魔法陣グルグル

魔法陣グルグル

衛藤ヒロユキの同名漫画が原作。原作の連載雑誌が同じ『南国少年パプワくん』のアニメ化も手がけた日本アニメーションが制作にあたり、のちに同社により劇場アニメ版と、テレビアニメの続編『ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル』が制作されている。

正式名称
魔法陣グルグル
ふりがな
まほうじんぐるぐる
原作者
制作
日本アニメーション
監督
中西 伸彰
放送期間
1994年10月13日 〜 1995年9月14日
放送局
テレビ朝日
話数
45話
ジャンル
アドベンチャー
 
ギャグ・コメディ
 
ファンタジー
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概要・あらすじ

親の望みで勇者になるべく育てられた少年ニケは、世を脅かす魔王ギリを退治する旅へその気もなかったのに強引に送り出されてしまう。旅のお供は、地面に魔法陣を描いて様々なものや現象を呼び出す特殊な魔法・グルグルを使えるミグミグ族最後の生き残り、ククリという女の子。

お調子者の新米勇者と世間知らずの素直すぎる魔法使いは、広い世界を旅して成長しながら陽気な珍道中を続けていく。

登場人物・キャラクター

ニケ

13歳。田舎の小さく地味な村で生まれ育った少年。勇者にこだわりのある父によって勇者になるため育てられた。魔王を退治する者を募集するお城の審査で認められ、ククリと共に旅に出る。お調子者で、自らの使命をあまり深刻にはとらえず出来る限り要領よく切り抜けようとするところがある。

ミグミグ族 (みぐみぐぞく)

『魔法陣グルグル』に登場する部族。古代から特殊な魔法・グルグルを守っていた部族、あるいは種族。平和な理想郷に移り住んだとされ、現世に生き残っているのはククリただ1人。各地にミグミグ族ゆかりの遺跡があり、末裔であるククリのために成長をうながす仕掛けが残されている。 一族の全体的に好奇心旺盛で落ち着きのない気質があり、それがククリにも受け継がれている。

ギリ

モンスターたちの元締めであり、世界制覇を目論む魔界の支配者。プラトー教の神託の儀式に介入して、ジュジュの口をかりて人々を脅かした。ミグミグ族の使う魔法・グルグルの力によって封印されていたが、300年ぶりに復活。 復讐のため、グルグル使い最後の末裔であるククリの身を狙う。

ジュジュ・クー・シュナムル (じゅじゅくーしゅなむる)

11歳。ある大陸で最も大きな規模をもつ宗教・プラトー教の巫女であり、戦闘もこなす神官。神託を受けることができるトランス体質。性格はいたって冷静。高い魔力をもっており、聖典や聖水などプラトー教ゆかりの聖なるアイテムを武器として戦う。

トマ・パロット (とまぱろっと)

11歳。キタキタおやじが過去に町長をつとめた町を出身とする少年。元々は僧侶を目指していたが魔法に関する適性がなかったため、魔法の力を利用したアイテムを開発して冒険や戦闘に役立てる魔技師というマイナーな職業についた。 ニケたちの旅仲間となり、温厚で理知深い参謀役のポジションになる。ただし道具や発明がからむと激しい一面も見せる。

ククリ

13歳。古代から伝わる特殊な召喚魔法グルグルを使うミグミグ族最後の1人となった少女。魔法使いの老女に引き取られ世間と接触のないまま育った。愛読していた物語の影響で勇者という存在に強い思い入れがあり、ともに旅するニケを勇者様と呼んで一途に好意を寄せる。 育った境遇のため、素直ではあるが世間知らず。甘党で、からい食べものは苦手。

レイド

魔界のプリンスを称する魔族の少年。優れた闇の魔法を使えるが、術を発動させるさいにみっともないポーズをることがコンプレックスになっている。本来は倒すべき相手だったククリに惚れて、彼女を魔族の味方につけることを目的とするようになる。 何かと格好をつけたがる挙動のため、クサいセリフを嫌うギップルにとっては相性が悪い。

アドバーグ・エルドル (あどばーぐえるどる)

52歳。踊り子。ニケたちが旅の途中で知り合った男。神聖な舞踏キタキタ踊りを伝える町の長をつとめていた。本来は女性が踊るキタキタ踊りのなり手が途絶えたため自らが踊り子になったが、その気持ち悪さで町の衰退を招いてしまった。 踊りの後継者を探すべくニケたちの旅に同行、冒険の最中しきりに出しゃばってくる。着るものは常に腰みの一丁だけ。

ギップル

ニケたちの旅をサポートする、小さな風の精霊。土地やモンスターに関する知識が豊富で、世事に疎い2人の知らないことを逐一解説する。かっこよくクサいセリフを聞くと顔を引きつらせて悶え苦しむ過剰反応の癖がある。 着ているマントはすそが大きく広がってテントになり、野宿するニケたちをその中へ入れて寝泊りさせる。マントの下は裸でふんどしのみ着用。

その他キーワード

キタキタ踊り (きたきたおどり)

『魔法陣グルグル』に登場するダンス。キタキタおやじが過去に町長をつとめていた町に伝わっていた、神事に関わる聖なる舞踊。本来は若く美しい女性が踊り子をつとめるものだが、町長時代のキタキタおやじが見せ物にしたせいか町に女児が生まれなくなり、正統ななり手が途絶えてしまった。 その責任を背負ったキタキタおやじが自ら踊り子となり、後継者を募集中。

グルグル

『魔法陣グルグル』に登場する魔法。術者が円の中に特定のマークを入れた魔法陣を描くと、心のなかにある気持ちが形をもって呼び出される。失敗すれば魔界の生物がランダムで呼び出されてしまうという危険もともなっている。 闇の属性をもつ魔法使いたちが最高の召喚魔法として崇めている。使い手になれるのはミグミグ族だけであるため、事実上ククリ専用の魔法。

プラトー教 (ぷらとーきょう)

『魔法陣グルグル』に登場する宗教。ある大陸で最も大きな勢力を持つ。プラトーという語は救世主を意味する。3ヵ月ごとに巫女の身体へ神をおろして神託を受ける催しが行われる。ジュジュが巫女をつとめている。 信じる者を理想郷へ運ぶ巨鳥についての予言を掲げているため、鳥をシンボリックな動物として特別視する。

クレジット

原作

監督

脚本

小松崎康弘

作画監督

武内啓

音楽

中村暢之

アニメーション制作

日本アニメーション

原作

魔法陣グルグル (まほうじんぐるぐる)

衛藤ヒロユキの代表作。そこに住む者たちが光の者と闇の者に区分される世界で、勇者の少年・ニケと魔法使いの少女・ククリの冒険を描くギャグ色の強い異世界ファンタジー漫画。日本のコンピュータゲームジャンル・R... 関連ページ:魔法陣グルグル

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