概要・あらすじ
運動も勉強も苦手な小学生、江戸城本丸は父親から借りた魔法書に載っていた魔法陣に向かって偶然から呪文を唱え、異世界の住人を召喚してしまう。それは自らを大魔法使いと称する幼い男の子、タルるーとだった。
本丸は友達になったタルるーとから不思議な特訓を受けて成長するかたわら、時にタルやその他の魔法使いが巻き起こす騒動の渦中へ放り込まれていく。
登場人物・キャラクター
タルるート
魔法使いの男の子。本丸によって人間の世界へ召喚された。大魔法使いを自称するが、実態は魔法の国の幼稚園から逃げ出してきた落ちこぼれ。無邪気で人懐っこいが、それゆえに人の頼みをきいて魔法を乱用してしまうこともある。 本丸の家に居候し、友情を育んでいく。見た目は幼いが実年齢は不明。たこやきが大好物。
南野小学校
本丸たちが通っている小学校。
邪馬 じゃば夫 (じゃば じゃばお)
南野小学校に通う小学5年生。体格の大きな力自慢の男子。成績の悪さは本丸と同じ次元で、粗暴なふるまいも目立つクラスの問題児。そのガキ大将ぶりで本丸を脅かす存在だが、幼稚園からずっと一緒のクラスという近しい仲でもあり、共に遊ぶ機会もある。
りあ・キナカーモ (りあきなかーも)
タルるーとの姉で、優秀な魔法使い。魔法の国の幼稚園を脱走したタルるーとを連れ戻しにやってきたが、最終的には自分も人間の世界に入り浸ることになる。弟が幼児そのものなのとは対照的に、成熟したプロポーションをもつセクシーな女性。
河合 伊代菜 (かわい いよな)
南野小学校に通う小学5年生。本丸の同級生。男子の誰もが認める美少女で、成績優秀・スポーツ得意な出来の良いお嬢様。優しい性格もありクラスのアイドル的存在として慕われている。人目を意識して美しくなるようにという母親の教育方針で、水着になる時などに肌の露出が多い過激な格好をさせられることがある。 本丸へ密かに好意を寄せている。累は親友。
原子 力 (はらこ つとむ)
南野小学校に通う小学5年生。見た目は成人男性のように成熟している。大金持ちの御曹司なのを鼻にかけ、家の権勢や自分の能力をひけらかす。本丸を馬鹿にして劣等感を煽っていたが、タルるーとが現れて以来やりこめられることもしばしばある。
ライバー
魔法使い。タルるーとの同年代。魔法の幼稚園でミモラに片想いしており、そのミモラに好かれているタルるーとを敵視している。人間の世界へ現れてからもミモラの気持ちをを自分のほうへ向けさせようと画策しては失敗し続ける。
江戸城 本丸 (えどじょう ほんまる)
南野小学校に通う小学5年生。勉強もスポーツも不得手なうえ、スケベ。いじめられっ子だが負けん気は強いのでいさかいを起こすことが多い。タルるーとの魔法ををイタズラに利用する時もあるが、彼との友情や特訓を通して少しずつ苦手に立ち向かい、成長していく。 クラスのアイドル的存在である伊代菜に惚れている。
伊知川 累 (いぢがわ るい)
南野小学校に通う小学5年生。本丸を主とする男子へ陰険に近いいじわるをする反面、同性には面倒見のいい女の子。男子に対して強く出づらい性格の伊代菜と互いを補うような親友関係。本丸へのいじわるには彼女なりの心情的な理由がある。
ミモラ
魔法使い。タルるーととは魔法の幼稚園の同級生で、彼に恋をしている。何かしらショックを受けて泣き出すと、すさまじい力で目の前にいる者を殴り飛ばして地球を一周させるほどのかんしゃくもち。人間世界へきて累の家に住むことになる。
クレジット
原作
まじかる☆タルるートくん (まじかるたるるーとくん)
小さな男の子の魔法使い・タルるートと小学生・江戸城本丸が繰り広げる日常ドタバタギャグ漫画。その後、格闘路線やファンタジー路線を経て再びギャグに戻った。 関連ページ:まじかる☆タルるートくん