ぼくはガリレオ

ぼくはガリレオ

純真で正義感の強い少年ガリレオが、次の神さまになることを目指し、ガウディ神様学校での戦いの日々に臨む。歴史上の偉人の名がついた個性豊かな登場人物たちと戦い、助け合いながら成長していくガリレオの姿を描いた学園バトル漫画。「月刊コロコロコミック」2007年1月号から2010年9月号にかけて連載された。

正式名称
ぼくはガリレオ
ふりがな
ぼくはがりれお
作者
ジャンル
アクション
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概要・あらすじ

悪魔の襲撃によって両親の命を奪われたガリレオは、世界の平和を守る神さまになるため、1000年に一度行われるガウディ神様学校入学試験に臨む。そこではさまざまな思いを抱いた数多くの受験生たちが、力、技、頭脳、そして仲間を信じる心を駆使し、狭き門である入学をかけて戦う。だが、その中で行われる正直さを試す試験で、清い心の持ち主であるはずのガリレオがまさかの失格となってしまう。

神さまになる夢を絶たれ、学校から追い出され、悲しみの淵に沈むガリレオであったが、そこに下賎な人間に扮して現れた現在の神さまゴッホによる最後の試しに、迷うことなく正しい選択をする。それによって無事にガウディ神様学校の生徒となったガリレオは、たくさんの生徒と競いながら、次の神さまになるために日々奮闘していく。

登場人物・キャラクター

ガリレオ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する少年。ジャンパー、ジーンズ、スニーカーという装いで、頭上に生えた1本の角が、つばを後ろにして被ったキャップを突き破っている。生まれ故郷の村を襲った悪魔に両親を殺された経験があり、その際に神さまであるゴッホが村のために戦う姿に心を打たれ、ガリレオ自身も神さまを目指すようになった。 蟻一匹の命すら大切にし、人を救うためには自己犠牲もまったくいとわない、優しい心の持ち主。一方で、その性格からはとても想像できないような桁外れの戦闘能力を備えている。裏拳が得意で、裏拳と正拳を連続で繰り出す技「うらうら拳」を入学前に自ら編み出していた。入学後は巨大な鋼鉄の拳でパンチを繰り出す「G-パン」、それを両手で繰り出す「W(ダブル)・G-パン」などのG技も習得した。 また、なぜか悪魔の能力も持ち合わせており、D技の「D-パン」を使うこともできる。ゴーギャンのG技である「神の手(ゴッドハンド)」の力を託された際には、合体技「神(ゴッド)のG-パン」という絶大な攻撃力を誇る技も編み出した。 のちに、G技とD技の力を同時に発動させた最強技「GODパンチ」も編み出す。

ゴッホ

自分以外のすべてを守る人類の救世主の男性。かつて、ガリレオの村を襲った悪魔を退治したことがある。人智を超えた非常に強い力を持っており、1000年前からこの世を守り続けている。その力はいまだに健在ではあるが、現在は病気を患っており、自分の寿命が近いことから後継者を探している。ゴッホ自身がガウディ神様学校の生徒だった頃は、落ちこぼればかり集めた4組に所属していた。 頭に2本の角が生え、その上には「O-リング」と呼ばれる輪が浮かんでいる。ゴッホという名前だが、本名で呼ばれることはなく、世界中の人から「神さま」と呼ばれている。

ピカソ

ゴッホの御付き。人間の体型をしているものの、頭には2本の触覚、顔にはくちばし、そして背中には羽がある。体毛は一切なく、服も着ていない小柄な生き物。人間の言葉を話し、宙を飛びながら神さまの身の回りの世話をしている。非力そうに見えて、実はずば抜けたパワーとスピードを持ち合わせている。

マグリット

ガウディ神様学校の男性教師。神官の祭服のような服に身を包み、頭には大きな丸い帽子を被り、レンズが四角い眼鏡をかけている。入学試験の試験官も務めており、優しい口調で試験を進めるが、失格者に情けを与えることはない。実はガリレオとは、彼が両親を失くした際に一度対面したことがある。

キリコ

ガウディ神様学校のお手伝いを務める少女で、マグリットの娘。ワンピースの制服を着ており、ショートカットヘアの頭には大きなハート型の装飾品を付けている。か細い体格でありながら、自らを脅す悪党を前にしても、気丈に対応するしっかり者。

モネ

ガウディ神様学校のお手伝いを務める少女。ワンピースの制服を着ており、長い髪をツインテールにし、両方の束に大きなリボンを付けている。何年もの間、ガウディ神様学校で働きたいと憧れ続け、ようやくこの仕事に就くことができた。だが、ガリレオが受けた入学試験で重大なミスをしてしまう。

ベルヌ

ガウディ神様学校1組の担任の男性教師。神の力「G」の授業を担当する。神官の祭服のような服に身を包んで、頭には大きな丸い帽子を被り、顔には仮面を付けている。かつて幼い頃のガリレオに会っているが、互いにそのことは覚えていない。

シューベルト

ガウディ神様学校4組の担任の男性教師。神の力「G」の授業を担当する。年齢は3764歳。片目にアイパッチを付けて無精ひげを生やし、「S」というロゴが入ったキャップを被って首にマフラーを巻き、「愛」とプリントされたTシャツを着ている。よく好物のチューインガムを口でふくらませており、腕がガムのように伸びるG技「注意我無(チューイングガム)」を使いこなす。 テレビゲームが好き。

ツナヨシ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、犬の顔をした少年。大富豪の家で育った道楽息子で、入学に必要な生徒手帳も父親のイエヤスにオークションで大金を出して買ってもらった。戦闘能力はまったくなく、頭脳が優秀というわけでもなく、ただただずる賢さだけでその場を切り抜けようとする。 だが、ガリレオの純真な言動に共感するなど、気のいい一面を見せることもある。まるで屁のように臭い、女神の形をした気体を尻から出すG技「女神の吐息」を使う。のちにその気体をジェット噴射のように放ち、敵に体当たりする「女神のくしゃみ」や、その気体を手のひらに隠し持つ「女神の吐息にぎりっぺバージョン」などの派生技も編み出す。 いつもサングラスを頭に乗せている。

アシモフ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、とても優しい心を持つ男性。非常に大きな体に中国拳法の道着のような服を着ており、耳にはヘッドホンのような形をした装飾品を装着している。北の王国「プーシキン王国」の出身。かつて事故で両親を亡くして以降、正しい者が幸せになれない悲しい世の中を変えるために、神さまを目指すようになった。 体全体を岩石に変えるG技「巌窟王」を使う。

オキタ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、激情家の少年。短ランの学生服を着て、頭にはバンダナを巻いており、左目の下に大きな傷がある。幼い頃に悪魔にさらわれた妹のヒミコを救うために、神さまを目指すようになった。炎をまとった拳でパンチを繰り出すG技「炎(バーニング)ボンバイエ」を使う。

ゲーテ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、知性的な少女。ノースリーブのオーバーオールの服を着ている。とてもおとなしい性格で、体も華奢であり非力。そのため、戦いは頭脳プレイで生き残る。

イソップ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、魔法使いの少年。眼鏡をかけ、頭の帽子は動物の毛皮でできている。体が小さく戦闘能力は高くないが、魔法の力で戦いを生き延びていく。

ベル

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、猪突猛進型の男性。羽をつけたニット帽で片目を隠している。目つきは悪いが、正義感溢れる性格で、卑怯な戦い方を嫌う。ピサロという貧しい国の出身。ベル自身は領主の家に生まれて、何不自由のない生活を送っていたが、貧しい者たちの暮らしぶりを知り、不平等な世の中を変えるために神さまを目指すようになった。 両腕を巨大な光の翼に変え、飛びながら敵を斬り裂くG技「光る翼(シャイニングウイング)」を使う。

アリストテレス

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、博学な少年。分厚いレンズの眼鏡をかけ、小さな体に白衣をまとっている。また、中にさまざまなメカが仕込まれた、大きなシルクハットを被っている。いつも大きな書物を手に携えており、ちょっとした隙にも読書を始める癖がある。

レンブラント

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、大きな体をした男性。岩のような体には体毛がまったくなく、詰襟の高い学生服のような衣服を着ている。屈強な見た目とは裏腹に、プリンが大好物。

グリム

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、おっとりとした少年。パーカーと半ズボンを身に着けている。目が隠れるほどに伸ばしたもじゃもじゃの頭髪には、小鳥が住み着いている。

ムサシ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、とても勝気な性格の男性。髪型をリーゼントにして、下顎が大きく前に突き出ている。がっしりとした大柄な体格で、学生服のような衣服を着ている。

ロッシーニ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、非常に負けん気の強い少年。肌の色が濃く、髪や眉を剃り落とし、耳には大きなピアスを付けている。体つきは細身で、身のこなしがとても軽い。

ポー

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、不思議な生き物。まるでイルカのような顔をしているが、体つきは人間のようで、海軍の軍服のような衣服を着ている。「ポー」か「きゅー」としか声を発することができない。

シャガール

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、心優しい少女。少年のようなショートカットの髪型に、キャスケットを被っている。ピサロという貧しい国の出身。病気の母親とともに貧しい生活を送っていたが、アミューズメントパークを作ろうとするバスキアによって、逃げ遅れた母親もろとも家を破壊された。 その殺された母親の鎮魂のため、そして故郷の貧しい人々を救うため、神さまを目指すようになった。敵の攻撃を防ぐ重厚な壁を作り出すG技「ピサロの壁」を使う。また、「ピサロの壁」をたくさん並べ、ドミノのように倒して敵を攻撃する派生技「ピサロの壁の崩壊」も持つ。

モリエール

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す、クールな性格の男性。トレンチコートの中にタートルネックの服を着込み、マッシュヘアにした髪からいつも片目だけ覗かせている。

イモコ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す少女。おかっぱの髪を両脇に束ねた、胴体と同じくらいに大きな顔を持ち、巨大なだんご鼻、つぶらな瞳をしている。体はずんぐりとしており、セーラー服を身に着けている。いつもはぶりっ子だが、怒り出した途端に筋骨隆々の体になり、とてつもない破壊力を発揮する。

サルトル

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す男性。大柄な体にぴったりとしたTシャツと腹巻を身に着け、髪型はおかっぱ頭にしている。態度が大きく、自分のことを棚に上げ、何かとクラスメイトたちを小馬鹿にする。

アガサ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す女子。パーマがかった髪を2つのお団子状にし、小柄で細い体にチャイナドレスを着ている。柔軟かつ俊敏性のある動きが得意。

ミレー

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す男性。乳牛になり切っており、サングラスをかけ、乳牛柄の全身タイツのような衣装に身を包んでいる。語尾に「モー」と付けて話す。

リキュウ

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す少年。真ん中で分けた髪の下には、古代の貴族を思わせる殿上眉のような長円形の眉が描かれている。小太りなで、オーバーオールを着ている。

ユング

ガウディ神様学校の生徒で、落ちこぼればかり集めた4組に所属する。次の神さまになることを目指す男性。黒目の見えない細い目、大きなだんご鼻、そして筋骨隆々な体の持ち主。無口で感情を表に出さず、常に冷静である。

ゴーギャン

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、とても優秀だが冷酷な少年。長髪で、ワイシャツにブレザー、緩めたネクタイという身なりをしている。学内では圧倒的な強さを誇り、次代の神さま候補No.1。神さまの実の息子で、入学前から巨大化した右腕にパワーを集めて攻撃するG技「神の手(ゴッドハンド)」を身につけていた。 力を覚醒させると、頭に神さまと同じ2本の角が生え、腕が変化した巨大な翼で敵を攻撃するさらに強力なG技「鳳凰ブレード」も使えるようになる。勝負を決める一撃を放つ際には、「汝に幸あれ」という決め台詞を口にする。

カフカ

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、謎の少年。頭髪はぼさぼさで、いつも目の瞳孔が開いており、靴を履かずに裸足で歩くなど奇行が目立つ。周囲の者には何をしでかすか予想できない存在と認識されている。

パブロフ

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、大金持ちの男性。わがままな性格で、大企業を経営する父親のチェーホフの権力を笠に着て生きている。幼なじみのアシモフを脅迫して、1組に入る権利を譲らせた経緯があり、この一件も含め、昔からアシモフの憎しみの対象となっている。

ハイデガー

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、格闘家の男性。長い髪をオールバックにし、額には剃り込みが入っている。鍛えられた肉体に袖が破けたシャツを着ており、その胸元には小さく「9」とプリントされている。

ショパン

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、血気盛んな少年。スキンヘッドの上に2つのモヒカン状に固めた髪を残し、上半身は裸、下半身は拳法道着を身に着けている。「ケケケ」と笑い、何かと口から舌を突き出して相手を挑発する。体を棘だらけの龍のように変化させるG技「棘(ニードル)ドラゴン」を使う。 さらにその体をタイヤ状にし、相手に突進する「棘ドラゴンクラッシュ」、電気を溜めた尻尾を竜巻のように振り回す「棘ドラゴントルネード」という派生技も持つ。

ワシントン

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、とてつもなく巨大な男性。通常の人間の何倍もの大きさの体は、並大抵の攻撃にはびくともせず、攻撃の際には圧倒的なパワーを発揮する。背中から1本の誘導ミサイルを撃つG技「人間大砲(ミサイルマン)」を使う。また、そのG技をさらに強力にした「人間大砲MAX」では、背中から3本、両腕から2本の誘導ミサイルを一気に撃つことができる。

イッサ

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、いじめられっ子の少年。煙のような形をした突起物を坊主頭に付け、目は大きく、小柄な体のその首にはスカーフを巻いている。普段はおどおどした言動が多いが、ひとたびキレると凶暴な少年になり、その際の強さは猛者ぞろいの1組でも一番といわれる。 その「キレる能力」は、いじめられ続けていた幼い頃、自分だけでなく、仲良くなった捨て犬までもがいじめっ子に暴力を振るわれた時に発現。だが、捨て犬はキレたイッサを見て怯えその場から逃げてしまった。こうしてさらなる孤独を覚え、世界から悪や暴力を消し去るために神さまを目指すようになった。体を煙に変化させて、どんな攻撃も受け流すG技「タナビク煙」を使う。 また、煙になった体の指先だけを実体に戻して敵を攻撃する派生技「ツキサス煙」も持つ。さらに、空中から回転しつつ落下し、指を敵に突き刺す「ジ・煙怒(エンド)」や、隕石のような衝撃を伴う一層強力な「ジ・煙怒メテオ」という技もある。

キュリー

ガウディ神様学校の生徒で、エリートぞろいの1組に所属する。次の神さまになることを目指す、理系女子。髪を長く伸ばし、上縁のない眼鏡をかけている。指部分が自由に動く指差し棒で、触れた物質の性質を変えるG技「絶対のタクト」を使う。その「絶対のタクト」の効果により、雨粒を槍のように固める「雨のレクイエム」や、対戦したアシモフの岩の体をゼリー状に変えた「アシモフ最終楽章(フィナーレ)」という技も可能である。

イプセン

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、学者肌の男性。身長が高く、白衣のような衣服をまとっている。鞄の中に持ち歩く聴診器やメジャーで対象となる物の性質を徹底的に分析し、最小の力でそれを破壊することができる。

マゼラン

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、トカゲのような姿をした男性。西洋の貴族を連想させる豪奢な衣服をまとっている。相手に勝つためなら、どんな汚い手段もいとわない卑劣な性格の持ち主。

タカウジ

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、もじゃもじゃ頭の男性。体格は小太りで、眉毛がつながっており、鼻の横にほくろがある。嬉しい時は素直に喜ぶ、元気で明るい性格の持ち主。

ハンゾウ

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、奇抜な装いの男子。角のように髪を何本も尖らせた髪型をしており、体には鎖帷子、その上に長い上着を着ている。忍者のように身のこなしが軽く、自分のことを「せっしゃ」と呼ぶ。G技「分身の術(クローンコピー)」を使う。 その技から生まれた自分の分身は、相手の攻撃を受けると、さらに多くの小さな体の分身となる。

エジソン

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、ひょろ長い体の少年。つぶらな瞳とトナカイのような鼻を持ち、縞々の服を着ている。全身をバネに変化させ、飛び跳ねながら攻撃するG技「バネ式」を使う。

リンカーン

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、巨人のような男性。手や足の裏が人間1人分のサイズという、とてつもなく大きな体を持つ。髪型は無造作にとがった短髪で、ダブルボタンの上着を着ている。体の一部をさらに巨大化するG技「メガギガ」を使う。

セザンヌ

ガウディ神様学校の生徒で、1組に次いで優秀な2組に所属する。次の神さまになることを目指す、不気味な少女。長い髪で片目を隠し、いつも猫背で、薄気味の悪い笑みを浮かべている。その長い髪を手のように自由に動かし、相手を縛り上げることができる。

コロンブス

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、田舎者の少年。コアラのような顔の持ち主で、戦いにおいては蹴り技を得意とする。自分のことを「オラ」と言い、語尾には「だス」を付けて話す。

セルバンテス

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、野生的な男性。無造作に伸ばした長髪で、顔にはどことなく犬を想起させる鼻や口があり、獣のようにがっしりした体には尻尾が生えている。

ブッセ

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、常に偉そうな態度を取る少年。自分のことを「わがはい」と呼び、いつも口に煙管(キセル)をくわえている。その煙管からは、敵に当たると爆発するシャボン玉のG技「ラ・シャボーン」を放つことができる。

サンドウィッチ

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、紙袋を被った男性。「金」と書かれた紙袋で顔を覆い、上半身には蝶ネクタイだけ身に着け、下半身にはプロレスラーのようなパンツを穿いた、鍛え上げられた肉体の持ち主。敵をオイルまみれにするG技「石油危機(オイルショック)」を使う。

シーボルト

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、好戦的で元気な少年。首元にはスカーフを巻き、両手には手袋をはめ、長い髪はまっすぐ尖らせている。小柄な体を活かした、軽快な身のこなしが特徴。

シートン

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、猫のような少年。肩から袖を引き裂いた服を着ている。頭には猫の耳があり、手は肉球がついた3本指で、尻尾も生えている。体格は中背だが、格闘家のようながっしりした体つきをしている。

カマタリ

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、寡黙なファイターの男性。能面のような人間味のない顔をしており、眉毛も頭髪もないが、頭頂部にだけに髷を結っている。非常に強力なパンチ技を使う。

ミロ

ガウディ神様学校の生徒で、不思議な人材が多い3組に所属する。次の神さまになることを目指す、アイドルのような少女。ロングヘアをツインテールにしている。いつもはかわい子ぶって愛想が良く、クラスのリーダーを務めているが、一方で同じクラスの者を小馬鹿にしている様子も見受けられる。

ケプラー

ガリレオの父親で、長髪から2本の角をのぞかせている。ガリレオ一家が住む村に悪魔が襲来した際、その手に掛かって妻とともに命を落とした。ガリレオには伝えていなかったが、生前は生徒手帳の保有者で、ガウディ神様学校を目指していた。

イエヤス

大企業「イエヤスカンパニー」の社長を務める男性。口ひげを蓄えた老犬のような顔をしている。長男のツナヨシと次男のヨシムネを息子に持つ。甘やかしすぎたためにわがままに育ってしまったツナヨシに代わり、ヨシムネに会社を継がせようと考えている。多くの召使いを抱える大きな屋敷に住み、外ではダブルのスーツを着て、家ではバスローブ姿でいる。

ヨシムネ

ツナヨシの弟で、犬のような顔をしている。兄とは真逆の真面目で聡明な少年。優しい心の持ち主でもあり、父親のイエヤスから経営する会社の将来を任された際も、本来は社長を継ぐべき立場のツナヨシのことを気にかけていた。最終的にイエヤスの強い要望を受けて次期社長になることを決心し、その後は会社の経営を学ぶため、父親と行動をともにするようになる。

モトナリ

ツナヨシの昔の友達。犬のような顔をした少年で、Tシャツを着ている。表面上はわがままなツナヨシと仲良く振る舞っていたが、実は親が「イエヤスカンパニー」の従業員であるために、仕方なく愛想良くしていただけであった。ツナヨシがいない場では、ツナヨシのことを「金持ちの息子じゃなきゃ、ただのアホでダメダメの落ちこぼれ」と吐き捨てている。

ユキムラ

ツナヨシの昔の友達。犬のような顔をした少年で、眼鏡をかけ、パーカーを着ている。表面上はわがままなツナヨシと仲良く振る舞っていたが、実は親が「イエヤスカンパニー」の従業員であるために、仕方なく愛想良くしていただけであった。

チェーホフ

プーシキン王国で「ガイアモンド鉱山会社」を営む社長で、パブロフの父親。従業員の身の安全は二の次で、会社の利益のみを優先する冷酷な守銭奴。口ひげを細く尖らせ、西洋の貴族のような豪奢な衣服を身に着けており、移動の際は巨大なリムジン車を使う。

トルストイ

チェーホフの「ガイアモンド鉱山会社」の従業員。長男のアシモフをはじめ、計6人の子供を持つ。「ガイアモンド鉱山会社」で第3鉱山の責任者を務めており、同じく従業員である妻とともにガイアモンドの採掘に従事している。チェーホフの欲に目が眩んだ無謀な採掘命令によってトンネル事故が起きた際、山に閉じ込められた部下たちを救うため、妻とともにトンネルの中へと向かう。

バスキア

ベルの兄。領主の長男として、裕福な家も貧しい家もこの世には存在して当然という考え方の持ち主で、貧しい生活をするシャガールにパンを恵んでいたベルを、暴力も込みで厳しく叱った。その際、「納得できないのであれば、おまえが神にでもなるんだな」とベルに言い放ち、これがベルが神様を目指す一因となった。

ハイドン

ガウディ神様学校の入学試験の直前、生徒手帳を持っていないにも関わらず、ガウディ神様学校に入学しようとしていた男性。中世の西洋の貴族のような服を身にまとった巨漢で、手下も2人従えていたが、3人まとめてガリレオに一瞬で倒されてしまう。

ワーグナー

次の神さまになることを目指す男性。モヒカン頭をしており、軍服のような衣服を着て、眼鏡をかけている。ガウディ神様学校の入学試験のバトルにおいて、横柄な態度でガリレオに対戦を挑んだが、あっという間に敗北し試験に落ちた。

ルター

次の神さまになることを目指す男性。すらりとした細身の体の持ち主で、おかっぱ頭をしている。ガウディ神様学校の入学試験のバトルにおいて、ツナヨシを必要以上にいたぶっていたところ、怒ったガリレオに打ち負かされて試験に落ちた。

シューマン

次の神さまになることを目指す男性。リーゼントの髪型で小太りな体格をしており、長ランの学生服の袖を肘まで捲り上げている。ガウディ神様学校の入学試験において、1次試験は突破したが、正直さを試す2次試験では自分が一番乗りで挑戦した直後にマグリットがルールを遅れて解説したため、不幸にも失敗してしまう。

クリムト

次の神さまになることを目指す男性。真ん中で分けた黒髪に、眼鏡をかけて、パーカーを着ている。ガウディ神様学校の入学試験において、1次試験は突破したが、正直さを試す2次試験で嘘をついたために落ちてしまう。ただし、その後は自分の行為を潔く認め、同じく失格となったガリレオにも気遣いの言葉をかけるなど、紳士的な人物。

パスカル

次の神さまになることを目指す、気性の荒い不良少年。髪をまるで角のように5つの束に固めており、それ以外の部分はすべて剃っている。また、片目だけアイパッチをしている。ガウディ神様学校に入学したが、「クラス分け競技会に最後にやって来た者は退学」というルールにより、学校を去ることになった。

ウンケイ

次の神さまになることを目指す、格闘家の男性。上半身は裸で、坊主頭には額に剃り込みが入っており、顎ひげを生やしている。ガウディ神様学校の入学試験の合格者。筋骨隆々たる肉体の持ち主だが、クラス分け競技会でお題の瓦割りを1枚しか割ることができず、退学となった。

ダヴィンチ

悪魔学校の生徒。ロングコートのような衣服を着て、長い髪を頭上で束ねた男子。鋭い目つきをした悪魔でありながらも、自分のことを「ぼく」と言う礼儀正しい優等生で、戦闘能力もとてつもなく高い。一気に悪魔界の頂点に昇り詰めようと、療養中のゴッホを暗殺するため単身でガウディ神様学校に侵入する。腕が鞭のように伸びるD技「斬(キリサキ)ジャック」や、手が巨大な5本爪になるD技「悪魔の手(デビルハンド)」を使う。

ダリ

悪魔学校の生徒。もじゃもじゃ頭には2本の角が生えており、太った体に翼と尻尾を生やした男子。一生徒でありながらも、自分のことを「ダリさま」と呼ぶなど、威張り腐っている。ガウディ神様学校の生徒たちとともに悪魔軍征伐に向かっていたゴッホを暗殺するため襲撃した。大きく開けた口であらゆるものを吸い込むD技「暗黒(ブラックホール)バキューム」を使う。

ダザイ

悪魔学校の生徒。小柄な体で、丸い顔には大きな耳と2本の角が生えており、細く小さな眼鏡をかけた男子。悪魔に似つかわしくないコアラのような可愛らしい外見をしているが、人の命を何とも思わない冷酷な性格は悪魔そのもの。指先から光の矢を放つD技「多魔矢」を使う。

アンデルセン

悪魔学校の生徒。サングラスと頭巾で顔を隠した謎の女子。長い鉄の爪を装着し、残忍な性格を思わせる言動を取るが、オキタと対戦した際、その正体がかつて悪魔にさらわれた彼の妹のヒミコであることが判明する。鉄の爪から電撃を放つD技「黒き閃光」を使う。

ドストエフスキー

悪魔学校の生徒。暴れ回るのが好きな荒くれた男性。手が巨大爪で、さらに長い尻尾や羽が生えていたりとモンスターのような姿をしており、その巨体を装甲で強固に守っている。口から強力な弾を放つD技「地獄(ヘル)ブレス」や、口から放つ音撃で相手の体を動けなくするD技「暗黒(デス)ボイス」を使う。

ドガ

悪魔学校の生徒。眼鏡をかけた逆三角形の顔には顎から下方向に2本の角が生え、龍のような尻尾、鳥類のような足を持つ。次の悪魔王になると断言する自信家の男子で、千年バトルにおける悪魔軍のリーダー。エネルギーを集めて生み出す剣で攻撃するD技「破滅(カタストロフィ)ソード」、指先からエネルギー弾を放つD技「破滅(カタストロフィ)キャノン」を使う。

ドラクロア

ゴッホが神さまを務める同時期に1000年間君臨している悪魔王。悪魔学校で一番優秀な「デフォー」という名の男子生徒の体を乗っ取り、若返った。「悪魔に仲間などいない」と断言し、千年バトルにおける悪魔軍のリーダーのドガを殺害することで、次の1000年間も自らが悪魔王として君臨し、さらに悪魔による世界支配を実現しようと企む。 手のひらに現れた口で敵のパワーを吸い取ったり、エネルギー弾を放つD技「魂喰い(ソウルイーター)」、さらに強力なエネルギー弾を放つD技「暗黒(ダークネス)メテオ」を使う。

集団・組織

1組 (いちくみ)

ガウディ神様学校のエリートぞろいといわれる学級で、最も優遇された授業が行われる。クラス分け競技会で1位になった者で構成される。ドイル、ヘンデル、イッサ、ソーセキ、ショパン、パブロフ、ハイデガー、ロダン、ワシントン、ブルックナー、イサミ、ソクラテス、カフカ、キュリー、カント、カミュ、ゴーギャン、リハク、サリンジャー、ハーンが所属している。

2組 (にくみ)

ガウディ神様学校の中で1組に次いで優秀な生徒が揃う学級。クラス分け競技会で2位になった者で構成される。アルキメデス、バッハ、ルノワール、ラファエロ、ファーブル、シェイクスピア、マサムネ、ハンゾウ、フランクリン、リンカーン、ライト、ポーロ、モーパッサン、カラヤン、タカウジ、エジソン、イプセン、マゼラン、ムンク、セザンヌが所属している。

3組 (さんくみ)

ガウディ神様学校の中で不思議な人材が多い学級。クラス分け競技会で3位になった者で構成される。フロイト、ミロ、サンドウィッチ、リスト、カマタリ、ヒロシゲ、デュマ、シーボルト、ルーベンス、デカルト、ワット、サネアツ、ダンテ、ブッセ、セルバンテス、ニーチェ、コロンブス、ウェールズ、シートン、マキャベリが所属している。

4組 (よんくみ)

ガウディ神様学校の中で落ちこぼればかり集めた学級。クラス分け競技会で4位になった者で構成される。ゲーテ、ユング、レンブラント、ベル、リキュウ、アシモフ、アガサ、イモコ、ムサシ、シャガール、ガリレオ、ロッシーニ、イソップ、グリム、モリエール、オキタ、サルトル、アリストテレス、ミレー、ポー、そして補欠としてツナヨシが所属している。

場所

ガウディ神様学校 (がうでぃかみさまがっこう)

神さまを育成する学校。街から離れた荒野の丘にレンガ造りの巨大な校舎を有しており、その敷地は地平線の彼方まで続くほど広い。学生寮も兼ね備えており、生徒が2人1組で相部屋の生活をする。入学の条件は生徒手帳を持った者が入学試験に受かること。生徒たちは、成績の優れる順に1組から4組に振り分けられるが、努力次第で上の学級に移籍することも可能。 校章は「G」の形をしており、「G」の二画目の横線が方位磁針の針の形をしている。

デーモンズゲート

神さまが統治する世界と、悪魔界を隔てている結界の裂け目。この裂け目から、互いの世界を行き来することが可能。空中に浮いた巨大な黒い渦のような外観で、人里離れた荒野に存在している。裂け目の中に入ると、砂漠が広がる別の惑星のような土地に出る。なお、世界を隔てる結界を張ることができるのは神さまだけ。悪魔たちの側からは「ヘブンズゲート」と呼ばれる。

イベント・出来事

入学試験 (にゅうがくしけん)

ガウディ神様学校への入学を希望する者が受ける試験。受験の際には生徒手帳の提示が条件とされる。1次試験ではリンゴの奪い合いで他の受験生と強さを競い、2次試験では飲んだジュースの味をどう答えるかで受験生の正直さを試す。1次試験を合格した者だけが2次試験へと進み、2次試験を合格すれば、ガウディ神様学校へ入学できる。

クラス分け競技会 (くらすわけきょうぎかい)

ガウディ神様学校入学後に行われる特別行事。生徒が5人ずつのグループに分かれ、「瓦割り」「早いもの旗とりゲーム」「リンゴ大食い勝負」「大岩宝探し」「走りはばとび」など、さまざまなゲームでグループ内の5人が競う。最終的にグループ内で1位になった者は1組、2位になった者は2組、3位になった者は3組、4位になった者は4組に振り分けられ、5位になった者は退学となる。

クラス対抗能力テスト (くらすたいこうのうりょくてすと)

ゴッホの悪魔軍征伐に同行する組を決めるために行われた格闘大会。1組から4組まで、各組の代表5人ずつが出場し、トーナメント戦を行う。勝利の条件は対戦相手より先にステージ上空に吊るされたリンゴを食べること。そのためにはあらゆることが許され、相手をどんなに攻撃しても構わない。

千年バトル (せんねんばとる)

ガウディ神様学校と悪魔学校の間で、1000年に一度行われる戦い。この結果により、神側と悪魔側のどちらがこの世を支配するかが決まる。最後まで勝ち残った者には、O-リングが授けられる。行われる場所ははるか昔からデーモンズゲートの中と決まっている。

その他キーワード

G技 (じーわざ)

体の中に秘められた不思議なパワー「G」を使う技で、発動には多大な体力の消耗を伴う。攻撃だけでなく、防御型やその他特殊な技も存在する。神さまを目指す者はガウディ神様学校の授業で、専門の教師の指導の下、G技を習得しなければならない。神さまになった者が使う「G」は特に「ゴッドG」と呼ぶ。

D技 (でぃーわざ)

悪魔の体に秘められたパワー「D」を使う技で、悪魔の血を引いた者だけが使うことができる。さまざまな効果を有するG技とは対照的に、D技には相手を倒すことを目的とした攻撃技しかない。

生徒手帳 (せいとてちょう)

ガウディ神様学校の校舎に入る際に必要な手帳。校門の横に設置されたカードリーダーにかざすと、門が開く。選ばれた者にしか与えられず、これを持つ者だけが入学試験を受験することができる。また、入学後は校舎内の各部屋に入る際にもカードリーダーに読み込ませることでドアを開ける。神さまになる素質がある者しか手に入れることができない。

バッジ

ガウディ神様学校の生徒であることを示すバッジ。入学試験に合格した直後に授与され、生徒は皆これを胸に付けることが定められている。丸い形をしており、校章の「G」の文字と「GAUDI GOD SCHOOL」という英語表記の校名が表面に記されている。

O-リング (おーりんぐ)

現在は神さまのゴッホの頭上に浮かぶ輪で、千年バトルで勝ち残った者に受け継がれていく、世界の統治者の証。手に入れた者にはとてつもない力が備わり、世界を自らの手で支配することができる。たとえ横に寝そべったり、宙で逆さまになったり、どんな態勢を取ろうとも、絶えず頭上に浮いており、他人が奪おうとしても、そこから動かすことはできない。

ツノ一族 (つのいちぞく)

太古の時代に悪魔の女と人間の男が禁断の恋に落ちたことにより生まれた混血の血筋。強さと優しさを兼ね備えた一族で、その血は現代まで脈々と続いている。ツノ一族に生まれた者は皆、頭上に角が生えている。一族の数は非常に少数ということもあり、一般の者にはほぼ伝説のような形で伝えられている。

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