概要
中学三年の夏、長峰美加子は国連宇宙軍の選抜メンバーに選ばれて、人類と交戦中のタルシアンの追跡調査に旅立った。彼女のクラスメイトで、地球に残された寺尾昇は、宇宙の美加子と携帯メールでのやりとりを続けていたが、美加子の乗った宇宙船と地球との距離が離れるにつれ、二人のメールが送受信に要する時間も次第に長くなってしまう。
登場人物・キャラクター
長峰 美加子
埼玉県在住の中学3年生で、剣道部に所属しており、成績・運動神経ともに優れている。中学3年の夏に国連宇宙軍の選抜メンバーに選出され、大型機動マシントレーサーのオペレーターとして、宇宙艦〔リシテア〕に配属され、生還の保証のない遠征調査に旅立つ。 寺尾昇に密かな想いを抱いていた。
寺尾 昇
長峰美加子とはクラスメイトで同じく剣道部所属。昇もまた美加子に想いを寄せていたが、互いの気持ちを打ち明けていなかった。遠征隊に参加した美加子と携帯メールで連絡をとりあうが、距離が離れるにしたがって、メールが届くまでに長い時間を要するようになってしまう。
国連宇宙軍
『ほしのこえ』に登場する組織。タルシアンの脅威に対抗すべく国連により組織された宇宙軍。タルシス遺跡に残されていた技術も導入した、宇宙空間用汎用兵器トレーサーを配備した宇宙艦隊リシテアを運用する。
場所
アガルタ
『ほしのこえ』の最終戦の舞台となる惑星。地球から8.7光年の距離にあるシリウスα・β星系第4惑星で、リシテア艦隊とタルシアンとの激しい攻防が繰り広げられる。
その他キーワード
トレーサー
『ほしのこえ』に登場するロボット兵器。タルシス遺跡の技術を応用した真空駆動エンジンで宇宙空間での戦闘、大気圏内での飛行戦闘を可能にした宇宙空間用汎用兵器で、国連宇宙軍の主力兵器である。6連装のマイクロミサイル2基、機関砲2基剣状のビーム兵器を固定武装として装備しているほか、ビーム銃の携行も可能。
ハイパードライブ
『ほしのこえ』に登場する技術。タルシス遺跡の技術を基に実用化された超高速航法で、制御ワームホールと巨視的量子トンネル効果を用いてワープを可能とした。
リシテア
『ほしのこえ』の宇宙戦艦。国連宇宙軍が編成したリシテア艦隊の旗艦として、同型艦のエララ、ヒマリア、レダとの三隻と調査任務に就く。流線型の艦体は、大気圏内の飛行から超高速航法まで可能。トレーサー用のカタパルト10基と、多数のレーザー砲を装備している。
クレジット
- 原案
- 音楽
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天門