概要・あらすじ
ある日、浅生琴子が大林に他愛のないメールを送ろうとしたところ、メールが迷子になってしまう。迷子メールとしてコトノハノクニにたどり着いた琴子のメールは、他の文章に混ざってコトノハノクニの住人、めーに届いていた。めーは改めて迷子メールを大林に届けると申し出るが、琴子はそれを拒否するのだった。
登場人物・キャラクター
浅生 琴子 (あそう ことこ)
大林のことが好きな女子生徒。大林にメールを送ろうと思い立ったが、そのメールは迷子メールになり、めーのところに届いてしまう。浅生琴子は別にめーのことを嫌ったわけではなかったが、照れ隠しからそのメールは送りたくないとめーに伝えてしまう。
大林 (おおばやし)
硬派な男子生徒で、女の子にはモテモテ。だが本人は、浅生琴子のことが気になっている。琴子に何でもいいからメールして欲しいと頼み、催促している。
めー
コトノハノクニの住人で、迷子のメールや手紙を届けることを生業にしている羊の耳の付いた女の子。浅生琴子に対して接触を試み、琴子のメールを正しい相手に送ろうとするもそれを拒否され、琴子をコトノハノクニに連れ込む。ちなみに営業時間は夜12時まで。
場所
コトノハノクニ
降ってきたコトダマを整理する場所でもある。めーもここに住んでいる。コトノハノクニでは念や言葉が力を持ち、念じれば大抵のことは実現する。例えば、怪我を治したいと思えば、「治れ」と念じるだけで治る。
その他キーワード
コトダマ
浅生琴子たちのいる現実世界からやってくる、手紙やメールのことを総称してそう呼ぶ。おしゃべりも含まれるため、毎日たくさんのコトダマが降ってくる。誰かが誰かに伝えたいと思っている「キモチ」と同義。
ワルイキモチ
迷子になってしまった、自分の悪いキモチや悪口のこと。ワルイキモチを食べるヤギがおり、大事にされている。