ぶっちぎり

ぶっちぎり

2人組の漫画家グループである中原裕の初連載作品。東京の白滝学園高校を舞台に、かつて暴走族だった高原陣が、なし崩し的に入部した野球部で活躍する姿を描いた熱血スポーツ漫画。入部した当初はまったくやる気を見せなかった陣が、次第に野球の魅力に取りつかれていき、やがて大エースとなる陣の成長が大きな見どころとなっている。また、暴走族同士の抗争に巻き込まれるなど、ヤンキー漫画らしい要素も楽しめる。小学館「週刊少年サンデー」1987年9号から1989年30号にかけて連載の作品。1989年にオリジナルビデオアニメ化。高原陣を矢尾一樹、中森瑠衣を林原めぐみが演じている。

正式名称
ぶっちぎり
ふりがな
ぶっちぎり
作者
ジャンル
不良・ヤンキー
 
野球
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

高原 陣 (たかはら じん)

白滝学園高校に通う1年生の男子。リーゼントヘアで、かつて暴走族に所属していた不良。現在も下宿先である「中森モータース」のバイクを無断で借用し、通学している。しかしバイクの運転は下手で、過去に何台ものバイクを大破させている。ケンカっ早いうえに自信家で、高原陣自身を天才と公言してはばからない。だが、相手の意見を尊重する理性的な一面や、後輩の五十嵐を守るために自分を投げ打つことも辞さないなど正義感が強い。ある時、ひょんなことから野球部の桐山大介とピッチング対決をする羽目になり、素人ながらその速球を目撃した野球部員をうならせるピッチングを見せた。この投球に着目した野球部監督の富岡により、半ば強制的に野球部へと入部させられる。当初は野球をやる気はまったくなかったが、司学園の超高校級スラッガー・神堂の実力を垣間見たことで負けず嫌いな性格に火が付き、本格的に野球に取り組むようになる。

中森 瑠衣 (なかもり るい)

白滝学園高校に通う1年生の女子で、高原陣のクラスメート。陣が下宿している「高森モータース」の娘で、気の強い性格をしている。大のヤクルトスワローズファンの父親や自己主張の強い陣に対して呆れる素振りを見せ、たびたび苦言を呈している。しかし根は優しいため、父親や陣のことを心から嫌っているわけではなく、気配りを欠かさない。

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