まんだら屋の良太

まんだら屋の良太

北九州市の山間部にある九鬼谷温泉を舞台に、温泉宿まんだら屋の息子大山良太を中心とした人々の日々を描く艶笑人生漫画。第10回漫画協会賞受賞作品。

正式名称
まんだら屋の良太
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
徳間コミック文庫(徳間書店) / マンサン Qコミックス(実業之日本社)
巻数
全8巻完結
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概要・あらすじ

北九州市の山間部にある九鬼谷温泉の温泉宿まんだら屋の息子大山良太と夕月荘の秋川月子は幼馴染み。性欲旺盛、天真爛漫な良太は今日も月子の尻を追い回す。そんなふたりを始めとする九鬼谷温泉の人々は、猥雑で活力に満ちた日々をたくましく生きていく。

登場人物・キャラクター

大山 良太 (おおやま りょうた)

九鬼谷温泉の老舗温泉宿まんだら屋の息子。小倉城南高校3年生。いがぐり頭に団子っ鼻で堂々たる体格の持ち主。性欲旺盛、天真爛漫の酒好き、女好きの高校生で九鬼谷温泉や小倉で様々な騒動を巻き起こす。その一方、日々のんびり過ごしているようで、案外家業をまめに手伝う働き者でもある。 だが、九鬼谷温泉にひとたび問題が起これば、身を挺して立ち上がる男気も有している。幼馴染の秋川月子に常に言い寄っている。

秋川 月子

九鬼谷温泉の老舗温泉宿夕月荘のひとり娘。大山良太の幼なじみで小倉城南高校の同級生。下ネタを嫌う優等生で、融通がきかない面もあるが、案外打算的な部分を見せることもある。困った人を見ると見捨てておけない性分でもある。黒髪のショートカットですっきりとした顔立ち。良太にいつも言い寄られて、そのたびに袖にしているが、基本的には好意を抱いている。 文学少女であり、小倉城南高校では文芸部の部長をしている。九鬼谷通信社の中心人物でもある。

お役者 晴司 (おやくしゃ せいじ)

九鬼谷温泉を縄張りとする露天商天狗屋七代目の頭(かしら)。40代男性。九州最大の広域暴力団組織仲良会を向うに回して一歩も引かない武闘派であるが、冗談をよく口にする柔らかな面も持つ。剣の達人で仁侠の世界では名が売れた有名人だが、自分の流血に弱く、血を流すと気絶する弱点がある。 縮れた髪に大きな前歯が目立つ面持。全身に刺青があり、背中に役者絵の刺青が入っている。好色でいつも女性に声をかけて歩いている。

石田 鉄雄 (いしだ てつお)

小倉城南高校三年生。大山良太とコンビを組む高校の悪友。小倉繁華街の酒屋石田酒店の息子。良太との縁で度々九鬼谷温泉に泊まりに来る。女好きでよくナンパしている。九鬼谷温泉の喜多本久美子とゆるい形で付き合っている。

喜多本 久美子 (きたもと くみこ)

大山良太、秋川月子の幼馴染。九鬼谷温泉の饅頭屋喜多本の一人娘。三郎丸女学院高等部3年生。早熟で尻軽な印象だが、石田鉄夫と関係を持つまで処女だった。一応、石田鉄夫とつきあっている形だが、けっこう浮気を繰り返している。

百合奴 (ゆりやっこ)

九鬼谷温泉一の売れっ子芸者。30代の着物の似合う美女。様々な男と苦労した後、幼馴染の脚本家野島英一と結婚する。英一に惚れ込んでいるが、新婚当初から東京と二重生活をする夫に欲求不満を抱きがちで、夫婦喧嘩も絶えない。姉御肌で面倒見がよく、芸者となった直美を家に同居させている。 登場当初は、しとやかな美女として描かれていたが、連載が続くにつれ、熟れ盛りのオバさんとして扱われることが多くなっていった。

野島 英一 (のじま えいいち)

脚本家で作家。眼鏡に無精ひげの文学青年然とした面持ちの30代男性。当初は自称5流ライターで脚本家としてパッとしない存在だったが、百合奴と付き合うようになって書いたドラマ「湯の町芸者」がヒットし、売れっ子となる。後、百合奴と結婚し、東京と九鬼谷温泉を行き来する生活を始めた。 実家は九鬼谷温泉の水道工事業・野島設備。百合奴とは幼馴染の同級生であった。

直美 (なおみ)

大山良太、秋川月子の幼馴染。九鬼谷温泉の住人。両親がおらず、叔父に養われていたが、性的な暴行を受けそうになり家を飛び出し、芸者となった。身持ちのゆるいところがあり、一時生活も乱れていたが、先輩芸者の百合奴の家に同居するようになってそれなりに落ち着いた。幼馴染の鳴海弦とは互いに意識する存在。 しかし、なかなか素直になれず、男関係も乱れがち。後、芸者をやめて福岡で広告関係の仕事に就くようになる。

大山 ヨネ (おおやま よね)

大山良太の母親で息子そっくりの顔をしている。九鬼谷温泉の老舗旅館「☆まんだら屋」の女将で経営者。婿であった夫に先立たれ、女手ひとつでまんだら屋を切り盛りしている。温泉旅館組合の幹部で、従業員の面倒見もよく、九鬼谷温泉の多くの人々に慕われている。

(まさ)

露天商天狗屋七代目のナンバー3。頭・お役者晴司の側近。お人好しだが、もめ事をまとめることがうまく、下の者から慕われている。普段から気弱な言動が多く、頼りなさげにも見えるが、他の組織との抗争のおりには肝の据わったところを見せる。ほれっぽい性格で、訳ありの美女としばしばうまくいきそうになるが、必ず何らかの事情でうまくいかなくなる。

桜木 春助 (さくらぎ はるすけ)

九鬼谷温泉の土産物屋コケシ堂の主人。絵に描いたようなコケシ顔の初老の男。もともとは九鬼谷温泉一のエロ事師で、ブルーフィルムの上映会などを仕切っていた。しかし、娘や孫娘と同居することになりエロ事師は引退した。しかし引退後も、その道の関係者との騒動に巻き込まれることが多い。 お笑いに関する造詣も深く、大衆演劇のシナリオも書いている。

鳴海 弦 (なるみ げん)

大山良太の幼馴染。九鬼谷温泉のせんべい屋の息子。高校3年生。優等生で、九鬼谷温泉の若者の中では際立って真面目な存在。将来はカメラマンを目指している。直美のことが好きでいつも気にかけている。

白鳥 翼 (しらとり つばさ)

小倉城南高校1年生。大山良太や秋川月子の後輩。月子が部長をしている文芸部に所属している。純真な美少女だが、何故か大山良太に恋慕し、頻繁に九鬼谷温泉にやってくる。

場所

九鬼谷温泉 (くきだにおんせん)

北九州市小倉近郊の山の中にあるという設定の架空の温泉郷。大山良太を初めとする個性的な住民が跋扈する性的におおらかな歓楽街でもある。九匹の鬼を封印したという伝説を持つ。かなり規模の大きな温泉郷で、季節を通して様々な催し物や祭りがある。日本古くからの風習やしきたりが色濃く残っており、鬼や河童、化けタヌキなども闇にまぎれて跋扈する霊的な地域でもある。

まんだら屋 (まんだらや)

『まんだら屋の良太』の舞台となる温泉旅館。大山良太の実家。九鬼谷温泉でも有数の老舗旅館で、規模も最大級。いくつもの風呂と露天風呂があり、大規模な宴会場もある。良太の母親大山イネが、女将で経営者。宿屋の中に九鬼谷の守護神「お狸様」を祭った祠がある。

書誌情報

まんだら屋の良太 全8巻 徳間書店〈徳間コミック文庫〉 完結

第1巻

(1996年1月発行、 978-4199020506)

第2巻

(1996年2月発行、 978-4199020520)

第3巻

(1996年3月発行、 978-4199020537)

第4巻

(1996年5月発行、 978-4199020551)

第5巻

(1996年7月発行、 978-4199020575)

第6巻

(1996年9月発行、 978-4199020599)

第7巻

(1996年11月発行、 978-4199020612)

第8巻

(1997年1月発行、 978-4199020636)

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