まおゆう魔王勇者

戦争を終わらせるため魔王城に乗り込んだ勇者は魔王から戦争の真実を語られる。世界を破滅から救うため勇者は魔王と契約をし、共に世界の改革を行っていく。原作は橙乃ままれ作の同名小説、漫画は石田あきら。

あらすじ

第1巻

人間と魔族との長い戦乱が続く時代、人間の勇者は魔族の王である魔王を倒すために単身魔界へと潜入し、魔王と対峙した。しかし自身を倒しに来たという勇者に対して、魔王は「我のものとなれ」と告げる。魔王は勇者と戦う事ではなく、共に新たな世界の行く末を作り出す事を望んでいた。勇者はそんな魔王の言葉を受け入れ、共に世界の改革へと乗り出す。

魔界と人間界の境界近くに位置する辺境の村へやって来た魔王と勇者は、魔王に古くから仕えるメイド長に手配された家で暮らし始める。まずはこの村で農法を改革し、豊かな村社会のモデルケースを作り出そうとする魔王達だったが、村人達の教育練度の低さを痛感する。それでも魔王は、元農奴のメイド姉をはじめ、軍人子弟貴族子弟商人子弟を相手に自身の知識を伝えようと試みる。さらに魔王は農法改革の一環として馬鈴薯の栽培を普及させようと、村の湖畔にある修道院を訪ねる。そこで待っていたのは、かつて勇者と共に旅をした女騎士だった。

第2巻

湖畔修道院を訪れた魔王勇者は、そこで出会った女騎士から、かつて共に旅をした魔法使いが魔界へ行った事を知らされる。魔法使いを追って魔界へ向かった勇者は、魔王の配下「黒騎士」を装い、竜族を率いる火竜大公と接触する。火竜大公は勇者に協力する見返りとして、魔界にある人間達の拠点・開門都市から人間を追い出す事を要求する。

一方、魔王は「紅の学士」を名乗り、さらなる改革のために青年商人と接触していた。青年商人は人間と魔族との戦争を支えるビジネスを展開する「同盟」に所属していたが、魔王はその青年商人を味方につける事で戦争の新たな道筋をつけようと考えていた。魔王の言葉を受け入れた青年商人だったが、そんな彼らの思惑とは別に南部諸王国を中心とする連合軍は、人間界にある魔族の拠点・極光島を奪還する作戦を開始する。人間の軍を率いる冬寂王は、人間軍の指揮官として女騎士を指名し、それを受けて女騎士は極光島攻略を目指して進軍する。

第3巻

南部諸王国の連合軍は、女騎士を指揮官として人間界にある魔族の拠点・極光島の奪還作戦に臨む。極光島を守備する魔族の南氷将軍を倒し、極光島の奪還に成功した南部諸王国の連合軍は、戦勝の宴を開き作戦を立案した魔王もその宴に参加する。一方、魔界で火竜大公から協力する代わりに魔界にある開門都市から人間を撤退させる事を要請された勇者は、無事にそれを成し遂げる。開門都市にはわずかの人間が駐留するのみとなるが、それでも約束を果たした勇者を気に入った火竜大公は、娘の火竜公女を彼の妻へと推挙する。

魔王のもとへと戻った勇者だったが、魔王は歴代の魔王の墓所に詣でる時期のため一時的に魔界へと向かう事となった。魔王は、自身が留守のあいだの代役として、メイド姉に魔法を授け、魔界へと旅立つのだった。

第4巻

「紅の学士」こと魔王を快く思わない中央聖王国と中央聖教会は、彼女を異端の者として告発したが、その魔王は魔界に行っているため不在だった。魔王の身代わりとして捕らえられたメイド姉は、民衆の前で磔にかけられるが、彼女は民衆を前にして思いの丈を語る。その言葉に感動した南部諸王国の冬寂王は、彼女を保護する事を発表。こうして南部諸王国は中央聖教会と中央聖王国から離反し、独自路線を歩み始める事となる。

この南部諸王国の動きを察知した青年商人は、商機とみて小麦を買い占め、物価の上昇を促す。これによって多くの人材が南部諸王国へと流れる事となり、南部諸王国はさらに力を増していく。そんな状況の中、火竜公女は青年商人のもとを訪れ、「塩」を用立ててほしいと願い出る。

第5巻

「塩」を求める火竜公女の言葉を受けて、青年商人は南部諸王国へと出向き、塩の産地である極光島への通行許可を取り付ける。だが青年商人の真の目的は、魔族との貿易を始める事にあった。そのための鍵が火竜公女にあると考える青年商人の考えを汲んだ火竜公女も彼と行動を共にする。

だが急速に力をつけて来た南部諸王国に対し、中央聖王国は教会からの破門と宣戦布告を突きつける。南部諸王国を率いる冬寂王は開戦を回避するための策を考えるが、中央聖王国は南部諸王国の一端である鉄の国への攻撃を開始。さらに魔界からは「八大氏族」の一つである蒼魔族が人間界へと侵攻して来た。蒼魔族に対抗するため出撃した勇者は、その戦いの中で行方がわからなくなっていた魔法使いと再会する。

第6巻

中央聖王国の軍が迫る中、冬寂王の率いる南部諸王国の連合軍は劣勢に追い込まれるが、魔王の教えを受けた軍人子弟の活躍で、辛うじて敵を撃退。その後、女騎士は雪が降る時期まで戦いを引き伸ばし、本格的な戦闘に入る前に停戦にこぎつける。さらに魔界から人間界へ侵攻して来た蒼魔族は、勇者とその仲間である魔法使いの活躍によって魔界へと送り返す事に成功し、南部諸王国はこの危機をどうにか切り抜けるのだった。その後、勇者は魔王を迎えに行くために魔界へと入るが、そこで彼を待っていたのは歴代の魔王の魂に憑依され、自我を失った魔王だった。本気で人間界を征服しようと企む魔王と刃を交えながら、勇者は必死に呼びかける。

第7巻

勇者の呼びかけにより窮地を脱した魔王は、魔族の王として魔界の民衆に対し「クリルタイ」の開催を宣言する。これは魔界に住む八大氏族の長を一堂に集め、魔界の将来について話し合うという氏族長会議だった。魔王の目的は、氏族長達を説得し、長年に渡って続く人間との争いを終わらせ、和平を迎えるという事にあった。だが、八大氏族のうち人間との和平を望むのは妖精族のみで、それ以外は蒼魔族をはじめ人間を殲滅する事を望んでいた。困難な会議が予想される中、勇者は魔法使いからこの事態を収拾するためには「典範」というアイテムが必要である事を知らされる。それぞれの思惑をはらんだまま、魔界の各氏族は魔王の呼び掛けに応じて「クリルタイ」へと参加する。

第8巻

魔界の八大氏族を集めた氏族長会議「クリルタイ」が始まった。当初は人間との和平に難色を示す氏族が多かったものの、魔王勇者の説得によって少しずつ形勢が変わっていく。ついには蒼魔族を除く氏族が人間との和平を考えるようになるが、ここで蒼魔族の氏族長は魔王の廃位を要求し、「クリルタイ」は結論が出ないまま中断されてしまう。だがそこへ、開門都市の人間の駐留部隊を率いる東の砦将が登場。そして彼は、八大氏族につながる9番目の氏族、すなわち人間の代表として「クリルタイ」への参加を要請する。こうして「クリルタイ」への参加を許可された東の砦将は、魔王の廃位ではなく政権続行を主張する。これが認められ、魔王は廃位を免れるが、次の瞬間、どこからか放たれた一本の矢が魔王の胸を貫く。

第9巻

何者かによって放たれた矢によって重傷を負いつつも一命を取り留めた魔王は、自身が死んだように偽装して、犯人を誘い出す策を立てる。魔王が既に死んだと判断した蒼魔族の王子は、自身の名を「刻印王」と改め、新たな魔王として魔界を支配すると名乗りをあげる。だが、生きていた魔王によってこの事件の首謀者が蒼魔族である事が白日の下にさらされる。刻印王は武力によって魔王の首を取る事を画策し、伏兵と共に魔王に戦いを挑むのだった。それに勇者が応戦し激しい戦いが始まるが、蒼魔族のほとんどは魔王の名のもとに結束したほかの氏族によって撃退され、刻印王は撤退を余儀なくされる。この件で蒼魔族を除く氏族が魔王のもとに一つとなった事を受け、魔王は自身の持つ権威を、それぞれの氏族長で構成される「大部族会議」に預ける事を決意する。そして、魔王は自身の療養のために人間界へと戻っていく。

第10巻

人間界へと戻った魔王は、勇者女騎士達と共に束の間の休息を楽しんでいた。そんな中、メイド姉は自身の無力感を痛感し、そして自分にはまだ何らかの運命が待ち受けている事を予感していた。メイド姉は自身の運命に出会うために、魔王の館におけるメイドのとしての仕事を離れ、旅に出る事を決意する。それを快く送り出した魔王達だったが、その頃魔界では新たな動きが起こっていた。勇者に撃退された刻印王が再び活動を開始し、多数の蒼魔族の戦士達を引き連れて蜂起したのである。さらに、そのまま刻印王の軍勢は人間界へと侵攻し、一国を滅ぼして領土としてしまう。その地を足がかりに、刻印王は南部諸王国へと迫りつつあった。

第11巻

人間界へと侵攻して来た蒼魔族の刻印王に対し、抵抗を続ける南部諸王国へ入った勇者は、冬寂王をはじめとする南部諸王国の王達と今後の対応について会談する。その席で勇者は、魔界の八大氏族の一つ妖精族の氏族長である妖精女王を列席させ、人間界と魔界の行く末を南部諸王国と共に考える事を提案する。そのうえで勇者は、刻印王と戦うために出撃していく。さらに女騎士もまた勇者と共に出陣し、南部諸王国の連合軍を率いて蒼魔族との戦いを激化させていく。勇者と刻印王の激しい死闘が展開される中、大司教を中心とした中央聖教会は、魔族と戦うための軍備を増強し、聖鍵遠征軍を組織してその戦いに割って入る。そして、大司教の呪術によって動きを封じられた勇者と刻印王は、聖鍵遠征軍の放つマスケット銃の銃弾をその身に受けてしまう。

第12巻

女騎士をはじめとする南部諸王国の連合軍の活躍によって、人間界に侵攻して来た蒼魔族は撃退された。さらに、勇者と共に聖鍵遠征軍に銃撃された蒼魔族の刻印王は、南部諸王国の連合軍に雇われた傭兵によって討たれる。勇者は重傷を負いながらも南部諸王国に救出され、蒼魔族の侵攻は辛うじて回避される事となった。だが、大司教によって組織された聖鍵遠征軍は王弟元帥を指揮官として、今度は魔界への侵攻を画策していた。聖鍵遠征軍は魔界侵攻の第一歩として、人間界と魔界との境界にある開門都市の攻略を開始する。療養のために魔王のもとへ身を寄せていた勇者はその知らせを受け、魔王と共に対応に追われる事となる。しかし、マスケット銃が大量に配備され、人間界最強の軍隊となった聖鍵遠征軍の動きは予想以上に早かった。

第13巻

中央聖教会の大司教によって組織された聖鍵遠征軍は、魔界にある開門都市への侵攻を開始した。開門都市は、魔界にありながら東の砦将の指揮のもと、人間と魔族とが共存する唯一の都市だったが、聖鍵遠征軍はマスケット銃を武器に開門都市へと迫っていく。そんな中、魔王のもとを離れていたメイド姉は、南部諸王国に雇われた傭兵部隊と接触し、彼らを味方につける事に成功する。さらに魔界へ入ったメイド姉は、聖鍵遠征軍を率いる王弟元帥と停戦のための交渉に入る。その材料として火竜大公の持つ「ひかりのたま」の事を仄めかし、メイド姉は王弟元帥との交渉を進めていくが、王弟元帥は簡単に停戦に合意しない。そんな中、勇者と魔王もまた、それぞれの立場からできる事を考え行動を開始する。

第14巻

開門都市での聖鍵遠征軍と魔族との戦闘が始まった。魔族の軍を指揮するために魔界へと戻って来た魔王だったが、魔族の軍はことごとく聖鍵遠征軍のマスケット銃の前に倒れる。戦闘は聖鍵遠征軍の勝利に終わり、魔王は辛うじて脱出するものの、魔族の軍は総崩れになってしまう。開門都市を攻略した聖鍵遠征軍の次の標的は蒼魔族の地だった。だが、そこへメイド姉が現れ、王弟元帥に対し停戦のための交渉を再び始める。戦闘を止めるための鍵が王弟元帥にあると考えたメイド姉は、粘り強い交渉を続ける。一方、人間界では女騎士が開門都市の奪還のために部隊を率いて出陣。さらに南部諸王国の冬寂王もまた、連合軍を組織して魔界への派兵を決定する。

第15巻

女騎士の率いる部隊に加え、南部諸王国の連合軍も魔界に到着し、魔族の軍は聖鍵遠征軍から開門都市を奪還する事に成功。その後、魔王の指揮のもと、開門都市には巨大な防壁が築かれた。聖鍵遠征軍は外部から砲撃を加えるが、開門都市の防壁を破る事ができない。さらに、態勢を立て直した魔族の軍と合流した女騎士は、聖鍵遠征軍の補給地点を破壊して回る。これにより補給線が伸び切ってしまった聖鍵遠征軍は、継戦能力を奪われていく。聖鍵遠征軍を指揮する王弟元帥は、この事態を打破するために補給地点の奪回を目指すが、勇者メイド姉によって阻まれる。補給路を絶たれた聖鍵遠征軍の中では、少しずつ戦闘継続に対する不満が広がっていくが、一方で聖鍵遠征軍からの攻撃を耐え忍ぶ開門都市の内部でも、物資が枯渇しつつあった。

第16巻

聖鍵遠征軍の攻撃を受けつつも開門都市での籠城戦に臨んだ魔王達は、その中で少しずつ態勢を整えていく。しかし、それでも物資には限りがあった。苦境に陥った開門都市の防壁に対し、今度は聖鍵遠征軍の兵士による自爆攻撃が始まった。そんな中、魔王の救援に向かうべく開門都市を目指す女騎士率いる援軍は、その途中で王弟元帥率いる別働隊と一戦を交える事となる。その頃、開門都市では自爆攻撃によってついに防壁の一部が破られ、聖鍵遠征軍の本隊の侵入を許してしまう。この事態を受けて、勇者は雨を降らせる魔法で対抗し、聖鍵遠征軍の主力兵器であるマスケット銃の無力化に成功する。しかし、それによって勇者の居場所を見抜いた聖鍵遠征軍の大司教は、呪術と祈祷によって勇者の力を奪ってしまう。

第17巻

力を奪われつつも、聖鍵遠征軍との戦いを収めようと考える勇者は、魔法使いに促され光の精霊に会うための準備を始める。かつて魔界を作り出した光の精霊は、自らを魔界の太陽とし光を与えて来た。光の精霊こそがこの事態を収拾できると考えた勇者は、魔王女騎士と共に、魔法使いが作り出した天塔を登っていく。だが、光の精霊を求めていたのは勇者達だけではなかった。聖鍵遠征軍を組織した大司教は、聖鍵遠征軍に戦闘を継続するよう指示し、自身はその支配力を永遠のものとするために天塔へと向かう。天塔を進む勇者達に迫る大司教に対し、女騎士がその行く手を阻もうと迎え撃つ。その頃、開門都市では、メイド姉が三度王弟元帥のもとを訪れ、この戦いを終わらせるための話し合いに臨んでいた。

第18巻

光の精霊に会うために天塔を進む魔王勇者を追って、中央聖教会の大司教が迫る。「魔王の印」を持つ大司教の攻撃の前に苦戦を強いられる女騎士は、彼の戦闘経験の少なさを突き、からくも退ける事に成功。だが、自身もまた深手を負ってしまう。一方、開門都市に迫る聖鍵遠征軍だったが、大司教が軍を離れた事により指揮系統に乱れを生じさせていた。その間隙を縫って聖鍵遠征軍の指揮官である王弟元帥と接触したメイド姉は、光の精霊の遺物である「ひかりのたま」を交換条件として、停戦を願い出る。そんなメイド姉の言葉に心動かされた王弟元帥は、魔界からの撤退を宣言するのだった。

そして、天塔を進む魔王と勇者は、ついに光の精霊と出会う。

登場人物・キャラクター

勇者

ファンタジーもののRPGの主人公のような格好をした素直で優しい少年。人間と魔族の戦争を終わらせるために魔王のいる魔王城へ単身で乗り込む。そこで魔王に戦争の真実を説かれ、戦争を別の結末へと導くために魔王と契約し行動を共にするようになる。剣の腕は一流で、常人の域を遥かに超えた戦闘能力を有している。 正体を隠すために人界では「白の剣士」、魔界では「黒騎士」と名乗っている。

魔王

紅い髪に紅い瞳の女性。頭には角がついているが取り外しが可能。魔族を統率する王。学者の家系であり、経済を中心とした学問に精通している。人間と魔族の戦争は双方の社会を安定させる効力があり、勝敗にかかわらず戦争の終結は破滅に繋がることを見抜いていた。魔王を討伐しに来た勇者にこれを説き、互いに協力して戦争を別の結末へと導くために勇者と契約をする。 人界では正体を隠して「紅の学士」と名乗り、豊富な知識を用いて人々に教育を施している。容姿端麗であるがその自覚は無く、また巨乳であるがメイド長から「駄肉」と呼ばれコンプレックスを感じている。

メイド長

メイド服を着た眼鏡の女性。魔王が幼い頃から世話をしている。魔王の親戚。「メイド道」を究めようと日々精進している。魔王の胸のことを「駄肉」と呼ぶ。厳格な性格ではあるが、逃亡奴隷の姉妹をメイドとして雇うなど温かく優しい一面も持つ。

メイド姉

妹想いの優しい少女。元々農奴であったが妹(メイド妹)と共に逃亡し、魔王の住居に隠れていたところを発見される。その際にメイド長の計らいでメイドとして雇われ、以降妹と共に住み込みで働くようになる。中央聖教会から魔王の身柄の引き渡しを要求された際に身代わりとなって処刑されかかるが、そこでの演説が人民の心を動かし南部諸王国の結束をより強固なものとした。

メイド妹

姉想いの優しい少女。元々農奴であったが姉(メイド姉)と共に逃亡し、魔王の住居に隠れていたところを発見される。その際にメイド長の計らいでメイドとして雇われ、以降姉と共に住み込みで働くようになる。

女騎士

勝気な性格の金髪の少女。湖畔修道会の修道院長。かつては勇者と共に旅をしていた。魔王の農業改革に賛同して冬越し村を拠点として協力するようになる。極光島奪還作戦の際は司令官となり、以降冬の国で軍の指揮を執っている。勇者に気があるため、勇者と契約した魔王を友人でありながらもライバル視している。

軍人子弟

ちょんまげに太い眉が特徴的な少年。魔王の館で学ぶ鉄の国出身の軍人の子息。語尾に「ござる」をつけて話す。

貴族子弟

金髪のおかっぱのような髪型をした少年。魔王の館で学ぶ氷の国の貴族の子弟。キザな一面がある。青年商人から同盟本部「十人委員会」との交渉を依頼される。

商人子弟

もじゃもじゃの髪に丸い目と大きな鼻が特徴的な少年。魔王の館で学ぶ商人の子弟。魔王の推薦で冬寂王の元で仕えることになる。部下に従僕がいる。

青年商人

人界最大の経済団体である「同盟」の幹部で南氷海交易を担当する青年。常に笑みを浮かべている優男。羅針盤の交渉の席で魔王と意見を交わしその理念と容姿に惚れて求婚をする。

辣腕会計

人界最大の経済団体である「同盟」に属する青年。青年商人の片腕として行動を共にし、その指示を的確に実行する。

冬の王子

南部諸王国の冬の国の王子。金髪の青年。父親の冬寂王が極光島奪還作戦で戦死したため、即位し冬寂王と名乗るようになった。魔王との対話から戦争の真実を学び、魔王への異端審問を契機に中央との決別へ踏み切る。

執事

冬の王子に仕える老紳士。かつては弓兵として勇者と共に旅をしていた。単に執事としてだけでは無く、諜報活動なども行う。女騎士の胸が無いことをからかうなどひょうきんな一面もある。

従僕

金髪の幼い外見をした少年。冬の国の王宮で商人子弟の部下として働いている。

火竜大公

魔族最大の氏族の1つである火竜族の長。竜の頭に人間のような体をしている。人間に奪われた魔界の開門都市の奪還を目論むが、黒騎士として現れた勇者と闘い敗れる。その際勇者が代わりに開門都市の奪還を行うことを提案したため、それに納得し軍勢を退却させる。自身を破った勇者を気に入り、娘である火竜公女を勇者へと差し出す。

火竜公女

魔族最大の氏族の1つである火竜族の女性。火竜族の長である火竜大公の娘。父を破った勇者に惚れこみ、勇者の妻となることを望む。勇者に積極的なアプローチをかけるが勇者にはかわされてしまう。

司令官

聖鍵遠征軍の司令官。魔界の開門都市駐屯軍を統率している。勇者の策によって悪夢を見せられ、極光島への救援を口実に開門都市から退却する。その責を中央聖教会に咎められ磔刑に処されたところを白夜王に拾われる。その際に片目を失い眼帯をつけるようになる。 極光島へ救援に向かった際に魔族と遭遇したことを冬寂王の策と思い込み憎んでいる。

女魔法使い

ローブを身に纏った銀髪の少女。かつては勇者と共に旅をしていた。勇者が単身で魔王城に乗り込んだ後、勇者を追って1人で魔界へ行った。魔法の腕は超一流で勇者を凌ぐほどであり、「出来の悪い悪夢」「昼寝魔導士」という異名を持つ。普段は大人しく眠そうにしているが多重人格者であり、必要に応じて好戦的になったり理知的になったりと人格の使い分けが行われる。

白夜王

南部諸王国の白夜の国の王。頭に被った王冠と長い髭が特徴的。第1次極光島奪還作戦の際に南部諸王国の総大将を務めるが大敗を喫する。その後第2次極光島奪還作戦を冬寂王が冬の国単独で成功し、白夜の国を差し置いて三国同盟を結成したことから敵意を抱いている。

鉄腕王

南部諸王国の鉄の国の王。ガッシリとした体に髭が特徴的な男性。武勇を誇る歴戦の猛者。冬寂王、氷雪の女王と共に三国同盟を締結した。

氷雪の女王

南部諸王国の氷の国の女王。美しい外見をした女性。冬寂王、鉄腕王と共に三国同盟を締結した。貴族子弟を活用して各国の情報を収集している。

東の砦将

無精髭を生やした壮年の男性。聖鍵遠征軍の部隊長。開門都市にある東の砦の将軍を務める。勇者の策によって司令官が兵を連れて開門都市から逃げ出した後、人間側の代表として魔族と交渉し開門都市を人間と魔族の共存する街とした。

南氷将軍

セイウチのような見た目をした巨躯の魔族。冬の国南方にある極光島に駐屯する魔族の長で、戦いを好み、大きな銛を武器に戦う。第2次極光島奪還作戦にて冬の国の軍に敗れ全軍を撤退させた後、女騎士と一騎打ちをして敗れる。

集団・組織

同盟

『まおゆう魔王勇者』に登場する組織。中央大陸全土に影響を及ぼす商人たちの組織。互いに公益特権を持ち合い守ることで大陸中の経済に関わっている。その総資産は南部諸王国全部を5回売り買いしてもお釣りが来るほどだと言われている。

場所

冬越し村

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。南部諸王国の冬の国の辺境に存在する寂れた寒村。勇者と魔王が初めに拠点として選んだ場所。魔王の手によって実験的に農業改革が施され、後に女騎士の協力で修道院が立てられて改革運動の中心地となった。

開門都市

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。人界と魔界を繋ぐゲートの先にある魔界の都市。第2次聖鍵遠征軍によって占拠され、魔族は奴隷のような扱いを受けていた。勇者の策により司令官が兵を連れて逃げ出した後は、東の砦将の交渉によって人間と魔族が共存する街となった。

中央大陸

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。大陸の中央部。南部諸王国の北方に位置する。戦争の最前線に位置する南部諸王国に食料、武器、鉄、木材等のあらゆる物資の需要が生まれ、そこへ中央からの輸出を行うことで安定した経済を作りだしていた。

南部諸王国

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。中央大陸の南方の王国群。冬の国、鉄の国、氷の国、白夜の国などが存在する。気温が寒いため耕作に適した土地が少なく、また戦争の最前線にある影響もあり全体的に貧しい。中央大陸からの義援金によって国家が支えられているが、これは南部諸王国を戦わせることで防衛ラインとして中央の平和を保障することとその戦争による南部の消費需要で中央の経済を安定させる目的があった。 魔王による様々な改革や冬の国、鉄の国、氷の国の三国同盟が発足したことから中央とは別の路線を取り始める。

極光島

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。冬の国の南方に位置する島。人間の領土であったが、第2次聖鍵遠征軍のため南部諸王国の兵力が魔界侵攻に投入された際に南氷将軍によって占拠されている。冬寂王によって第2次極光島奪還作戦が打ち立てられ、軍を率いた女騎士が南氷将軍を破り奪還に成功する。

魔界

『まおゆう魔王勇者』に登場する地名。極光島南方の極大陸にあるゲートを越えた先に存在する世界。そこで生活する住人達は魔族と呼ばれる。魔界は部族を中心とした氏族社会であり、人間との戦争が始まるまでは魔族同士が互いに覇権を争って戦いが続いていた。太陽の色は碧で、同じく空の色も碧。別次元の世界であるとされていたが実際には人界の地殻の裏側に存在する世界であり、碧の太陽の斥力が重力の代わりに万物を押さえつけている。

クレジット

原作

キャラクター原案

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書誌情報

まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」  全18巻 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉 完結

第1巻

(2011年8月25日発行、 978-4047157668)

第2巻

(2011年12月21日発行、 978-4041200544)

第3巻

(2012年4月25日発行、 978-4041202050)

第4巻

(2012年8月24日発行、 978-4041203613)

第5巻

(2012年12月22日発行、 978-4041205181)

第6巻

(2013年2月23日発行、 978-4041205778)

第7巻

(2013年5月24日発行、 978-4041206973)

第8巻

(2013年8月22日発行、 978-4041208229)

第9巻

(2013年12月24日発行、 978-4041209387)

第10巻

(2014年3月22日発行、 978-4041210475)

第11巻

(2014年7月25日発行、 978-4041017326)

第12巻

(2014年10月24日発行、 978-4041017333)

第13巻

(2015年1月23日発行、 978-4041017340)

第14巻

(2015年4月25日発行、 978-4041017357)

第15巻

(2015年7月25日発行、 978-4041029084)

第16巻

(2015年10月26日発行、 978-4041029091)

第17巻

(2016年2月24日発行、 978-4041029107)

第18巻

(2016年8月23日発行、 978-4041046852)

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