まじもじるるも

普通の男子高校生が偶然見つけた魔術書の力で魔女を呼び出してしまい、これまでの生活が一変する様を描いた、日常の中にファンタジー要素を入れ込んだギャグ・コメディ漫画。「月刊シリウス」2007年7月号付録の「お笑いチビウス」に読み切りが掲載。その後10月号から2011年2月号まで、本誌に連載された作品で、渡辺航の代表作の1つ。

正式名称
まじもじるるも
ふりがな
まじもじるるも
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
シリウスKC(講談社)
関連商品
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世界観

舞台は現代日本。「魔法のチケット」の力で魔法が使えるようになった柴木耕太の日常を描いている。基本的には日常生活描写に重きを置いたギャグ漫画。日常の中に魔法や魔界などのファンタジー要素が、当たり前のように含まれているのが、この作品の大きな特徴となっている。

あらすじ

第1巻

ある日、不思議発見クラブの部員である柴木耕太は、クラブ活動で魔法の儀式を行い、偶然、魔女であるるるもを召喚する。異性に興味津々な耕太はるるもにHなお願いを叶えてもらうも、その代償として命を要求される。紆余曲折の末、契約は半分だけ果たされなかったと、るるもは耕太に告げ、耕太は半殺しにされるだけで済むのだった。それから半年後、耕太のもとに「魔法のチケット」が突如届く。イタズラと思った魔法のチケットだったが、るるもが再び耕太のもとを訪れ本物だと言う。るるもは契約が半分しか果たせなかった事で修行からやり直す罰を受け、魔法のチケットを使いきる試練を言い渡されたのだ。チロからるるもは知らないがチケットを使い切れば今度こそ命を失うと言われつつも、耕太は時に自らの欲望のため、時に人助けのために魔法のチケットを使っていく。また耕太は公園で野宿生活をしていたるるもを発見し、魔法のチケットで家族に妹と認識させ、二人は奇妙な共同生活を送る事となったのだ。

第2巻

表情には出さないものの、地上での柴木耕太との暮らしを思いのほか楽しいと感じていたるるもは、「うかれている」自分への戒めとして仕事を始める決意を固める。耕太に黙って学校の食堂で働き始めたるるもだったが、耕太に見つかり問い詰められるのだった。そして食堂で働くるるもと学校に通う耕太は、学校でも奇妙な関係を続けていく事になる。るるもの正体が婦警の飯田にバレそうになったり、不思議発見クラブに新しく入部した鯨井棚子に振り回されたりと、二人は騒がしい日々を送っていたが、ある日、耕太は学校帰りに三匹の仔猫を拾う。るるもが漫画から「サツ」「ジン」「ジケン」とそれぞれに名前を付けてかわいがるも、柴木耕太の母に見つかり、二人は学校で仔猫達の里親を探す事を考える。仔猫をかわいがる耕太は女子の人気になり、一時は耕太も調子に乗るが、それが災いして三匹の仔猫は衰弱していく。慌てた耕太は仔猫達を雨の中、病院に連れて行こうとするも、その途中、ジケンは死んでしまう。魔法のチケットで蘇らそうとする耕太は、そこでるるもから、魔法は死んだ者には効かないという事実を告げられる。

第3巻

季節は夏に移り変わり、柴木耕太るるもと共に夏休みを満喫していた。海に行っては伝説の水着に宿った力で大騒ぎを引き起こし、耕太の忘れ物を届けに行こうとすればひまわり畑で迷ったるるもはトラブルを巻き起こし、ハプニングだらけの夏休みを過ごす事となった。そして季節は巡り、夏休みも終わり学校が始まる。耕太は登校中、人間の姿になったチロを発見する。学校を訪れたチロは耕太の忠告を無視して大騒ぎを引き起こす。しかし調子に乗って変身魔法を使ったチロは、元の猫の姿に戻る事ができなくなり、大きく動揺してしまう。途方に暮れる耕太とチロだったが、駆けつけたるるものアドバイスで何とか事なきを得るのだった。るるもと耕太、チロはハプニングの度、絆を深めていくが、大晦日に魔界からの監査が入る事となる。1年に1日だけ耕太達の記憶を消してるるもの素行を調べる監査で、耕太はるるものいない日常を送る事となる。るるもと初詣に行く事を楽しみにしていたが、耕太は思い出せず悶々とした日を送る。日付が変わった瞬間、るるもと再会してすべてを思い出した耕太は、神社でみんなで過ごす日々がずっと続くように願うのだった。

第4巻

女の子ともっとなかよくなりたいと考えていた柴木耕太の前に、一人の少女が舞い降りた。突如現れた新しい魔女ハルリリは、耕太に特別な魔法のチケット代償回収免除チケット」を手渡し、新たな契約を迫る。しかしそれは、るるもの修行を邪魔するハルリリの罠だった。契約者が新しい契約をすると、新規契約が優先されるためるるもの契約が解除されてしまうのだ。チロの警告にも耳を貸さず、耕太は欲望の赴くまま行動する。しかし実は、ハルリリに本当にるるもの邪魔をするつもりはなく、るるもと本音を語り合ったあと、友人との時間を楽しみ帰っていくのだった。おとなしく帰ったかに見えたハルリリだったが、るるもの助けになればいいと彼女は幾つか置き土産を残しており、それが新たな騒動の種を巻き起こす。契約者の煩悩を暴走させる「魔法ショコラ」で耕太は欲望を暴走させ学校で大騒ぎを引き起こしたり、絶対腕輪陣鎖輪で耕太とるるもが四六時中くっついて生活をしたり、日々は目まぐるしく過ぎていく。そしてそんな中、るるもと耕太はその距離を少しずつ縮めていく。

第5巻

UFOの秘密基地があると聞きつけた柴木耕太は、先輩達と共に町外れの廃工場を訪れた。そこで耕太は、不思議な力を持つ少女・森野伊鈴と出会う。工場に魔女が閉じ込められているという伊鈴の言葉を聞いた部員達は、彼女を手伝うと決めるのだった。工場の地下に隠された秘密の地下室を発見した部員と耕太は探索するも、そこに仕掛けられていた時間停止魔法で危機に陥ってしまう。耕太が魔法のチケットを使った事で危機を脱した一行だったが、それでるるもが魔女である事が伊鈴にバレてしまうのだった。実は伊鈴の祖母は魔女であるマ・リース・ラ・リリスで、余命幾ばくもない祖母を魔界に戻すため、魔女を探していたのだ。しかし、規則を破って地上で生活した魔女が魔界に戻る事は重罪であるため、るるもはリリスに一目、魔界の風景を見せる事を提案するのだった。リリスはるるもの投影魔法で魔界の景色を見、涙して喜び、ほどなく息を引き取る。地上で生きた魔女の最期を知った耕太は、るるもの未来について思いを馳せるのだった。

第6巻

柴木耕太魔界の流行り病・欲望顔に感染したり、柴木家に通うようになった美人家庭教師・小港映里とひと悶着あったりと、耕太とるるもの日常は変わらず賑やかだった。そんなある日、るるもは沢下真綾の自転車に乗せてもらったのをきっかけに、自転車に乗る練習をする事を決意する。耕太に練習に付き合ってもらうが、運動神経が悪いるるもはちっとも上達しない。るるもは魔女なのにホウキに乗れず孤立した過去を思い出すも、耕太の言葉で自転車に挑戦する闘志を燃やし、再び自転車の練習に励む。そして諦めず練習を続けた事で、るるもは遂に自転車を乗りこなす事に成功するのだった。

第7巻

柴木耕太は「不思議発見クラブ」の活動で尾々神村に訪れ、「尾々水」を口にした事で狼になりかけたり、嵐から家と家族を守るため奮闘したりと、るるもと暮らす日々を全力で過ごしていた。耕太は残り少なくなった魔法のチケットを使わず、このままるるも、チロの三人でいつまでも暮らしていたいとチロに漏らすも、チロから告げられたのは修行の期間は500日しかなく、期限は14日後の23時59分に迫っているという事実だった。期限が来たら修行は失敗となり、るるもは二度と魔女になれなくなってしまう。その事実を聞いた耕太は何もできず、ついに期限の前日を迎える。自分の命か、るるもの未来か、究極の選択を前に耕太は一つの決断を下す。

メディアミックス

TVアニメ

2014年7月から同年9月にかけて櫻井親良監督によるTVアニメ版が東京MXで放送された。キャラクターデザインは岩倉和慶、音楽は山口優、松前公高、永田太郎ら「マニュアル・オブ・エラーズ」が担当している。主なキャストはるるも役を三森すずこ、柴木耕太役を高橋信が務めている。

webラジオ

2014年7月から同年11月まで「三森すずこと遠藤ゆりかのまじもじラジオ」が、隔週金曜日更新でHiBiKi Radio Stationにて配信された。パーソナリティはるるも役の三森すずこと、鯨井棚子役の遠藤ゆりかが務めた。また、第2回には柴木耕太役の高橋信、第5回には先輩役の真島淳司、第7回には沢下真綾役の長妻樹里が、それぞれゲストで登場している。

作家情報

渡辺航は1971年3月9日生まれの長崎県出身の漫画家。1986年、15歳の時に集英社の第22回ホップ☆ステップ賞で佳作を受賞しデビュー。赤塚賞も何度も受賞している。その後、一時は漫画家を諦めて、長崎放送に美術部スタッフとして入社する。しかし、漫画家の夢を諦められずに、1年も経たずに退社。上京して漫画家活動を続け、2007年には代表作の1つとなる『マジカルるるも』が、読み切りとしてスタート。のちに本作『まじもじるるも』の連載が開始された。2015年にはもう1つの代表作である『弱虫ペダル』で、第39回講談社漫画賞少年部門を受賞している。

登場人物・キャラクター

るるも

柴木耕太から地上に呼び出された魔界出身の魔女。感情を表出することが少なく、表情もほとんど変わらない無口な人物。人一倍恥ずかしがり屋で、人前で歌うことができず、また人から親切にされても、素直に感謝の気持ちを表わすことができない。しかし、決して無感動というわけではなく、どちらかというと感情は豊か。外見は中学生に見えるほど幼いが、顔自体は整っており、一般的に「可愛い」と評されている。 欠点は運動神経が鈍いことで、魔女なのにホウキに乗れないことが悩み。さらに、不器用なので、アルバイトを始めても、すぐに失敗を繰り返してクビになってしまう。苦手なものはカエル。

柴木 耕太 (しばき こうた)

るるもを呼び出してしまった普通の男子高校生。「不思議発見クラブ」に所属している。小学生の時にはスカートめくりの名手として名を馳せ、中学では学校一Hな本のライブラリを持つ者と噂される。高校生になってもその本質は変わらず、「エロ大王」の名をほしいままにしている。しかし、女性経験はまったくなく、現在もモテない高校生活を送っている。 「シバ」「しばらく」「ヘンタイシバキ」など、呼び名が数多く存在する。普段はエロいことを考える煩悩だらけの人物だが、実際は女性、老人、子ども、動物などに対して優しく接している。そのため、思いやりの精神も人一倍強く、自分の命を削るとわかっていながら「魔法のチケット」を使用することも多い。

チロ

るるもの使い魔を担当している雌の黒猫。人間の言葉を理解し、自身も快活な関西弁をしゃべるが、逆に猫の言葉は理解できない。また、人間の姿になれる「変身許可証」を使用し、褐色の肌の少女になることができる。その際の運動能力は非常に高く、柴木耕太の学校では、運動部から引っ張りだこになったほど。もともと魔界では家柄が悪く、帰る家もない身分の低い存在だったが、るるもと出会い、自分の使い魔になることを提案されて現在に至る。 そのため、るるもにはかなり感謝しており、慕っている。

ハルリリ

るるもと同じ魔女。るるもとは異なってかなり出来が良い魔女。連続100回の業務成功者に与えられる「代償回収免除チケット」を持っている。るるもは魔界にある魔法学校の同級生で、初めてできた友達。そのためるるもに対して思い入れが強く、普段から彼女の動向を気にかけている。また、魔界からさまざまなアイテムをるるもへ送りつけており、そのアイテムがもとで騒動になることが多い。 実質はトラブルメーカーとなっている。

ミミ

ハルリリの使い魔を担当している雌の黒猫。チロ同様人間の言葉を理解したり、猫の姿から人の姿に変身することができる。一方でフレンドリーなチロと比べると、性格・頭ともに堅い。「魔法のチケット」を使い切ると死んでしまうのにも関わらず、文字通り身を削ってるるもを思いやる柴木耕太に対して、最初は理解を示せないでいた。 しかし、耕太と関わるうちに、耕太の人間性に惹かれて好意を持つようになった。

西野 (にしの)

柴木耕太と同じ高校に通う男子。サッカー部に所属している。先輩から「男子更衣室にある使用不可のロッカーが、実は女子ロッカーにつながっている」という噂を耕太に教え、2人で確かめに行った。普段も耕太のエロ仲間で、エロ本の貸し借りなどをしている。妹萌えで、るるもの見た目は、正に理想の妹として評価している。

桜井 (さくらい)

柴木耕太と同じ高校に通う男子。耕太と西野の友人で、可愛い顔でいつも笑っているため、「スマイルディープ」の異名を持っている。また、耕太の友人の中では唯一女性には困っておらず、スケジュール帳は、多くの女子と遊ぶ予定でギッシリ埋まっている。

先輩 (せんぱい)

柴木耕太と同じ高校に通う男子。「不思議発見クラブ」の部長を務めている。不思議なことやオカルトに対する知的探求心が非常に強く、不思議なことを究明するためには何でもする人物。しかし、女子や色恋沙汰などにはまったく興味はない。夢は未だに非公式の「不思議発見クラブ」を、公式なクラブに昇格させること。他のメンバーからは、その夢を「小さい夢」と言われている。

福助 豆男 (ふくすけ まめお)

柴木耕太と同じ高校に通う男子。「不思議発見クラブ」の部員の1人。小太りな外見で、いつも好物の肉まんを食べている。性格は慎重かつ怖がりの小心者。「不思議発見クラブ」の活動で廃工場に侵入した際には、しきりに帰りたがっていた。

鯨井 棚子 (くじらい たなこ)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。耕太の1つ下の後輩で、「不思議発見クラブ」に新しく入部した唯一の人物。頭脳明晰、成績優秀、運動神経抜群で、優しくて明朗闊達という完璧な人物。耕太が作成した「新1年生女子どんだけカワイイかランキング」の中で、堂々の第1位に輝いている。実は先輩のことが好きで、猛アタックをしていたが断られていた。 しかし、それでも諦めきれずに、先輩のいる「不思議発見クラブ」に所属した、という経緯がある。

井上 澄子 (いのうえ すみこ)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。風紀委員会に所属している。耕太とは小学校から同じで腐れ縁。風紀委員会の中でも最も精力的に活動しており、風紀委員会のリーダー格として、学校の風紀を守っている。特に煩悩だらけでエロい行動に走る耕太を目の敵にして、何かと衝突している。

下村 雅子 (しもむら まさこ)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。風紀委員会に所属している。クラスでは委員長を務めている。風紀委員会の中ではおとなしく、発言回数も少ない地味な人物。実はオタク趣味があり、特にコスプレに至っては、自作で衣装を作るほどの熱心さで、双音ミコのことが好き。しかし、周囲には真面目な人間で通しており、その趣味を隠し続けている。

泉 強子 (いずみ きょうこ)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。風紀委員会に所属している。力自慢で、風紀を乱す者に対して、容赦なく鉄拳制裁を加える役割を担っている。その腕力は女子離れしており、耕太が殴られた時は、その衝撃で宙を舞ったほど。他校にもその名は轟いており、不良たちの間ではちょっとした有名人となっている。

沢下 真綾 (さわした まあや)

柴木耕太と同じ高校に通う美少女。学校一の巨乳と噂されている。仕事の関係でイギリスに行った姉から買ってもらったブラジャーを、学校でなくしてしまった。ノーブラで過ごしていたところを、耕太の魔法の力によって助けてもらったことがある。ただし、沢下真綾本人は、耕太に助けられたことに気が付いていない。アルバイトをして購入した赤色の自転車がお気に入り。

三田 (みた)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。クラスでは保健係を務めており、病気や体調の悪い生徒を、保健室に連れて行く役割を担っている。性格はちょっと男勝りでサバサバしているが、決して冷たいわけではなく、誰とでも分け隔てなく優しく接する。そのため、クラスでは男子との会話率が高いことで有名。

森野 伊鈴 (もりの いすず)

柴木耕太と同じ高校に通う女子。鯨井棚子のクラスに転校して来た人物。町はずれの廃工場に幽閉されている魔女を探している。人のオーラの色や形を見ることのできる特殊能力を持っており、そのオーラの感じ方で、どのような人間か見分けることができる。

柴木耕太の母 (しばきこうたのはは)

柴木耕太の母親。鋭い観察眼を持つ。耕太がるるもから「鳥葬」をされて怪我をした時には、「崖から落ちた」と嘘の説明をされても、「鳥についばまれたようだ」と、事実を言い当てた。また、怒ると目に光がなくなり、息子の耕太ですら「何考えているか読めない」として恐れている。苦手なものはお酒で、少しでも飲むと、すぐに眠ってしまう。

柴木 誠太郎 (しばき せいたろう)

柴木耕太の小学生の弟。心優しい少年で、誰にでもいつでも優しく接してくれる。同級生女子の間でも「いつもつぶらな瞳で親切」という高い評価を得ている。そのため、兄の耕太とは異なり、女子に非常にモテている。

マ・リース・ラ・リリス (まりーすらりりす)

元魔女で、森野伊鈴の祖母。年齢は818歳だが、柴木耕太が伊鈴の姉と勘違いするほどに見た目が若い。人間と恋に落ち、魔界の規則を破って地上で生活していた。しかし、地上に長くいたため、代償として地上の人間の寿命に支配されるようになり、死期が近づいている。

飯田 (いいだ)

元刑事の婦警。るるもの正体を魔女と疑っている。抜群のプロポーションを持ち、特に胸のサイズは、沢下真綾と比べても「完全に上回っている」と柴木耕太に評されるほど。運転が苦手で、既にパトカーを事故で潰している。また、その際にアクセルとブレーキの踏み間違いで電柱に衝突しており、アクセルとブレーキが隣同士であることに不満を抱いていた。

ジケン

ダンボールに入れて捨てられていた子猫。柴木耕太が拾ってきた。名付け親はるるもで、由来は耕太がるるもに貸したミステリー小説の題名から。よく落とし物に気が付き、耕太の「魔法のチケット」や他の生徒が落とした生徒手帳などが落ちていることを、耕太に教えてくれる賢い猫。

猪子 (ちよこ)

柴木誠太郎の同級生の女子小学生。誠太郎に好意を持っており、バレンタインデーには、学校を休んでいた誠太郎の家まで行き、わざわざチョコを渡そうとしていた。誠太郎がモテるのを快く思っていない柴木耕太の妨害にあっても決してめげることなく、チョコを渡そうとしたガッツある人物。運動神経が良く、学校の科目では体育が得意で成績は5A。

小港 映里 (こみなと はえり)

柴木誠太郎の家庭教師を務める巨乳の女子大生。大学では教育学を学んでおり、人に勉強を教えることが得意。誠太郎だけではなく、柴木耕太と猪子の勉強も一緒に見てくれた面倒見のいい人物。耕太はその巨乳を目当てに、誠太郎になりきろうとするなど少々無理のある行動に出ていた。

シズ

九州に住む老婆。たまの飼い主。過去に猫岳へ修行に出たまましばらく戻らなかったたまを探し歩いたため、現在は視力を失っている。結婚していたが、既に夫は亡くなっている。料理の腕はチロがうなるほど上手い。

たま

九州に住む雄猫。猫岳で修行を積んだ猫で、その修行の結果、長い寿命と人間の姿を借りる術を体得している。小さな頃にシズに拾われて大事にされた恩があり、シズの幸せのためなら命を捨てる覚悟すらある。寡黙で表情を変えないため、つかみどころがない。チロいわく「暗くて女子にモテない」。

双音 ミコ (そうね みこ)

アニメに登場する人気の女性キャラクター。音を奏でる能力を持つ「こえだま」をなくしたために旅に出ている。音の出るディスクに歌を吹き込むために頑張っている。コスプレイベントでは、オンリーイベントが開かれるほどに人気があり、多くのファンを獲得している。

ブラドクルバローニ

魔女が規則を破ったら罰を与える魔界の存在。別名「刑の番人」。非常に巨大な体躯と威圧感を持つ巨大ロボットのような風体で、体の中心には時間を計る時計が埋め込まれている。魔女が何らかの規則を破った時点でカウントダウンが開始され、時計の針がゼロになったら刑が執行されることになっている。これまでるるもに、牢獄に60年間閉じ込めた刑を執行したことがある。

夜廻蟲 (ないるぶるあ)

魔界に存在する建物に寄生する危険生物。建物の周辺にいる生物の生体エネルギーを食べて成長する。魔界から降りて来て柴木耕太の学校に寄生し、中にいる生徒や教師の生体エネルギーを食べようとしていた。また、基本的には夜しか活動できないが、成長すると、時空を歪めて夜のような空間を自分で作り出し、いつでも行動することが可能になる。

集団・組織

不思議発見クラブ (ふしぎはっけんくらぶ)

柴木耕太が所属しているオカルト関係のクラブ。部長は先輩が務めている。しかし、正式なクラブとしては認められていないため、先輩は、世界が驚く成果を文化祭で発表することにより、正式にクラブに昇格させることを目論んでいる。

場所

魔界 (まかい)

魔女が多く存在する場所で、人間が暮らす地上界とは異なる場所。るるもいわく「厳しい」場所で、魔界にいる魔女はさまざまな厳しい規約によって縛られている。この世界では、魔女と一般市民である平民とに分かれている。魔女の数は少なく、魔界の治安維持などの任に就いている。

猫岳 (ねこだけ)

強い怨念を持った猫が修行を積む場所。永い寿命や人間の姿を借りる術を体得できる。全国に残る化け猫や猫又の伝説のもととなっているもので、そこで修行した猫は2つに分かれた尾を持つことになる。たまはここで修行を積み、男性の人間になる術を体得している。

尾々神村 (おおかみむら)

山深い場所にある村。古くから日本オオカミの目撃情報がある。村のはずれには小さな祠があり、その祠の裏に湧き出る泉「尾々水」を口にしたものは、オオカミになるという伝説がある。また、混浴のある温泉でも有名な場所となっている。

イベント・出来事

西華祭 (せいかさい)

柴木耕太の高校で行われる文化祭。耕太のクラスでは、耕太の発案により「ホストクラブ」を催した。ホストとなる男子生徒の写真を張り出して指名を取るなど、かなり本格的なつくりになっていた。しかし、耕太自身は最終的にるるもに指名されるまで指名ゼロのクラスで、一番不人気のホストだった。

高校生バンド天国 (こうこうせいばんどてんごく)

高校生限定のバンド大会。鯨井棚子が「不思議発見クラブ」の知名度を上げるために出場を勧めた。番組は深夜に放送されており、三次審査まで残ればTVに出ることもできる。しかし、「不思議発見クラブ」の男子部員は楽器ができなかったため、代わりに、ギターは沢下真綾、ベースは井上澄子、ドラムは泉強子、キーボードは棚子、ボーカルはるるもが務めたガールズバンドが出場した。

その他キーワード

移動 (でいめる)

自分や物体などを移動させる魔法。るるもは、主に自分を移動させるために使用していた。また、連続使用も可能で、戦闘による相手の攻撃を瞬時にかわすことも可能。るるもは運動神経のなさを、この魔法によりカバーしている。

集合 (らまいる)

対象となる物体やものを集める魔法。生物にも応用可能。鳥を使用して生きたまま相手の身体をついばんで殺す「鳥葬」の説明をした際、るるもはこの魔法を使って烏の大群を呼び寄せ、柴木耕太を脅していた。

透過 (りみるす)

姿を透明にして自身を周りから見えなくする魔法。しかし、これを持続させるには、柴木耕太にるるもが常時触れている必要がある。その際に、衣服などその人が身に着けているものにさえ触れていれば、対象を透明にすることが可能。

正装 (ぱるたす)

自分の姿を、どのような状態からも魔女の正装着に着替えることのできる魔法。帽子、マント、杖のセットである。るるもが他の魔法の力を発動するには、この正装着になる必要がある。そのため、魔法を使う前に使用する魔法。

改竄 (あるべる)

人の記憶を改竄する魔法。柴木耕太の家にるるもを居候させる際に、柴木耕太の母に見つかるとまずいため、チロがこの魔法を使用して、「るるもを妹ということにすればいい」と提案していた。しかし、「魔法のチケット」を浪費するとして、耕太に止められた。

飛翔 (らだい)

空を自由自在に飛び回る魔法。毎年、春先に力が抜けて微熱が出てしまい、魔力の制御がきかなくなってしまうるるもが、自身の魔力の暴走を止め、魔力を使い切るために使用した。これは対象者だけでなく、手を触れた人物も同時に浮遊させることができ、柴木耕太も空中散歩を楽しんだ。

浮上 (ばるとす)

自分や他人を浮かすことができる魔法。飛翔とは異なり、相手に触れなくても、その対象を浮かすことができる。そのため、高いところから落下中の人物の人命救助をする際に、使用することもできる。

時間停止魔法 (ばすど)

魔方陣内の時間を停止させる魔法。魔方陣外にいる人間にも影響があり、魔方陣に近づけば近づくほど、時間は停止に近づいて、動きが遅く流れる。また、魔方陣内に入ってしまって暫くすると、完全停止してしまう。長く停止した状態では生命活動すらも停止し、死に至る。

魔法のチケット (まほうのちけっと)

るるもの魔法が使えるようになる緋色のチケット。柴木耕太がもらったもので、666枚綴りになっている。耕太の強い想いが通じることにより、魔法が発動するようになっている。しかし、この666枚のチケットがすべて消費されてしまうと、耕太の命も同時に尽きることとなっている。

代償回収免除チケット (だいしょうかいしゅうめんじょちけっと)

ハルリリが、連続100回の業務成功の報酬に与えられたもの。使用者の命を削って魔法を使用するという「魔法のチケット」とは異なり、ノーリスクで自由に地上で魔法を使うことができるプレミアムチケット。

絶対腕輪陣鎖輪 (ぜったいうでわとらすとす)

大小いくつもの魔方陣を組み合わせて作られている腕輪。2つで一組となっており、お互いがお互いを引き寄せ合い、つなぎ留める手錠のような仕組みになっている。魔界においては、罪人をつなぎ留める時に使用される。

不幸のメガネ (ふこうのめがね)

メガネをかけた人物に、とんでもない不幸がふりかかる仕組みになっている。実際はメガネをかけた周囲の人物まで影響が及ぶこともある。また、このメガネをかけた本人以外の人間の手を借りないと、メガネは外せない。

伝説の水着 (でんせつのみずぎ)

古に伝わる至宝の衣。それを着たものはたちどころに性格が豹変し、別人格になると言われている。いつもは浜辺の神社に奉納されている。見た目は普通のスクール水着。るるもが着用してしまい、柴木耕太に迫る事態となった。しかし、すんでのところで正装を使用したことにより、水着が脱がされて事なきを得た。

JOSHI NOTE (じょしのーと)

柴木耕太が持っているノート。「新1年生女子どんだけカワイイかランキング」が記されている。このノートは男子だけの秘密とされており、「借りたものは3日以内に返却すること」「万一風紀委員会に見つかった場合は、中身を見られないように焼却処分すること」などのルールが存在する。

魔女 (まじょ)

人間とは異なる世界である魔界にいる存在。るるもやハルリリたちが該当する。人間にはない魔法を使うための魔力と長い命を得ているが、さまざまな規則によって縛られている。その1つに、魔女は地上界から呼ばれないと地上に降りてはいけない、というルールがあり、破ると罰が下されることとなる。

シバキ・エロライブラリー (しばきえろらいぶらりー)

柴木耕太が中学時代からやっているお宝保存業務。全校生徒男子が諸事情で家に置けないエロ本やエロDVDなどを、代わりに保存するというもの。これらは「共有財産」として貸し出しも行われている。ロリからセクシー、水着から和服まで、そのコレクションの数は膨大。

欲望顔 (べるとす)

魔界で流行している流行り病。ごくまれに地上の人間にもかかることがあり、柴木耕太もかかってしまった。体の一部に人面のようなできものができて、それが意志を持って欲望のままに行動する。耕太の場合はエロい欲望が爆発してしまうもので、同じ学校の女子生徒に対して卑猥な言葉を発したり、スカートめくりなどをするなどの症状が出ていた。

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