-15発行、 978-4047362680)

第2巻

(2022-01-15発行、 978-4047367722)

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