概要・あらすじ
阿素湖素子は快楽を追求して、毎日を気ままに過ごしている。養子にした身寄りのない小学生進也に生活態度を叱られながらも、いつしか時空をも超えていく。
登場人物・キャラクター
阿素湖 素子
当初は看護士だったが、思いつきで職を転々とし、次第に時空を超えるようになる。性欲、金銭欲、食欲に正直。三重婚で3人の夫を持ったり、宇宙人の子を産んだり、神や悪魔を相手にしたりと、その性欲は限界を知らない。
進也
両親が祖父、祖母と駆け落ちした、天涯孤独の少年。阿素湖素子に養子としてひきとられたが、理性的なしっかり者でむしろ世話をやいている。阿素湖素子を「おねーちゃん」と呼ぶ。
吉田
進也の小学校の担任。メガネをかけた細身の人物で、阿素湖素子に関わって不幸になる。阿素湖素子に数回強チンされ、その度に小さいと不満を言われる。妻に阿素湖素子の行為を目撃され、実家に帰られてしまった。
棟工事建増
阿素湖素子の第1夫で、顔と家柄担当のサラリーマン。阿素湖素子を清純な女性と思って結婚したが、第2夫の銭猛毛、氏名不詳の第3夫の存在を知っても結婚生活を続けた。
銭猛毛
阿素湖素子の第2夫で、財産担当の老人。不能だったが阿素湖素子により完治。実は阿素湖素子の計画ではすぐに殺されるはずだった。
アグネス
作者の吾妻ひでおが大ファンだった、当時はアイドルのアグネス・チャンをモデルにしている。他の登場人物たちと変わらない扱いをされる。アグネス以外にも林寛子をモデルにした寛子、榊原郁恵をモデルにしたイクエなども登場している。
姑
阿素湖素子の第1夫の母。阿素湖素子を新妻として厳しく鍛えようとする老女。阿素湖素子の非常識をものともせず、家事をさせる。第2夫、第3夫との同居にも順応し、家族全員での入浴にもつきあう。
阿素湖 みどり
阿素湖素子の娘で中学生。1話のみ主人公として登場。グレてやろうと売春を計画するが失敗する。
場所
大泉学園高校
阿素湖素子が教師として入り込んだ高校。授業そっちのけでやりたい放題の阿素湖素子をそのまま放置している理由は不明。
書誌情報
やけくそ天使 全2巻 秋田書店〈プレイコミック・シリーズ スペシャル〉 完結
第1巻
(1986年2月発行、 978-4253026079)
第2巻
(1986年4月発行、 978-4253026086)
やけくそ天使 全3巻 秋田書店〈秋田文庫〉 完結
第1巻
(2000年2月発行、 978-4253175500)
第2巻
(2000年4月発行、 978-4253175517)
第3巻
(2000年6月発行、 978-4253175524)